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磁石の力か??
先日、新聞を読んでいてびっくり。
なんと「磁気ネックレス」の広告記事が!
しかも、お値段もお高め。
血行を改善して、肩こりや頚の痛みを和らげるとの触れ込み。
むかしの話しですが、やはり磁気ネックレスがブーム?になっていた時があったと記憶しています。
ですが効果が無いので、廃れたと思っていたのですが…。
現代に復活していたんですね。
で、検索してみると?
いやいや、なんと沢山の商品が販売されているではないですか!
値段も手頃で安価なものから高価なものまで…。
そういえば、当院にお越しになった患者さんもお持ちだった方がいらっしゃったのを思い出しました。
知らなかったのはワタシだけか??
だいたい効能に関しては同じような感じですが、中には「運動パフォーマンスのUP」まで謳っているものまで。
まぁデザイン的にはおしゃれな作りなので、アクセサリーとは有用かもしれませんが?
そういえば同じく、むかしの話しですが「〇〇エレキバン」という磁石を張り付けるタイプの商品がTVのCMで散々放映されていた時代がありました。
これをご存じなのは、それなりの年代の方ですね。
今はもう無いのかと思い検索したところ、依然として販売されていてまたびっくり。
ユーザーの方はけっこういらっしゃるのでしょうか?
しかし、効果の方は実際どうなんでしょう?
もちろん効果は「ある」と感じている方もいらっしゃることでしょう。
私見で申し訳ありません。
ワタシとしては「無い」…と思っています。
さすがにネックレスを購入したことはありませんが、〇〇エレキバンはむかし購入して試したことがありますが効果は「?」でした。
類似のもので「チタン」や「トルマリン」がどうのやら、最近では「テラヘルツ?」なるものまで…いろいろあるんですね。
そうですね、ワタシも以前、多少その手のものをどんなものかと試したことはありましたが…「?」でした。
正直、この手のものはあやしい「パワーストーン」と近いのではないかと…はい。
いえ、もちろん全否定するわけではありません。
ひょっとしたら?ということもありますのでね。
しかし効果が感じられたとしたら、おそらく心理的作用(暗示的効果)による影響が強いのではないかと。
血行がどうの…でしたら蒸しタオルやペットボトルにお湯を入れて身体にあてる。
痛みなどの緩和には湿布の方が全然ましなのではないかと思いますけど…はい。
人は複雑系
前回は四毒なるものをテーマに書きましたが…。
こういうインパクトがあるネーミングってささりやすいですね。
YouTubeなどでもサムネが「〇〇はダメ」「〇〇は良い」「〇〇するだけで…」「〇〇はこれが原因!」と簡単で断定的な表現が溢れています。
まぁ、その方が分かりやすいので受け入れやすいので信じてしまいます。
その話を広めたり、商売にするには大事でしょうか?
しかしそう単純な話ばかりですめば良いですが、そうとばかりは言い切れない。
健康や医療などに関わる場合もそうですよね。
「原因はこれ!」「こうすれば改善する!」
もちろんその通りの場合もあるでしょう。
そのように行かない場合もある。
むしろその通りに行って逆効果になる事もある。
個人の状況や状態に応じて対応しないと難しいです。
整体などでも「この症状や痛みにはここを〇〇すれば」やら「〇〇に効果的なストレッチ5選」、「〇〇にやってはいけないこと3選」…などなど。
確かにそうかも?いや、違うかも?
診断名や症状が似通っていても年齢やら性別、体格、体質や生活環境やら他に病気をもっているか持っていたかやら性格やら精神面でのありかたやら…複雑ですから。
なかなか全員同じ、画一的とはいかない場合も多くあると思います。
流行りの健康法でも治療法でも何でもかんでも鵜呑みにはしない。
メディアやネットで流行っていようが、〇〇教授が言っていようがですね。
とりあえず全肯定も全否定もせず、中立にでしょうか(もっともこれが難しいことですが)。
興味があればとりあえず暫くは試してみて(実験ですね)良さそうであれば続けてみて様子をみる。
合わないと思うようなら(却って不調になったり、効果が見られない等)止めてみる。
このような感じでしょうか?
ところで、みなさんのお悩みの様々な不調や痛みだって複雑系なんですよ。
慢性的な痛みや不調など、まだどうしてそうなるのか分かっていない事も多いですし、個人個人によって感覚が違うので同じでは無いですし。
原因が一つとは限らないですし、いろいろな要素が重なりあっている場合も多いです。
ですから簡単に「これが根本原因だ」と言い切れないでしょう。
やはり人間って難しいですね。
もっとシンプルに解決出来れば楽なんですけどね。
四毒とか?
いま「四毒(よんどく、しどく)」なるものがネット上や書籍でちょっと話題?になっているようですが?
で、四毒とは「砂糖、乳製品、小麦、植物油」をさすとのこと。
これ、歯科医師の先生が健康を蝕む食生活と提唱された内容ですね。
しかし、「毒」とはちょっと過激な表現!
まぁ、大半の方はこのような話は”ご存じ無い!興味が無い!”でしょう?
あるのは”健康意識が高い” ”健康不安が高い” ”病気や不調に悩まれどうにかしたい”のような方々かと…はい。
内容としては特別目新しいものではありませんね。
いままでも単独では小麦(グルテンフリー)や乳製品(カゼインフリー)、植物油(オメガ6)など界隈では話題になっていましたから。
なんかそれらをまとめて話しているような感じです。
ついでに「五悪(食品添加物や農薬類など)」というのもあるそうで…まぁこれらも昔からある話ですけど。
で、どうなんでしょう?
