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人は複雑系
前回は四毒なるものをテーマに書きましたが…。
こういうインパクトがあるネーミングってささりやすいですね。
YouTubeなどでもサムネが「〇〇はダメ」「〇〇は良い」「〇〇するだけで…」「〇〇はこれが原因!」と簡単で断定的な表現が溢れています。
まぁ、その方が分かりやすいので受け入れやすいので信じてしまいます。
その話を広めたり、商売にするには大事でしょうか?
しかしそう単純な話ばかりですめば良いですが、そうとばかりは言い切れない。
健康や医療などに関わる場合もそうですよね。
「原因はこれ!」「こうすれば改善する!」
もちろんその通りの場合もあるでしょう。
そのように行かない場合もある。
むしろその通りに行って逆効果になる事もある。
個人の状況や状態に応じて対応しないと難しいです。
整体などでも「この症状や痛みにはここを〇〇すれば」やら「〇〇に効果的なストレッチ5選」、「〇〇にやってはいけないこと3選」…などなど。
確かにそうかも?いや、違うかも?
診断名や症状が似通っていても年齢やら性別、体格、体質や生活環境やら他に病気をもっているか持っていたかやら性格やら精神面でのありかたやら…複雑ですから。
なかなか全員同じ、画一的とはいかない場合も多くあると思います。
流行りの健康法でも治療法でも何でもかんでも鵜呑みにはしない。
メディアやネットで流行っていようが、〇〇教授が言っていようがですね。
とりあえず全肯定も全否定もせず、中立にでしょうか(もっともこれが難しいことですが)。
興味があればとりあえず暫くは試してみて(実験ですね)良さそうであれば続けてみて様子をみる。
合わないと思うようなら(却って不調になったり、効果が見られない等)止めてみる。
このような感じでしょうか?
ところで、みなさんのお悩みの様々な不調や痛みだって複雑系なんですよ。
慢性的な痛みや不調など、まだどうしてそうなるのか分かっていない事も多いですし、個人個人によって感覚が違うので同じでは無いですし。
原因が一つとは限らないですし、いろいろな要素が重なりあっている場合も多いです。
ですから簡単に「これが根本原因だ」と言い切れないでしょう。
やはり人間って難しいですね。
もっとシンプルに解決出来れば楽なんですけどね。
四毒とか?
いま「四毒(よんどく、しどく)」なるものがネット上や書籍でちょっと話題?になっているようですが?
で、四毒とは「砂糖、乳製品、小麦、植物油」をさすとのこと。
これ、歯科医師の先生が健康を蝕む食生活と提唱された内容ですね。
しかし、「毒」とはちょっと過激な表現!
まぁ、大半の方はこのような話は”ご存じ無い!興味が無い!”でしょう?
あるのは”健康意識が高い” ”健康不安が高い” ”病気や不調に悩まれどうにかしたい”のような方々かと…はい。
内容としては特別目新しいものではありませんね。
いままでも単独では小麦(グルテンフリー)や乳製品(カゼインフリー)、植物油(オメガ6)など界隈では話題になっていましたから。
なんかそれらをまとめて話しているような感じです。
ついでに「五悪(食品添加物や農薬類など)」というのもあるそうで…まぁこれらも昔からある話ですけど。
で、どうなんでしょう?
この類の件になりますと肯定的と否定的意見にだいたい分かれます。
そう、「実践したら効果が出た」「効果が出ない」「却って悪くなった」「医学的根拠が無い」などなど。
実際は人は個体差がありますので、よくわかりません。
普通に考えても確かに食品アレルギーがある場合もあります。
そうではなくても、人によってこれらのものを摂取するのが合わない場合もあります。
例えば砂糖や植物油系は摂りすぎは当然よろしくないでしょう。
またこれらを使った食品は日常に溢れ、おいしいのでみんな大好き!
食べ過ぎたり、習慣的に食べたりする事も多そうですよね。
それゆえに食べ方にもちょっと注意が必要なこともあるでしょう。
もし不調や疾患をお持ちで、これらの食品などが好きでよく召し上がっている方でご興味のある方はちょっと実践してみるのもありかも知れませんね。
何と言っても行ってみなければ、どうなるか分かりませんので。
もしこの四毒抜きを行うのであれば(他のこの手の類も含め)キツキツに行わず、ちょっとゆるく行うことをお勧めします。
どれか好きで頻繁に食べているのであれば(全部の場合も)、しばらくは〇〇を減らしてみるとかですね。
その次は〇〇を減らしてみるとか。
ストレスの掛からないように徐々に慣らしていく方がよろしいかと思います。
ちなみに数人の知人にこれら四毒と呼ばれている物を元々あまり好んで摂取していない人がいますが、すごく健康とは言えない状態です(不定愁訴あり)
ですから習慣的に摂取している方には減らす、もしくは摂取しないということが何かしらの刺激となり体調に変化をもたらす事もあるでしょう。
しかし、そのような変化が起きようも無い方もいっらしゃるでしょうし、しばらくは良くてもやがてそれだけでは改善や変化がみられなくなってしまう事もあります。
まぁ実践してみないことには分かりませんが…はい。
結論…効果の有無は人によりけり、または時によりけりでは?
