成田市の整体院
手技療法室 縁

 

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2024-07-23 17:10:00

危険な暑さ

熱中症-min.jpg

猛暑が続いておりますね。

おつかれ様です。

 

温暖化やらヒートアイランド現象やら、なんだかんだと年々少しずつ最高気温も上昇しているようで…。

ご無事に過ごされていらっしゃいますか?

 

ところで誰しもがご存じのパワーワード?「熱中症」!

これはいつの頃から使われ出したのでしょう?

 

ワタシなどが20代位まではおそらく聞いたことも無く、せいぜい「日射病」「熱射病」などが云われてましたか。

部活などの練習中は「ばてるから水を飲むな」世代です。

 

今の時代でしたらとんでもない話ですね。

傷害罪です。

 

しかし実際暑いといっても現在と比較するとそこまでは暑く無かったような気がしてます。

どこでも冷房ガンガンなんて無かったと思いますね。

 

で話を戻し、ちょっと調べましたところ「熱中症」という言葉は存在はしていたそうなんですが、平成7年(1995年)頃から使われ出し、平成12年(2000年)に「日射病、熱射病」をひっくるめて「熱中症」と統一してから、急速に広まったらしいですよ。

 

では「日射病」や「熱射病」は死語か?

存在していないのか?

 

いやぁこれが実はまだしっかりあるということです。

 

そもそも「熱中症」とは?

高温多湿の環境によって引き起こされる体調不良の状態の総称。

そして熱中症を分類すると以下のようになります。

 

●日射病:熱中症の中で特に屋外で直射日光が原因で引き起こされるもの(軽症~重症まで)

日焼けと熱により発汗などによる冷却が追い付かずオーバーヒート状態となります。

 

症状:めまい、生あくび、吐き気、頭痛、大量の発汗、脱水症状など。

重症化すると意識不明になることもあるようです。

 

●熱痙攣(ケイレン):熱中症の中では比較的軽度のもの。

大量の発汗後、水分だけ補給しても塩分やミネラル分が不足していると発症しやすい、放置しておくと重症化する危険性がある為早めの処置を要する。

 

症状:筋肉痛、硬直、手(腕)足(脚)が急につった状態など。

 

●熱失神:高温、直射日光などにより血管が拡張し、それに比例して血圧が低下した状態。

 

症状:めまい、一時的な失神、顔面蒼白、唇のケイレンなど。

 

●熱疲労:熱中症の中では中度以上の状態。

大量の発汗により水分、塩分等の補給が追い付かない状態でいわゆる”脱水”状態。

体温は異常に上昇するも肌は冷たく、発汗がみられます。

 

症状:全身のだるさ、めまい、吐き気、頭痛、集中力、判断力などの低下等。

医療機関の受診が必要とするケースが多くなります。

 

●熱射病:熱中症の中では重度の状態。

直射日光の有無とは関係が無い為、高温多湿であれば室内でも十分起こりえます。

室内で熱中症で倒れたという話はTVニュースなどで見たりしますね。

 

大量の発汗により水分、塩分などが著しく不足し、中枢機能(脳にある体温調整機能)が上手く働かなくなり、40度以上の高熱になる場合があります。

この時、発汗は起こらず皮膚の紅潮や乾燥がみられます。

 

この状態が長く続くと肺、心臓、肝臓、腎臓、脳など多くの器官に機能低下が起こりやすくなります。

最悪多臓器不全により死に至るケースもあります。

 

症状:意識不明、錯乱状態、ケイレン、呼びかけに対して反応が鈍い、言動が不自然など中枢神経(脳)障害が特徴となります。

 

以上、このように分類されている訳なんですが、熱中症の中で重症~死亡などの場合は「熱射病」に該当するケースが多いことになります。

 

毎年の恒例のように夏になると、TVニュースなどで「全国で〇〇人が熱中症で緊急搬送」などと見る機会が多いですね。

残念なことに中にはお亡くなりになるケースも…ですね。

 

なんでも今年(令和6年)は十年に一度の記録的な猛暑とか?

油断なりませんね~。

 

幼児や高齢者の方、何らかの基礎疾患をお持ちの方ご注意下さい。

 

もちろんそれ以外の方でも疲労が溜まっていたり、睡眠不足、飲みすぎ(飲酒)ていたり、食事が十分に摂れていなかったり…などの場合、暑さのダメージも受けやすくなりますので注意が必要ですね。

 

熱中症かも?と思ったらどうしよう

 

●意識障害が起きていたら即救急車ですが、これは本人が連絡出来る可能性が低いですので人頼りになりますのでどうなんでしょう。

 

●意識はしっかりしている場合は、屋内の冷房の効いている部屋、屋外なら日陰など少しで涼しい場所に移動。

寝かせるなら横向きで(嘔吐物で窒息させない為)

 

●衣服などを緩めて締め付けない。

 

●水分を飲めるなら、ゆっくりと時間を掛けて摂取(出来れば経口補水液やアイソトニック飲料)

 

●可能なら水に浸かるなど全身を冷やす。

 

●頚(頸動脈付近)、脇の下、鼠径部などを濡れタオル、保冷剤、アイスノンなどで冷やす…等。

でしょうか。

 

幼児や高齢者、基礎疾患のある方などは軽症で早めに回復した場合でも一度は病院を受診されることをお勧めします。

 

夏バテ

 

熱中症までは行かなくても、気付かないうちに夏バテ状態になっていることは以外に多くみられますよ。

暑さで自然と体力が消耗しますし、発汗による水分不足、暑さによる肉体的ストレスや冷房の効いた場所からの出入りによる寒暖差ストレスも自律神経のバランスが乱れやすくなります。

 

海外セレブでは無いので我々には避暑地に長期バカンスとは行きませんので、もう自衛する以外無いですから…残念。

ワタシもちょっと夏バテした経験はあります、どうぞみなさまもご自愛くださいませ。

 

余談:10数年前の話なんですが、知人(中高年の女性、糖尿病あり)が熱中症で入院したと聞きました。

なんでも夜、自宅(団地)で具合が悪くなり救急搬送されたと。

 

後日伺ったのですが、診断は熱中症で腎臓の機能低下まで起こしており、退院までに2か月以上掛かったとのこと。

当時はワタシも熱中症に知識もほとんど無く、「自宅内で熱中症?」「熱中症で腎臓?そんなことある?」と診断を疑ったりしてました。

 

いやぁ今でしたら上記しました通り、熱射病などで臓器に影響が出る場合があることは分かりますが…はい。

ほんと、みなさまご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.10.18 Friday