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お風呂の問題
日本人は世界で一番お風呂(入浴)好きな民族と云われているようですね。
あなたはいかがですか?わたしはわりと好きな方です。
自宅風呂があり、街には温浴施設があり、温泉があり…。
今のような状況になったのはまだ歴史は浅いかもしれませんが風土的にも文化的にもマッチしているんでしょうね。
お風呂の効能は色々と語られていますし、お風呂嫌いの方でなければ体感されていらっしゃるでしょう。
なんといっても温熱効果による血行促進、筋肉の緊張緩和。
精神のリラックス効果ですよね。
「ふぅー」って息を吐きたくなったりして。
頻繁に行うのはちょっとなんですけど、頭(思考)の整理をしたい時やストレスの溜まった時など熱すぎない温度のお湯に気持ちやや長め(それでも15分位迄)に浸かると自分を見つめるのに良かったりします。
あとちょっと小難しいですけど、浮力効果とか水圧による圧迫効果とか清浄作用(清潔)と云われますが上記の効果が一番納得です。
しかし言い換えればそれだけと言えばそれだけの効果とも言えます。
実際、湯舟に浸かるのは長湯は避け10分位迄で十分ですし(長湯好きの方には物足らないでしょう)、熱いお湯は身体に負担がかかりますし、清潔面でしたら別段シャワーでも十分ですから。
時と場合によっては注意しなければならないこともありますよ。
自宅内で死亡事故が多いのが浴室との統計があるようですから。
先ずは溺死事故。
これは気をつければ防げる可能性が高いと思われますが飲酒後の入浴で気持ちよくなって眠りこんでしまったり、疲労が溜まっていてやはり眠ってしまいそのまま溺れると。
特に飲酒後は入浴を避けるか、せめてシャワーで済ました方が良いかと。
次は聴いたことがあるかも知れませんが「ヒートショック」。
温度の高い部屋から移動し脱衣室が寒く、湯舟につかりまた温まるなど急激な温度変化による血圧の変動から来る心筋梗塞や脳卒中などの疾患です。
基礎疾患をお持ちの高齢者の方など要注意です。
脱衣室や浴室を温めて温度差を減らす、水を少し飲んで入浴する(脱水予防)など工夫された方が良いですね。
もし血圧計をお持ちで日頃測定しているなら上が160、下でしたら100を超えるようでしたら入浴は避けられた方が無難でしょう。
あとは危険性は無いですが食事の前後(特に食後)30分~60分は避けた方が消化の為には良いです。
湯冷めに関しては冬などの場合、入浴後寒い所にいたりしなければあまり問題ないです。
むしろ夏など入浴後、発汗してそれを冷房や扇風機などで冷やした方が湯冷めしやすいですね。
風邪などの場合ですが鼻や喉の症状のみでしたら、ご本人が入りたければ問題ないでしょう。
微熱(37度位)がある場合は入浴は体力の消耗にもなりますので避けた方が無難かもです。
最後になりますが乾燥して皮膚が痒くなる方は湯舟に浸かる時間は長くても10分以内位で短めに、熱いお湯は避ける、ゴシゴシ洗わないなど。
人によってはシャワーのみでも大丈夫ですし、後は白色ワセリンなどで保湿です。
乾燥があまり気にならない方でもこれらの事は皮膚(肌)の老化に繋がりやすくなりますのでお気をつけを。
先にも述べましたが意外と入浴は体力を消耗しますので基礎疾患をお持ちのご高齢の方は冬場などは1~2日おきの入浴でも良いかも知れません。
寒い時期のお風呂は温まって気持ち良いですよね。
気をつけて楽しみたいものです。