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免疫って難しい
免疫って言葉、よく聞きますね。
特にコロナ禍になってからでしょうか?
しかし免疫ってなに?
となると良く分かったような分からないような…。
ええ、ワタシも良く分かりません。
だいいち免疫に関してはまだまだ解明され尽くしたわけでは無い…とのことですし。
そんな訳ですから小難しい内容は研究者の先生方にお任せするとして、ワタシ達は「ウィルスや細菌、カビ、寄生虫などの異物から身体を守るシステム」位知っていれば十分かと、はい。
結局、ワタシ達にとって肝心なのは理論理屈より免疫が正しく機能していることかどうかということですからね。
【免疫あるある?】
巷に出回っている免疫に関しての内容で実は正しいかと思っていたことが、どうやらそうでも無いということが多いらしいですよ、ご存じでした?
「免疫力」
この言葉よく聞きますけど、実は医学的には無い言葉で誰かの造語とのことです。
誰が造ったんだろう?
一般的にはこのワードは馴染があって、免疫の力って何となく伝わりやすい気がします。
造った人、凄いですね。
まぁ、正しくは無いですけど。
「免疫力UP」
免疫力を高めるということで「〇〇をして免疫力UP」「〇〇を摂取して免疫力UP」なんてフレーズ、よく聞きませんか?
しかし、これは曲者ということですよ。
なぜなら免疫ってごく一部に関しては測定出来るものの全面的には現在、測定不可だそうです。
ってことは、安易に「これで免疫力が~」は推測?適当?嘘?〇〇販売の為の宣伝?ということになっているということで、はい。
断定的に”これで免疫力を~”と言われるといかにもホントのことと思ってしまいますが、実は科学的根拠が無いそうですよ。
そもそも免疫って高めるとか何とかでは無く、適切に機能しているかどうかということだそうです。
「体温が高い方が免疫が強く、低いと様々な疾患に罹りやすい」
これは以前、肩書がある大学教授が言い出しっぺで、それが一般的に広まってしまいました。
ワタシも当初からこの説は知っていまして、信じていた時もありました。
平熱は高い方が良い…ということでしたので、ひょっとすると”温活”が叫ばれたのもこの説がベースになったのかも?しれませんね。
しかし、これも根拠が無いということで免疫どうのこうのは、はっきりしていないとのことです。
そうですね、ワタシも勤務時代は患者さんの体温をチエックする機会が多かったんです。
ですが平熱が36,5℃以上ある方でも大病を患っている方は多くいらっしゃいました。
逆に35℃代でも90才を過ぎても割合、元気で大した病気もしていない方もけっこういらっしゃいましたのであまり関係ないかもですね。
ちなみに「お風呂に使ったり」「白湯を飲んだり」「ショウガを食べたり」などの”温活”?しても平熱は上がりませんよ、もちろんお分かりの通りお風呂などに入ればその時は体温は上がりますけどその場だけでしょ。
【免疫機能を低下させる要因は?】
これは「加齢」「過労」「疾患(例えば糖尿病やがんなど」「ストレス」「不適切な生活習慣(睡眠や運動、食事など)」など。
いやぁ、普通と言いますか当たり前過ぎて面白味が無い…。
逆に言えば免疫機能を適切に機能させるにはこの逆を行う。
加齢はどうしようも無いですけど、つまり何か特別な事や方法では無く当たり前のように健康を意識した生活習慣を行うということだそうで、はい。
ですから現時点では世に出回っている「これで免疫力が~」と叫ばれている物や方法などはちょっと冷静に見た方がよろしい様ですね。
ま、ワタシ個人的には身体に害が無く、変に高価などでは無く、身体にとって良さげな事であれば免疫とか考えずに試してみるのもアリかな?
とは思いますけど。
あ、そういえば思い出しだのですがコロナ禍の最中、ある施術院さんの店舗前にA型看板が置いてあってそこには”整体(か何か)で免疫力UP”のようなことが書かれていましたがこれはダメでしょ、はい。