成田市の整体院
手技療法室 縁

 

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2024-11-02 17:59:00

ちょっと血圧

血圧計-min.jpg

血圧がどうのこうのなんて気にするのはもっぱら、中高年以上の方と相場が決まっていそうな気が…。

健康診断などで要注意になったりで。

 

まぁ40代前半位ですとまだ心配ない方が多そうですけど、油断無くちょっとは考えておきましょ。

早めに対処しておけば後でどうのこうのしなくても良いかもしれません?からね。

 

しかし現在の高血圧の基準値はけっこう厳しいような気がしませんか?

ワタシなんかはちょっとどうなの?と思いますが。

うん、心配して却って血圧上がりそうです。

 

よく捉えれば、血圧って薬を飲めば良いって問題では無いので、生活習慣を変えるきっかけになるかもしれませんね?

生活習慣病などはご自身の健康管理がものをいいますので…はい。

 

というわけで中年期に入ったら『1家に1台』血圧計を用意してはいかがでしょうか?

なぜなら医療機関で計測する時は、ドタバタした状態で駆けつけて計測したり、緊張することもあるでしょ。

 

そうすると血圧も変動して正しく計測出来ませんよね。

そこでリラックスして計測出来るようにご自宅での計測を基本にしましょうという事です。

 

【血圧計】

上腕式血圧計(カフタイプ)←二の腕に巻き付けて計測するタイプを基本に考えましょう。

値段は1~2万円位が相場でしょう。

 

手首式タイプはちょっと正確性に劣るので選ばれないほうがよろしいかと。

ちなみに病院などに置いてある腕を本体に差し込んで測るタイプを上腕式血圧計(アームタイプ)と言います。

 

本体の使い方は取説をご覧いただくとして、これも記載されているとは思いますが注意点を述べます。

 

●姿勢:椅子に座り軽く背筋をのばす。

●カフ(腕に巻き付ける部分)の中央部が心臓あたり(乳頭)の高さに腕の高さを合わせる(テーブルなどが低い場合はクッション、タオル、本などで調整しましょう)

腕の高さで血圧も少し変動してしまう可能性がある為です。

 

●リラックス

先述しました通り、医療機関での計測はなかなかリラックス出来ませんよね。

自宅で計測する時は椅子に座り数分間、ゆっくり呼吸(普通の呼吸です)して落ち着いてから計測しましょう。

 

ご存じの通り、血圧はわりと変動しやすいものです

動いたり、緊張や不安感、食事、入浴、睡眠または朝と夜など多少なりとも変わるのでリラックスが必要なんですね。

 

●1日に2回の計測

朝起床後1時間以内(排尿など済ませ、食事などを摂る前)

就眠前(食事や入浴などした場合は出来れば1時間位経ってからの計測が推奨)

1回につき2度測ったほうがより正確な測定が出来る場合が多いです。

 

「しかし血圧なんていつまで測ればいいの…面倒くさいし、まだ高血圧じゃないし…」

とお考えになることでしょう。

 

既に高血圧でどうの…では無い方は年に1週間(7日間)計測して血圧の平均値(大体の平均値で大丈夫)をだして毎年比べる(経年変化)のがよろしいかと。

 

 

血圧に問題が無い方も既に問題が指摘されている方も

 

仮面高血圧』と呼ばれるタイプの高血圧があります。

これは病院などで計測した時は問題無い為見逃されやすいタイプです。

 

●「早朝高血圧

病院などで計測値が140/90mmHg以下で、起床後1~2時間以内の血圧が135/85mmHgを超える場合とされています。

以下のタイプに分かれます(健康な人でも起床後、活動と共に血圧は上がります)

 

★高血圧持続型

本来は血圧は夜にかけて下がってくるのですが、就眠中も下がらずに持続してしまうタイプです。

糖尿病、腎臓障害、睡眠時無呼吸症候群などの方に多い傾向がみられるとされています。

 

★モーニングサージ型

就眠中は下がっているが、明け方から起床時にかけて急激に上昇するタイプです。

高齢者や血糖値やコレステロール値が高めの方、アルコール摂取が多い方に多いとされています。

 

早朝高血圧のリスク

心筋梗塞や脳梗塞は1日の中で発症率が高い時間帯は朝8時~昼12時の間が最多とのことです。

このため早朝高血圧の影響が懸念されています。

 

●「夜間高血圧

本来、血圧は起床後活動と共に上がり(交感神経優位になるため)、夜間になると下がり就眠中は1番下がっている(副交感神経優位になるため)状態になります。

ところがこのパターンに当てはまらない状態があり主に2つに分かれます。

 

★夜間昇圧型

昼間より、夜間の方が血圧が上がるタイプ

 

★夜間非降圧型

夜間になっても血圧があまり下がらないタイプ

 

●夜間高血圧の原因の可能性

慢性心不全、慢性腎臓病、糖尿病、自律神経失調症、睡眠時無呼吸症候群

またストレスや睡眠不足、肥満などの影響も懸念されます。

 

●「職場高血圧(昼間高血圧)

例えば年1回などの健康診断や、家庭で計測した時は正常値でもストレスが掛かる環境下では血圧が上昇してしまうタイプです。

慢性化した高血圧と違い、これは自律神経の交感神経が働きすぎての結果ですので、30代位の若い方でも起きうる現象です。

 

これを計測するのはちょっと面倒ですね。

さすがに普通の上腕式血圧計を持ち歩くわけにもいかないので、手首式の血圧計を使わないと無理でしょうか。

 

アップルウォッチは脈拍や簡易的な心電図計測は出来るようですけど、血圧測定は無いんでしたっけ?

計測出来ると便利ですよね。

あ、でも簡易的な睡眠時無呼吸症候群のチエックは出来るらしいので、これ良いですね。

 

白衣高血圧

普段の血圧は正常値でも、病院など医療機関で計測すると緊張で血圧が高くなるタイプです。

計測前に数分間安静にしてから測っても高くなってしまう場合は、緊張により交感神経が働きすぎての血圧上昇が考えられます。

 

上記の職場(昼間)高血圧と同じですね。

初めての病院などで計測した時は緊張して高くなるのは当然ですが、何回も通院しているのに高くなってしまう場合はこれが疑われます。

ストレスに敏感な方、自律神経が乱れやすい方などにこのような現象が起きやすいようです。

 

●血圧はだれでも1日を通して変動しますし、何かしらの行為によっても変動します。

が、偏った変動には要注意ですね。

 

常に血圧が高すぎるの問題でしょうが、普段は正常でも急に上昇すること(変動が大きい)場合はより血管などにダメージを与えやすくなる為これまた注意です。

このように単純に数値が高い低いと言ってるだけの問題ではなさそうですね。

 

長くなりましたので次回に続きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024.11.21 Thursday