成田市の整体院
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2024-07-17 12:47:00

土用とか

土用の丑の日-min.jpg

この時期の雑記をひとつ。

 

そろそろ梅雨明けも近いことでしょう。

それに合わせるように、馴染は薄いですけど「土用(どよう)」と呼ばれる期間になります。

 

で、土用と言えば「土用の丑(うし)の日」。

土用の丑の日といえば「うなぎ」が思い起こされるのではないかと。

 

ちなみに今年(令和6年は土用の入りは7月19日で土用明けは8月6日です。この期間で丑の日は7月24日と8月5日です)

 

ワタシ達にとっては「な~んだ、うなぎを食べる日か~」となるかもですね?

一説によると実はこれ、江戸時代に出来たキャッチコピーとか。

 

本来天然物のうなぎは冬の方が実がしまって美味しいため、夏の売れ行きが悪い。

そこで困ったあるうなぎ屋さんが江戸の発明家で学者の”平賀源内”さんに相談。

 

源内さんは元来、日本では”丑”の日を重要視していたことと、夏に「う」がつく食材を食べると夏負けしないと云われていることを思いだしたそうで。

そこでうなぎ屋さんに貼り紙に「本日、土用の丑の日。うなぎを食べると〇〇~」などと書いて店先に貼らせたとか。

 

そうしましたら、これが見事にヒット。

いつの間にか、うなぎは夏の食材みたいになってしまったようですね。

 

現代でも「夏の土用の丑の日」=「うなぎ」というイメージが根付いている訳ですから凄い話です。

まぁとは言っても栄養価の高いうなぎは万葉の時代にも夏負け(夏やせ)防止の食材と云われたとか。

 

前記しました「う」のつく食材で夏負け防止で云われているのは「うどん」「梅干し」「瓜科のもの」などが挙げられているそうです。

 

ところで、この「土用」ですがどうしても梅雨明け時期の夏の頃という印象が強いですが本来、年4回の土用期間があるそうです。

立春、立夏、立秋、立冬の前18日間が土用とされ、それぞれ「春の土用」や「夏の土用」と呼ばれるとのこと、季節の変わり目を表しているようです。

 

もっとも新暦ですと該当する期間が季節の変わり目とは言い難く、旧暦で見た方が成程と思いますね。

全くの私見ですが、夏の土用(新暦)はちょうど梅雨明けに近く盛夏(真夏)になる変わり目でピッタリ。

 

そしてうなぎ。

この為、土用と言えば夏というイメージなったのかも?しれませんね~

 

また言い伝えでは土用は土を動かしたり、また新たに物事を始めてはいけない期間と云われているとか。

畑を耕したり、建築の基礎工事、壁塗り、増改築、柱建て、増改築など建築、土木関係や引っ越し、転職、入籍など不向きとか。

 

ほんとかよ?

と思いますよね~

 

ワタシ達は普通にそんなこと知りませんし、気にすることは無いですから関係無く行っていますね。

う~ん、ところで建築土木関係のお仕事の方達はどうなんでしょ、知ってる人いるのかなぁ~聞いてみたい。

 

と、まぁこのように「?」ということも含め色々と現在でも残っているもんですね。

東洋的といいますか日本的といいますか面白いです。

 

なんでも土用という言葉は日本で生まれたとか。

 

よく聞きます「冬至、夏至、立春、立秋…」は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれるもので古代中国で「陰陽五行」という概念、自然観から生みだされた季節を表す言葉でそれが古代に日本にも伝わり用いられるようになったそうです。

 

しかし中国と日本では季節天候に違いがあった為、独自に「雑節(ざっせつ」として「土用、八十八夜、入梅…」という季節の変化を表す言葉が生まれたそうです。

 

現代は様々な理由で季節感が薄れてしまっていますが、昔の人はきっと季節の移ろいを敏感に身近に感じ生活していたんでしょう。

うん、きっとせざるを得なかったんでしょうね。

 

それがまた日本の文化や生活様式を生み出して来たんでしょうかね~?

はい。

 

あ、最後になりましたが、皆様が夏バテせずに夏を楽しめますことを願っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.09.08 Sunday