この類の件になりますと肯定的と否定的意見にだいたい分かれます。
そう、「実践したら効果が出た」「効果が出ない」「却って悪くなった」「医学的根拠が無い」などなど。
実際は人は個体差がありますので、よくわかりません。
普通に考えても確かに食品アレルギーがある場合もあります。
そうではなくても、人によってこれらのものを摂取するのが合わない場合もあります。
例えば砂糖や植物油系は摂りすぎは当然よろしくないでしょう。
またこれらを使った食品は日常に溢れ、おいしいのでみんな大好き!
食べ過ぎたり、習慣的に食べたりする事も多そうですよね。
それゆえに食べ方にもちょっと注意が必要なこともあるでしょう。
もし不調や疾患をお持ちで、これらの食品などが好きでよく召し上がっている方でご興味のある方はちょっと実践してみるのもありかも知れませんね。
何と言っても行ってみなければ、どうなるか分かりませんので。
もしこの四毒抜きを行うのであれば(他のこの手の類も含め)キツキツに行わず、ちょっとゆるく行うことをお勧めします。
どれか好きで頻繁に食べているのであれば(全部の場合も)、しばらくは〇〇を減らしてみるとかですね。
その次は〇〇を減らしてみるとか。
ストレスの掛からないように徐々に慣らしていく方がよろしいかと思います。
ちなみに数人の知人にこれら四毒と呼ばれている物を元々あまり好んで摂取していない人がいますが、すごく健康とは言えない状態です(不定愁訴あり)
ですから習慣的に摂取している方には減らす、もしくは摂取しないということが何かしらの刺激となり体調に変化をもたらす事もあるでしょう。
しかし、そのような変化が起きようも無い方もいっらしゃるでしょうし、しばらくは良くてもやがてそれだけでは改善や変化がみられなくなってしまう事もあります。
まぁ実践してみないことには分かりませんが…はい。
結論…効果の有無は人によりけり、または時によりけりでは?
蓄積型熱中症とやら
”蓄積型熱中症”ってご存じでした?
ワタシは最近この言葉(概念)を知りまして…なるほどと。
普通、熱中症といえば暑さにやられ即時的に体調が悪化するという印象を持ってしまいます。
もちろんこのようなケースが多いわけですが。
この蓄積型は字のごとく、「繰り返される暑さのダメージの蓄積により数日後に症状がどっと現れてしまうタイプの熱中症」だそうです。
最近はこのタイプも増えて来ているそうですよ。
時間差があっての症状の現れ方なので、熱中症とは気づかず「夏バテか?」と思ってしまうかも知れません。
いや実は夏バテと思っていたのが熱中症だったのかも知れませんね?
症状としては以下のようなものが挙げられています。
基本的には通常の熱中症に起こる症状です(比較的軽症の症状)
●全身的な倦怠感
●頭痛
●吐き気、嘔吐
●食欲不振
●ふらつき
●手足のしびれ、脚がつる(こむら返り)等。
また脱水型の熱中症におきましてもその日だけの水分摂取量だけの問題では無く、数日間の水分摂取量(発汗量より摂取量が多いかどうか)が影響することが確認されているそうです。
いや、こうなると日頃からの注意がますます必要ですね。
ワタシも振り返ってみますと、この蓄積型の熱中症(軽症でした)になったことがありますね。
何気に倦怠感や脚がつったり、ちょっと手がしびれたような…。
症状自体は短時間で回復はしましたが、その後数日間は暑さに妙に弱くなった感じが…はい。
いやぁ~油断していました。
どうぞみなさまもご注意あれ。
ショートスリーパー
最近、久しぶりにこの言葉を聞く機会がありまして。
ご存じの方も多いかと思いますが「ショートスリーパー」。
これは「睡眠時間が6時間未満(3~4時間位の場合が多いようです)でも健康を維持し、日常生活に問題が無い人」とを指すようです。
推定では日本人の5~8%が該当しているそうです。
ちなみに他に必要とする睡眠時間により3つに分類され、あと2つは以下の通りです。
★ロングスリーパー
「睡眠時間が10時間必要とする人」
日本人の3~9%に該当していると推定されるようです。
★バリアブルスリーパー(馴染みの無い言葉ですね)
「睡眠時間が6~10時間の一般的な人」
日本人のほぼ80~90%と推定されています。
ちなみにワタシもこのバリアブルスリーパーですし、あなたもそうなのでは?
で、ショートスリーパーですがこれは主に【遺伝的要因】で決まっているようです。
ですから努力すれば成れるといったものでは無いようです、残念(?)
じつは昔ですね、ちょっとした短時間睡眠法なるものが静かに流行った(?)時がありまして。
その手の本(短時間睡眠法やらナポレオン睡眠のようなタイトル)や雑誌記事になってたりした事があったんです。
で、ワタシもなんか短時間睡眠でも健康でバリバリ活動出来る事に憧れまして、その手の本を読み漁りまして自分も出来るようになるのではないかと?
モチベーションを上げ、マインドセット?して実践しました。
中にはヨガ的な本には短時間睡眠になる為の呼吸法やら体操法、食事法など書いてありましてちょとですが試行錯誤。
で、結果はどうなったか?
ナポレオンやエジソンみたいな伝説のショートスリーパーになれたか?
…いやぁ、無理…です。
やはりバリアブルスリーパーですよ~。
ワタシも、もっと若い頃でしたら夜更かし全然OK!(ただし朝、BAT)
でしたが年齢を重ねると、しっかり寝ていないと身も心も頭もダメダメです。
今思えば、年齢問わず(若いうちはそれなりに…ですが)ちゃんと寝た方が絶対的に良いです。
睡眠は身体や頭の疲労のリカバリーですので健康維持や身心の不調改善には必須ですよ。
変に自分を追い込んで睡眠を削ったり、自称あるいはなんちゃって「ショートスリーパー」はやめましょうね。