整体の資格は?
今更ですが、「整体」や「整体師」といった資格はあるのか?ですが…。
はい、これらには国家資格のような公的なものはありません。
意外に思われます?
あっても民間資格(〇〇協会認定、〇〇スクール認定のようなもの)のみで、基本的に無資格の扱い(自称:整体師)になります。
元来、「整体師」と名乗っていた方も無資格で営業されていたケースが大半でした。
しかし近年、整体業界に他の国家資格(柔整師、鍼灸師、マッサージ師、理学療法士、作業療法士、ときには看護師など)所持者が参入し始めました。
現在、無資格で行っている方と何かしらの国家資格を持っている方の割合といったものは不明ですが、おそらく増えて来ているのではないかとは思われます。
えぇ、ワタシも取りあえず国家資格参入組みです(鍼灸師、マッサージ師など所持)
巷でよく見かける、リラクゼーション系の揉みほぐし店(マッサージ?)はおそらく大半が無資格の人を集めて、研修を行い現場に立っているケースでしょう。
マッサージなどの有資格者は少ないでしょうね?
で、揉みほぐしや整体など無資格で営業して良いのか?となりそうですが、実際のところ営業出来ています。
まぁ各所から批判が出ていたりしますが…はい。
出来れば何らかの国家資格は所持していた方が良いのではないかと思いますが。
取りあえず基礎的な勉強はしていますのでね。
とは言え、何らかの資格を持っているから「施術が安心、安全」や「技術が保証されている」わけではありません。
何の資格でもそうですが、取っただけではダメでその後の勉強や経験が大事なのはいうまでもありませんね。
ワタシなど専門学校の勉強はひとつは資格を取るための勉強で、もうひとつは今後、専門的な本を読んで独学したり講習会などに参加して勉強するための基礎的な勉強だと当時認識しました。
まぁ、整体など技術職的な分野ですので「素質(センス)や技量」は資格の有無だけではわかりませんね。
実際、ワタシの今までお会いした施術者の方々でも無資格でも技量の高い方はけっこういらっしゃいました。
ただ統計的には残念なことに、割合としては無資格の施術所の方が、施術中の怪我などのトラブルが消費者センターなどに多く寄せられているとのことです。
整体との相性の良しあし
世の中には、様々な整体(手技)がありますが、『それぞれと個人との相性はあるのか?』と申しますと…。
~特に無いのでは~と。
結果的には個人(患者さん、お客さん)の目的(症状の改善など)が達せられたり、満足出来たら『相性が良かった』となるのではないかと。
しかし今回の件では良い結果が出ても、別の機会ではさほどでもない場合が無いとは言えないので、その辺はなんともですが。
あとは患者さん(お客さん)の好みや、希望でしょうか?
揉みほぐし(マッサージ系)などでも「強く揉んでもらいたい」「痛いのは苦手」。
整体系でも「ボキボキに興味がある」「怖いのはいや」あるいは「良くなるのならどちらでも」…人それぞれですね。
手技そのものにおいては「どのような手技か?」も大事ですが、施術者の技量によって同じ手技を行っても結果が違って来ますから、この点が一番大事な点でしょうね。
あとは「患者さん(お客さん)」と「施術者」との対人間としての相性でしょうか?
患者さん側からみて、「この先生とは気が合いそう、信頼出来そう」「なんかちょっと違う、信頼出来ないかも?」…色々な思いが湧きますね。
これは逆に施術者側からもあると思います。
症状や疾患は別にして「この患者さんは施術しやすい、気が合いそう」「この患者さん、ちょっと苦手かも?なんか気を使う~」のようにです。
正直なところ、実際ありますね、時折ワタシにも。
これはもう、施術者側の人間性、器量の問題でしょうか?
どんなタイプの方にも、相性が良いと感じる患者さんのように対応出来ねば~。
技量だけでなく器量も高めなくては…日々精進。
最後になりますが、実際のところお互いに相性が良いと思える場合の方が施術効果が高まるケースが多いと感じています。
患者さんかお客さんか?
このタイトルの問題に暫く迷っていた時がありまして。
えぇ医療機関(病院等)でしたら、間違いなく患者さんと呼ばれます。
リラクゼーション系(もみほぐし、エステ等)でしたらお客さんですね。
しかし当院のような場合(いわゆる治療系の整体院等)はどうなんでしょう?
考えますと、なんとなく両方の中間的な立ち位置の気がします。
ワタシの場合、医療機関の勤務が長かったためか、患者さんとお呼びするのが普通と思っていました。
他院さんの話を聞いてみますと、患者さんと呼称する院さんもあれば、お客さんと呼称する院さんもあったり。
もちろんワタシ達はサービス業ですからね。
というわけで迷っていたんですが、考えて結果が出ました。
施術に関している時間は”患者さん”。
それ以外の時間(例:来院し院内に入った時やお帰りの際など)は”お客さん”。
はい、二刀流で対応させていただきます。
よろしくお願いいたします。
う~ん、今回はまったく自分の話になってしまいました。
失礼しました。




