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ギックリ腰5
ギックリ腰ネタも第5弾になりました。
近年では、ギックリ腰になっても安静にしているより出来る範囲で動いた方が早く改善されると言われるようになりました。
が、しかし大事なのは無理なく、出来ることを、と言うことです。
中腰姿勢は辛いので避けたほうが良いですし、立ちっぱなしも座りっぱなしも腰に負担がかかるので時々、立ったり座ったりする。
歩いて移動が可能なら(職場でも家庭でも)出来る範囲+α位に歩いてみるとか。
もしコルセットを持っているなら使った方が楽ですよ(コルセットはこういう場合の為の物です。慢性の人向けではありません)
★もっと痛みが強くて動くのが辛い場合
数日は安静が大事です。
しかしトイレに行かなきゃ。そうですよね。この場合ですけど四つ這いであまり痛みが出ないか試して下さい。
スミマセン、便器に座ったりする時立つのは痛いですけど。
四つ這いは腰に負担が少ないし、腰の調整にもなるんです。
もし可能なら部屋の中を短距離でよいので四つ這いで右回り、左回りを2周り位してみてどちらに回るのが回りやすい気がするか試してみて下さい。
微差と思います。
ご自分の感覚で結構です。
そして部屋の中を2~3周位、回りやすい方だけ這い這いしてみて下さい。
1日に何回か試して頂くとよろしいかと。
あとベッドの横たわったままでよいので、蒸しタオルなどでお腹(へそとその少し下辺り)を1日数回温めるのも良いですね。
上記の四つ這い運動が面倒でも、ただ何もせず石みたいに動かないのはもったいない。
指先や手首、肘、肩、足の指や足首、膝など動かしても痛みが響かない場所は1日に何度か動かしてみては。
末端を動かすと連動して体幹にも影響を与えられます。
筋肉がほぐれ血行にも影響を与えます。
回復期間が全く何もしない時より早まりますよ。
第4弾で紹介した薬を飲みながらやられるとよろしいかと。
そして痛みも少し落ち着き動けるようになったら施術をお勧めします。
まぁ、完治してしまったら大丈夫ですけど。
ちょっと長くなりましたがギックリ腰ネタは今回で一旦しめます。
ギックリ腰4
ギックリ腰第4弾となります。
【注意!】何かをきっかけにギックリ腰をやり、すぐに強い痛みが出ていないから「大した事ないでしょ」なんて油断しないで下さいよ。
数時間たってから痛みが激痛になり動くのが困難になることもありますし、大丈夫と思って普通に動いていたら悪化させることもあります。
特に2~3日は注意して下さい。
まぁ、ギックリ腰にも程度というものが当然あります。
動くと痛むけどなんとか日常生活(仕事や家庭生活)をこなせるとか、我慢しながらコルセットをつけながらなんとかやってるとか。
歩くと痛むので身体が前かがみになっているとか。
わたしのギックリ初体験みたいに床から立ち上がるのに、ものにつかまり何分も掛けてやっと、仕事など無理~など。
痛めたばかりで痛みのピークの時期から徐々に痛みが薄らぎ回復過程にあるなど、時期によっても変わりますね。
★ピークが過ぎ、痛みの回復途中にあるとか、痛むけど日常生活はこなせる場合など。
~ぜひ施術を受けていただきたいですね。完治が早まりますし、慢性化させない為にも有効です。
そして普段の生活をルーティーンのようにこなして下さい。
つまり完治まではいつもと違うことをしない。質、量とも負荷をかけすぎ無いことです。
★動くのがホントつらい。なんも出来ない。まだやったばかりで痛みのピーク。
このような場合、無理に動くと(痛くて出来ませんけどね)厳しいので、消炎鎮痛剤を使いましょう。
お勧めは以前も日記に書きましたが、アセトアミノフェン製剤で市販薬なら「タイレノール」(商品名)がお勧め。
もし出来ればこれに追加して漢方薬の芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)←普通にドラッグストアに売ってます。
お医者さんでもこむら返りがよく起きる患者さんに処方します。筋肉などの痙攣する痛みに効果がみられる薬です。
この2つの薬を一緒に併せて約3日~5日位(長くても1週間以内迄で止めます)服用します。
痛みが少し落ち着き、ちょっとずつ動けるようになったらもう必要ありませんし、無駄に長く服用してはいけませんね。
〈注意〉「薬剤アレルギーのある方や普段から疾患のある方で薬を多く服用されている方は鎮痛剤は控えましょう」
また次回に続きます。
ギックリ腰3
ギックリ腰第3弾となります。
ちなみに普通のギックリ腰は事故にでもあったかのように急になったわけでなく、すでに腰に問題をおこす素地が出来ていた、ということです。
そしてあるとき、なにかをきっかけに「痛ぃぃ」と。
完治までの注意点として、
★お酒はやめときましょう(痛みが増幅しやすくなるので、せめて大分良くなるまでは)
★腹八分目以下に食べる(胃腸への負担は回復を遅らせるので)
★睡眠はしっかりとりましょう(疲労を溜めない、また睡眠は身体のリセットです)
★無理しない、腰に負担をかけない(まぁ、やりたくても出来ないかもしれませんが)
普段やらないことはしないとか、量的にも質的にもです。
座っていても腰が気になる場合、椅子の背もたれにクッションをあてるとか、時々立ち上がって歩くなど楽になる方法を工夫して下さいね。
【お風呂に関して】
痛みのピークが過ぎ、お風呂に入りたい気持ちがあって(気持ちが乗らない時は入らない方が良いと思います)、服を脱ぐ、着るの動作や湯舟に入る動作が多少痛くても可能ならば半身浴(みぞおち辺りまで)を正座でつま先を立てる姿勢で10分~15分位入るのがお勧め。
けっこう痛みが楽になります。
~次回に続く~
ギックリ腰2
ギックリ腰の第2弾となります。
さて、ギックリ腰なったらどうしたらよいか?こりゃ困った!
