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夏バテかな?
こう暑いとイヤでもバテませんか?
どうしようもなく無理の無い話ですね。
ちなみに熱中症に関しては、何かと注意勧告されたり話題が取り沙汰される事が多いですが「夏バテ」に関してはあまり聞かない気がしますが…。
たしかに熱中症の場合、重篤化したり時には生命にも関わりますので夏バテとは扱いが違うのでしょう。
ところでみなさんは熱中症も夏バテも同じようなものと混同されているかも?知れませんね。
たしかに症状などリンクする部分はけっこうありますし、高温多湿がきっかけではありますな。
熱中症に関しましてはちょっと前に記事にしてありますので(前々回の記事)あまり今回は触れませんので、はい。
【夏バテの原因】としては高温多湿の気候により自律神経のバランスが崩れた結果起きるものとされています。
【夏バテの症状】としては、「倦怠感、疲労感、胃腸障害、睡眠障害」などが起きやすいとされています。
これらの症状は熱中症と被っていますね。
しかし熱中症の場合、重症度は三段階(軽度、中等度、重度)に分かれており症状も多岐にわたり、場合によっては重篤な後遺症や死に至る可能性もあります。
夏バテはこのような分類は無く、後遺症や生命の危険性にまで及ぶことはありません。
日常生活を送る上で不快な症状が起きるといった具合です。
熱中症に関しては脱水症を引き起こしますが、夏バテ場合はあまり見られないようですし、あっても少ないようです。
とは言っても、もちろん水分摂取は大事ですよ。
熱中症は急激に発症しますが、夏バテは徐々に発症してきます。
気付いたら夏バテになっているかも知れませんね。
【夏バテを起こしやすい環境や習慣】
●冷房のしっかり効いた室内と屋外などの出入りが多い
温度差により自律神経のバランスを崩すのに大きく影響しますが、これは中々自身で対処出来ない事が多いでしょうね。
●冷房の効いた環境に長時間いる場合が多い
熱中症予防の為にも冷房は必須ですが、やはり長時間に渡り効きすぎた冷房の中で過ごすと上記のように温度差は無くても自律神経に影響を及ぼすます。
最近はあまり聞かなくてなった「冷房病」状態です。
これは私見ですが冷え性や低血圧症、貧血や日頃から自律神経に不調を来しやすい方、筋肉量や脂肪量が少ない方など影響を受けやすいと思われます。
しかし冷房の温度設定は職場などでは自分で調整出来ないのでこれもまた難しいですね。
●冷たい飲食物の摂り過ぎ
どうしても暑いとのど越しの良いものを欲しますが、ちょっと加減して常温のものや冷房の効いた環境に長く入り場合は温めのものを敢えて摂取するのもよろしいかもですね。
また暑くて食欲が落ちたときなど栄養不足になったりするのもバテやすくなります。
●睡眠不足
暑くて眠りにくい場合など、エアコンを上手く使って対処することが必要ですね。
昼寝が出来る方は20分位の仮眠をとることは有用です。
●累積した肉体的、精神的疲労
これは当然のことですね。
【実際に夏バテしたら】
通常は時間の経過と共に緩和されてくるものですから、その間は休養を心掛けるといったことになります。
環境的な問題は個人でどうにか出来る訳では無いので難しいですが、個人レベルで普段から睡眠時間を確保してしっかり寝る、休養を摂る、食事は適当にしない…などの予防対策が必要でしょう。
【夏バテの注意点】
●夏バテを起こしている方や最近、夏バテだったと思われるような方は熱中症になるリスクも高いですのでご注意下さい。
●夏バテと思っていても、症状が長期化している場合は他の疾患になっている可能性もありますので医療機関(内科)を受診しましょう。