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帯状疱疹
帯状疱疹ってご存じですか?
コロナ禍で患者さんが増えたと言われています。
実際の統計上は分かりませんが、わたしも知人から「〇〇さんや〇〇さんなど」数人が発症したと聞いたりしましたが。
もっとも水疱瘡(水ぼうそう)に罹ったことのある人は帯状疱疹になる可能性はあるわけなんです。
それが何らかの理由で免疫の低下した時、発症しやすいようです。
免疫低下の要因としては「過労」「ストレス」「加齢」「ステロイド剤や免疫抑制剤の使用」「糖尿病や癌などの基礎疾患」と云われています。
基本的に左右どちらかの頭部、顔面部、胸部、腹部、背部、臀部などに発症しやすく、頚や腕、大腿部に発症する場合もあるようです。
最初は皮膚表面上に「ピリピリやチクチクした痛み」が多く、場合によっては「痒みや皮膚の違和感」を伴うことがあるそうです。
数日後には帯状に赤い小さなブツブツが出来きてきます。
初めての方は痛みが気になって何が悪いのかとまどうでしょうね?
ですから自分で痛む場所を時々、チェックして下さいね。
ブツブツが出来たら2~3日以内には皮膚科を受診して下さい。
診断されたら、抗ウィルス薬や消炎鎮痛剤が処方されます。
治療が遅れると合併症のリスクが高まると云われていますので。
帯状疱疹と云うのは上記しました様に水疱瘡(水痘)に罹った場合、それが治癒してもウィルスは神経節という場所に潜んで生き続け、免疫が低下した時に活性化して発症するとのこと。
神経に沿って痛みやブツブツが出来るわけですが、多いのは顔面部(三叉神経)や胸部~腹部~背部(肋間神経)と臀部~大腿部(坐骨神経)ですかね。
要注意なのは顔面部(三叉神経)です。眼の近くや耳の近くに出来ると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
重篤化しない限りは、痛み(炎症)から皮膚症状(ブツブツが出来て、徐々にかさぶたになって行く)が治まり、3~4週間位で治癒となるわけですが、中には神経のダメージが大きかった方の場合(痛みが強く出た方や、高齢者の方、基礎疾患のある方、薬剤の影響のある方はリスクが高まると云われています)、後遺症として「帯状疱疹後神経痛」となることがあります。
帯状疱疹は治癒しているにもかかわらず痛みなどが残ってしまい、数か月~年単位続いてしまうまことがあります。
わたしが以前病院勤務していた時、多くの「帯状疱疹後神経痛」の患者さんにお目にかかったことがあります。
その時は皆さん、20代から30代前半の患者さん達でした。
高齢者の方の方がリスクが高いとはいえ、実際は年齢はあまり関係ないのかも知れませんね。
この場合、薬だけでなく「ペインクリニック」のある病院を受診し、ブロック注射を受けるのも有効と云われています。
ただ出来るなら帯状疱疹の時、痛みが凄く強い方などは試した方が良いと思います。
実はわたし、帯状疱疹に2回もなりました(通常は生涯に1回位とされています)。
最初は30才位の時。
発症の要因として心当たりがあるのは人間関係のこじれから来たストレスでしょう。
痛みは最初、頚の後ろ側から始まり、後頭部がチクチク痛み出しました。
この時は「あれっ、頚が痛むのか?」と思いました。
その1~2日後に痛む場所がナント「おでこ」に。
それから赤い小さなブツブツがおでこに。
今まで見たことないので「これはなんだ?」と。
勤務先の医師の診察を受けたところ、「帯状疱疹」と即断されました。
「そうか、これが帯状疱疹かぁ~」と。
でも、おかげさまで痛みもすぐに治まり治癒することが出来ました。
そして2回目は昨年、開業して半年後でした。
これはやはり開業疲れですかねぇ~。
今度は右の肋骨周辺でした。
チクチクした痛みが急に出てきて、「これはもしかして帯状疱疹?」と。
2日~3日目位にブツブツが。「やっぱりね」と。
取り敢えず皮膚科を受診。
1週間分(1日3回)の抗ウィルス薬と消炎鎮痛剤と軟膏を渡されましたが、消炎鎮痛剤は服用せず(飲むほどの痛みでもなかったので)。
抗ウィルス薬は1日1回とか2回を3~4日位飲んで止めてしまいました(他の人はマネしないでくださいね)。
軟膏だけは日に1回は塗続けました。
あとは自分で時々、自己治療(氣功)をやってました。
皮膚科の先生からは「治りが良いですね」と。
まぁ、おかげさまで今回も早めに治癒することが出来ました。
当院では帯状疱疹後神経痛の方にも治癒力を高める施術を行っております。
繰り返し施術(主に氣功)を行うことで回復が早まる可能性があります。
ご興味のある方はご相談下さい。