はじめにギックリ腰の定義として、
①なんらかの動作をしてから急に痛みがでたこと。
例えば「物を持ち上げた」「からだを急に捻った」「中腰から立ち上がった」「くしゃみをした」など。
つまり痛み出したきっかけがはっきりしていること。
あの時あれをやってからと言うことです。
②完全に安静にしていればさほど痛みは無く、動いた時だけ強く痛む。
③脚、足の方に痛みや痺れが出ていたり、力が入らないとか尿や便が急に出なくなったとかの異常がないこと。
これらの場合、ヘルニア等の他の疾患がある可能性があるため除外します。
①と②の状態をギックリ腰(急性腰痛症)と考えます。
そして痛みの程度ですが、動くとそれなりに痛むけどなんとか日常生活ならこなせる~ほとんど動くのがつらくて立ったり座ったり、寝返りも困難~全く動けない迄それぞれあると思います。
わたしが経験したひどいギックリは「ほとんど動くのがつらくて〇〇」でした。
ほんと2~3日は特に最悪。
まぁこれは炎症のピークがこれ位だからです。
全く動けない(わたしは我慢してなんとかトイレなどは行けました)のは経験ないですし、あいにくその様な方は見たことがないですね。
骨粗鬆症のある高齢者の方で重度の圧迫骨折や大腿部の骨折とか、重度の椎間板ヘルニアの方はいらっしゃいましたのでギックリ腰以上の問題の方達でした。
もぅトイレも困難で尿瓶、オムツレベルですね。
ですのでこれも除きます。
わたし位のレベルの方までを対象に書いて行きます。
では続きは第3弾にて……。
ギックリ腰1
ギックリ腰ってなったことあります?
わたしは今までの人生の中で3回程やりました。
わたしの体験など語る程のことでは無いですけど、あれは経験者じゃないと分からないですね。
まぁ、なんでもそうですけどね。
初体験は多分37、8才の頃でした。
病院勤務時代で全く動けない患者さんをベットから車いすに載せようようとした時のこと。
突然、背骨に沿って稲妻が走ったような感じ、まさか……これがギックリ腰か……と。
その患者さんの移乗は何度もやっていたので慣れているんですけどねぇ。
まさか自分がギックリなんて考えたこともなかったです。
その日、夕方まではなんとか我慢して勤務出来ましたけど、車で自宅まで戻れたのはいいんですけど降りるのがつらくて。
翌日からは動くのが痛くてつらい。
床から起き上がろうとしたら、這いつくばり物につかまり10分位かかってなんとやっと立てたような。
トイレだけはなんとか必死に!あとは無理。仕事は3~4日位は休んだと思います。
その後、段々と動ける範囲が広がってからご指導頂いている先生に施術を受け完治しましたが。
いや~大変なもんですねぇ~。身に染みてわかりました。
いい経験をさせて頂きました。
2回目はその後10年目位でしたか?他の職場でのこと。
前回ほど大変では無かったので記憶が薄れてしまっているんです。
多分同じようなシチュエーションだったかと?
痛みはありましたけど取り敢えず動ける。
「良かったぁ」。
同僚の人がコルセットを貸してくれまして、付けてみたら、これが楽なこと。
人生初コルセット体験でした。
仕事は休むことなく(この程度では休ませてくれなかったんじゃないかと……)1週間位で完治。
3回目は去年です(令和3年)もう開業してました。
自宅で箱をかたすため持ち上げようとしたら、これが「意外と重かった」油断してました。
骨盤付近に「ピキッ」とした感じの痛みが……。
やってしまったかと……。
まぁでもたいしたことないかと。
その日は予定があり遠出しましたが、なんとかなりました。
翌日からも少し痛みが気になってもやり過ごすことが出来ました。
そして1週間後、整体院で棚の扉を開けようと、ちょっと身体を前に倒したところ「ピキッ」とした痛みが。ギックリでした。
が、おかげさまで酷くはなかったので痛みは多少あっても仕事も休まず1週間位で完治しました。
結論:自分の治療はなかなか出来ません。
しかもあんまりやる気にもならない。
自分が味わい人の痛みを知るですね。