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好転反応って??
みなさんは「好転反応」というワードを聞かれたことはありますか?
簡単に申しますと「整体やら鍼灸などの施術などを行った結果、滞っていた血流やリンパの流れなどが良くなり、一気に老廃物や毒素などが身体中を駆けめくり肝臓や腎臓に負担が掛かり起こる一時的な症状」で、文字通り回復に向かっている証拠とか?(もちろん全員に起きる訳では無く、人によりけりだそうです)
と、このような感じでおっしゃっている施術家の先生方も多くいらっしゃるようです。
もちろん何も云われない先生や否定的な見解の先生もいらっしゃるわけですが。
で、どのような症状が起きるかと言えば。
「眠気、だるさ、頭痛、発熱、ふらつき、元々痛い場所が痛みを増す、今迄無い場所が痛み出す、腹痛、吐き気、便秘.下痢、湿疹、吹き出物、目やに、尿が濃くなる…」など。
いつ位から発症して、どれ位の期間続くのか?
「施術の翌日~3日以内から発症して1日~3日位で段々と和らぐ」と云われているようで、それ以上続くような場合は好転反応以外の原因が考えられる…とのことです。
う~ん、好転反応?
どうなんでしょう?
いえ、ワタシ的にはあまりそのような事は無いのではないかと思います。
ワタシが施術を行ってきた中では無かったですし、ワタシが施術を受けた場合でも無かったですね。
もちろん医学的には好転反応という用語はありません。
ちなみに施術後「眠気、だるさ」など人により、場合によりですが起きることはありますが単に「筋肉などの緊張が緩み、交感神経優位の状態から副交感神経優位モードに切り替わった」だけ。
好転反応なんて大層な事では無く、施術の作用による単なる反応でしかないと思います(私見です)
それ以外の症状?
ワタシにはちょっと分かりません。
痛みが増した場合などは、それこそ刺激(例えば押したり、揉んだり、矯正など)が強すぎたり、動かしすぎたりなどのオーバードーゼ(刺激過多)の場合が多いのではないでしょうか?
それと別に問題なのは好転反応の説明で先述しました「滞っていた血流やリンパの流れが良くなり、老廃物や毒素が~」と書きましたがこれはマズイのでは無いでしょうかね。
「老廃物や毒素がドバドバ~」
「デトックス~」みたいな。
なにかYou Tubeのサムネみたいですね。
医学の世界からみたら叩かれる話でしょうね、「老廃物ってなに?毒素?なにそれ?」って。
しかし「好転反応」って何気に受け入れられるような気がしますが、どこから来た言葉なんでしょうか?
まぁ、私見ですがおそらく「漢方」の「瞑眩(めんげん)」←漢方を暫く服用してから起きる症状、つまり好転反応の事です。
整体や鍼灸後の好転反応の症状とほぼ同一ですし、服用して数日後で起きる場合もあり、期間は1週間位(人によりけりですが)と云われているようです。
しかし実際は滅多に「瞑眩」が起きる事はないようですよ(ほんとに稀だそうです)
ワタシも漢方薬の服用経験がありますし、他の服用されている方々に伺ったこともございますが「瞑眩(好転反応」が起きた話は一度も無いですね。
むしろ皮膚に発疹やかゆみ、発熱など起きた場合は「薬の副作用」の可能性大なのでは無いでしょうか?
漢方薬も薬ですから、しっかり副作用はありますよ。
という訳でこの辺りが大元ではないかと思いますが…はい。
「雨降って地固まる」みたいな。
日本人、好きそうですね?
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