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白湯はどうなの?
白湯を飲む人がいつの頃からか、ちょっと増えたような?
実はこの記事は冬の間に書こうと思っていたのを忘れていまして、今頃になってしまいました。
白湯が飲まれだしたきっかけはおそらく「アーユルベーダ(インド伝承医学)」辺りから来て、「温活」などの人気も加わったため健康に関心の高い方が取り入れたんでしょうか?
で白湯を飲むことって何か有用なんでしょうか?
検索してみると以下のような事が大体記載されているのですが…。
●代謝機能の向上(ダイエット効果?)
●冷え性改善
●便秘の改善
●免疫力を高める
●デトックス
●美肌
などに有用な場合があるとか?
どうなんでしょう?
白湯って元々、水ですよね。
それを沸かして冷まして飲むのですから、特別な効能があるとはちょっと考えにくいんですが。
強いて言えば「水」の効能と一緒なのではと思いますが、いかがでしょうか?
ちなみにワタシも白湯飲んだりしてます。
最初は無味で(当たり前ですね)あまり美味しくも無い、「なんかなぁ~」と。
しかし飲み続けていると慣れてくるもんですね、普通に飲めるようになりました。
で結果、何か効果らしきものを感じたかというと「特別には何も」です。
もっともワタシが飲み始めたきっかけは”安あがり”+”カフェインや糖分などが入って無い”からでした。
ついでに何かしらの効能がみられたらいいな~ってちょっと期待したんですが、今までのところ何もありません、はい。
まぁ中には何かしらの効果を感じたという方もいらっしゃるかも知れませんね?
健康法的なものは個人差が大きいですし、はい。
また矛盾してそうなんですが、当院でも白湯はお勧めする場合があります。
それはなぜか?
●冬など寒い時期は常温であっても水は冷たく飲みにくい場合が多いですし、また冷たいものは消化機能に負担を掛けやすくなるので白湯で水分補給をとお勧めします。
●夏などの暑い時期はどうしても冷たい飲食物を多く取ったり、冷房の中で過ごされる機会が多いでしょうから、温かい白湯などを飲むことでバランスを取っていただきたいなと。
●漢方薬のエキス剤を飲む方には白湯で飲む、もしくは白湯に溶かして飲むのをお勧めしています。
この飲み方は漢方専門医や薬剤師さん方も勧めていますよ。
例えば「葛根湯」のように最後に「湯」の文字が付いているじゃないですか。
これは本来は煎じ薬ということです。
白湯で飲んだり、溶かして飲むことは煎じるのにちょっと近づける手段ということです。
薬の吸収を良くするという考えですね。
以上のような理由です。
結局、結論としましては「白湯」自体は何も問題無いわけですから、特別な効果など考えずとも普通に飲んで頂ければと思います、はい。