成田市の整体院
手技療法室 縁

 

初めまして。
手技療法室 縁(えん)です。
様々な不調を抱えているあなたへ。
ご自身の身体を労わってはいかがですか?
及ばずながらお手伝いをさせていただきます。
 0476-33-6243
お問い合わせ

ブログ

2024-06-24 12:23:00

再、ぎっくり腰

ぎっくり腰-min.jpg

以前も長々とぎっくり腰ネタを書いたことがありましたが、久しぶりに”再”ということで。

なにやらドイツの言葉では「魔女の一撃」と呼ばれるとやら。

 

原因が良くわからず、急に激しい痛みに襲われるので魔女に武器で腰を叩かれた結果では?と昔は云われた?とか。

いやいや分からなくも無いです。

 

【どんな症状?】

 

経験者の方はお分かりですよね。

 

●身体を前後に曲げたり、中腰が痛い

●立ったままズボンや靴下が痛くて履けない

●床からの立ち上がりやベッドからの起き上がりが痛い

●階段の昇り降りが痛い

●車の乗り降りで痛む

●咳やくしゃみで痛みが起きる~など。

 

以上のことはワタシも全部経験済みです。

 

基本、ぎっくり腰は何かしらの動作により痛みが誘発されるもので動かずに楽な体勢を取っていれば痛みは出ません。

●痛みで夜も眠れない

●日増しに痛みが悪化していく

●楽な体勢を摂っているのに脚の方に迄、痛みや痺れが起きる(動作時には臀部や大腿部、鼠径部に鈍痛が起きる場合はあります)

●発熱などを伴う

通常このようなことはありません。

 

【ぎっくり腰の原因は?】

 

現代医学でもぎっくり腰の直接のはっきりとした原因は良く分かってないらしいですが、大まかには腰臀部周りの筋肉の断裂や関節障害と言われています。

けっこう多くの方は「重いものなど持ち上げた」「身体を捻った」などいわれますがそれは”発症のきっかけ”ですね。

 

そのような場合で起きることもありますし、ほんの些細な「え、こんなことで?」「具体的に良く分からなかった」などの動作でなってしまう場合も多いですよ。

ワタシもほんのちょっと前かがみしただけでぎっくり腰になった経験があります。

 

でこのような事態になる前から身心の何かしらの疲労が蓄積されていたり、既に無自覚でも腰回りに何らかの問題があったりで既に下地が出来ており、それが何かのきっかけ(動作)で”一撃”…痛いぃ、と。

 

【なったらどうする?】

 

出来れば2~3日は安静が一番!

この時期は痛みが強まりやすいです。

炎症が起きている可能性もありますのでね。

 

とはいえ中々実際は難しいです。

仕事や家庭のこともあるし入院でもしない限りおちおち寝ていられない。

 

仕方が無い、出来るだけ最低限度の動きで何とかやり過ごして下さい。

この2~3日は市販の消炎鎮痛剤【出来ればアセトアミノフェン製剤(市販ではタイレノール、病院の処方薬ではカロナールなどがお勧め)】を服用したり、湿布薬も有用でしょう。

 

これらで大幅な痛みの緩和は難しいですが多少なりとも緩和される可能性があります。

コルセットをお持ちの場合しばらくの間、動く時は装着された方が良いですね。

 

一般的なぎっくり腰(他に問題が無い)は時間経過により平均7日~10日位の間には大分動作時の痛みは緩和されるので”日にち薬”も改善の要素です。

平均的に特別に治療などをしなくても1週間~2週間以内に治癒されると云われています。

 

痛みが和らぐに従い、無理の無い範囲で日常に戻して行きましょう。

 

「温める?冷やす?」

 

鎮痛剤以外にもこのようにどちらが良いのか?という話が良くでますが、私見では温めた方が良いケースが多いと思われます。

じっとしていても腰が気になるようでしたら炎症が強い可能性がありますので冷やしてみる、動いた時のみ痛むなら温める…でよろしいかと。

 

冷やし方:氷嚢、アイスノン、ビニール袋に水、氷を入れるなどの方法で冷たすぎ無いようタオルなどで調整して使用。

温め方:更衣動作、入浴動作が辛くはければ入浴または湯たんぽ、ペットボトルに入浴時位のお湯を入れて使用するなど。

 

どちらか良く分からない場合:何もしない(これも一つの手段です)

ちなみに湿布剤で温、冷は特別意味はありません ←つまり温めたり冷やしたりする効果は無いということです。

 

「やらない方が良いこと」

 

●飲酒

●ストレッチなど体操

●セルフマッサージ

●散歩など

 

これらは余計に症状を悪化させる可能性がありますので痛みが落ち着くまでは止めましょう。

 

【整体やマッサージなどは?】

 

少なくとも発症後3日以降過ぎて当初より痛みが和らいで来た、動けるようになって来たなど改善傾向が見られて来てからがお勧めです。

痛みを堪えて無理に来院したり、筋肉の炎症などがあった場合施術を受けることで余計に悪化するリスクも考えられます。

 

回復途中の時期に回復速度を早める後押しとして利用されることが有効かと考えます。

 

【病院に行った方が良い場合は?】

 

一般的なぎっくり腰以外が懸念される時です。

一般的とは安静にしていると痛みは出ない、動いた時やある姿勢(中腰やしゃがみ込みなど)を取った時だけ痛む、日数の経過とともに少しずつ改善傾向がみられるなどです。

 

●脚(足)の方まで痛みや痺れが起きている場合

●おしっこの出具合が悪い、または失禁など

●脚が動かしにくいようになった、感覚(触った感覚や熱い冷たいなど感覚)が鈍いなど

●2週間位たっても改善傾向が見られない

●スポーツの練習や試合中に起きた痛み

●高齢者

●骨粗鬆症がある方

 

以上のような方は整形外科の受診がお勧めです。

椎間板障害、椎間板ヘルニアや高齢者の方、骨粗鬆症のある方は圧迫骨折、破裂骨折などの可能性も考えられます。

 

特におしっこの異常や急に脚(足)が動かしにくい(麻痺の可能性)は重篤な疾患の可能性が高いので早急な整形外科の受診が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.11.21 Thursday