ブログ
春の養生
ブログの更新が滞ってました。
今回は3月ですので春の健康に関してちょっとだけ。
季節の変わり目と云われる時期は気候の変動もあり体調も崩しやすいと云われていますが、特に春は冬の寒い季節から暖かくなってくる季節への変化の時期ですので体調への影響が四季の中では一番あるとのことです。
そりゃ寒暖差は大きいし、晴れたり雨が降ったりを周期的に繰り返すますし、強風が吹いたりと目まぐるしいですもんね。
自然界の中に存在する人間が全く何の影響も受けないとは、ちと考えにくいのではないでしょうか?
そういう訳で春は気候の変動による影響も強く、また社会的要因で卒業、入学入社、移動や引っ越しなどの影響も人によっては関与してきますでしょう。
身心のリズムや生活リズムが乱れやすくなると思われますね。
今までは現代医学では天候や季節の影響に関してあまり語られることはありませんでしたが、昨今は天気痛や気象病などの影響が説明されるようになったことはちょっとした変化なのではないでしょうか?
もともと東洋医学などは天候や季節の影響が身心に影響を及ぼすことについて先んじていましたからね。
という訳で少し東洋医学的観点からの知恵をお借りしましてお話します。
東洋医学では春は「肝(かん)」の季節と云われています(肝臓ではありませんよ)。
季節によって「肺」「腎」などの五臓と云われるものに対応していると云う概念です。
現代医学とは観点が違い、独特な表現なのでちょっとわかりにくいかも?しれませんね。
で「肝」ですが簡単に言いますと血(けつ、と読みます)を蓄える、血行に影響するという感じでしょうか。
またホルモンなどにも影響し感情を司る。
解毒作用、新陳代謝に影響などと云った具合です。
なんか良くわからんw.ですかね。
そしてその「肝」ですが、春になると冬の間に蓄積された老廃物などを解毒、排出する為に活発に動く為に疲弊しやすいとか。
また春の暖かい陽の影響で血(けつ)が上昇しやすくなり、それが滞ると上半身に症状が出やすい(特に頚から上だそうです)。
また「肝」は筋肉や眼なども影響を及ぼすそうです。
以上、小難しい話で申し訳ありませんでしたがまとめますと。
【東洋医学的観点から春に起きやすい症状】として
感情の不安定、イライラ、自律神経の乱れ、不眠、めまい、ふらつき、頭痛、肩こり、ギックリ腰、寝違え。
目やに、眼の充血、目やに、眼精疲労、消化不良、お腹の張り、下痢、腹痛など…だそうです。
【春の過ごし方】
個々の症状に関しては置いておきましてですね、どのような感じで過ごすのが身体にあっているか…ご説明をしますね。
「活動と休息のメリハリをつけながらどちらも積極的に」です。
暖かくなってくると人間も動物ですから活動的になりやすいじゃないですか。
ちょっとでも外に出て日光を浴びる、外出を楽しむ、運動やレジャーなどを行う、何かにチャレンジしてみる…などなど。
普段、特別運動をされない方でも例えばエスカレーターやエレベーターを利用しないで階段を使うとか電車でも立っている時間を増やす、通勤通学や買い物の時など少しでも歩く距離を増やすなど工夫して頂きたいですね。
活動的になるのは大事なんですがその分しっかり休息も必須です。
夜更かしばかりしないで睡眠時間を確保する、仕事などの合間に息抜きの時間をちょっとでも入れるなどONとOFFのメリハリ、バランス大事です。
最後に「肝」を養う味覚という概念が東洋医学にはあるようでして「酸味と苦み」が良いとのことです。
食材として山菜、タケノコ、春菊、小松菜、ほうれん草、大根、わさび、生姜、玉ねぎ、シソ、イカやタコ(タウリンが含まれているためかな)
柑橘類フルーツ、梅干しなど…ちょっと食卓に添えるのもよろしいかもですね。
最後に付け加えますと春は新陳代謝が高まる時期なのでダイエットを始めるにも適している?そうですよ、はい。