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東洋医学(的)か?
整体は東洋医学のジャンルに含まれると勘違いされている方もいらっしゃるかも知れませんね?
いぇ、整体は東洋医学ではないんですよ~。
たしかに整体にも東洋医学的(?)な手技ももちろんあります(日本で出来た手技、それぞれ名称はあります)が。
基本的には別物。
日本で東洋医学といえば大別しますと「漢方(薬)と鍼灸」でしょう。
しかしややこしい事にもうちょっと細かく述べますと以下のように分類される事でしょう。
●東洋医学概念に基づいた漢方薬治療
●現代医学的?概念(診断、疾患名)による漢方薬治療
●東洋医概念に基づいた鍼灸施術
●東洋医学概念とは別の概念に基づいた鍼灸施術
なんだかよく分かりませんかね?
そうですよね、漢方や鍼灸などは現代医学のジャンルでは無いので東洋医学だと思われる事でしょう?
では東洋医学といえるのは何かと申しますと、上記しました通り東洋医学概念(例えば陰陽五行、虚実、五臓六腑など)を基に、東洋医学独自の診断法(脈を診たり、腹を触って診たり、舌を診たり、身体を触ってみたり等)を用いて「証(しょう)」という独自の診断を下して処方や施術するということです。
漢方薬処方で例を挙げますと「風邪に葛根湯」のような処方は現代医学的な処方の仕方となります。
一般的に病院などを受診して処方される漢方薬はこのような形となりますでしょう。
東洋医学独自の処方となると漢方専門医の医師か薬剤師以外では難しいでしょう。
もっとも軽症の場合や複雑な症状でなければ現代医学的処方で効果がみられることも多々あるかも知れません。
鍼灸施術の場合は施術者により十人十色と云われる位ですのでまちまちでしょう。
どのような施術法が良いとか優れているかは中々判断出来ませんね、それぞれといったところでしょうか?
全体的には東洋医学に基づいた鍼灸施術を行っている施術者は少ないと云われているようです。
一般の方には何がどう違うのか…これまた分かりづらいでしょうね…はい。
では、マッサージはどうなのか?と。
これはカタカナ表記されている位ですので西洋(ヨーロッパ)発祥の手技療法のひとつです。
日本版のマッサージ?といえるものに按摩(あんま)と指圧があります。
按摩は原型としたは古代中国より伝承し日本で変化していった手技ですし、指圧は日本で発祥し基本、押すことを主とした手技です。
これらを東洋医学に含むものとしているのかはワタシは存じませんが…。
まぁ何にしてもですが、どのジャンルのものであれ有用(害が無く、役に立つもの)であれば賢く利用されるのがよろしいかと思います…はい。