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冷えで不調3
以前は”冷え取り”、今は”温活”などの言葉がありますね。
ネット上や雑誌などで冷え対策として衣服や飲食、お風呂、運動、環境などについて紹介されたりしています。
それだけ冷え性でお悩みの方が多いと云うことでしょう。
これはこれで良いんですけど、ほぼ防寒対策的なものやイマイチのものもあったりしてます。
例えば、
★靴下の重ね履き ← 以前、冷え取り健康法で絹、綿の靴下を重ね履きするというもの。
う~ん、足元を冷やさない防寒対策ですね。
それはそれで大事ですが、冷えという現象は物質や物体がある訳ではありませんし、足裏から毒素が抜けるとかもありませんですしねぇ。
★腹巻、レッグウォーマー、カイロ ←これも防寒対策ですよね。
★白湯を飲む ← 熱いラーメンなど食べたりすると身体の内から温まる経験はあると思いますが、同じです。
冬など常温の水でも冷たいですから、当然温かい水分の方が良いです。
吸収も良くなりますし、胃腸に負担が掛かりにくいですから、出来れば夏でも時々暖かいものを飲んだり、冷たすぎない水分摂取を多くして頂ければと。
但し、白湯に特別な効能がある訳では無く、ノンカフェインやカフェインが少ないもの、余計な糖分や添加物が少ない飲み物であればお好みで何でも大丈夫です。
そういった意味で白湯は何にも余分なものが含まれていませんし、安上がりだから良いと云うことですね。
★ショウガを食べる ←乾燥生姜、加熱した生姜を食べるのが良いと云われていますが、どうでしょう?
食べることは何の問題もないですが取り立てて血行が良くなるとか温まるとかはあまり無いような気がしますけど。
まぁ、個人差も大きいと思います。
★食事の陰陽 ← マクロビオティックや東洋的な食養生に食べ物を陰陽に分類して体質や症状に合った物を食べると云う方法ですが、見聞きしたことがある方もいらっしゃることでしょう。
これらの考え方や方法は良い部分もあると思いますが、それ程では無い部分もあります。
☆良い点として例えば
★季節の物(旬の食材)を食べる ←冬に夏の食べ物のスイカやトマトなど食べるのは身体に合わないですし、あまり美味しくないんじゃないでしょうか?
美味しいと感じるようであればちょっと感覚がずれてるかも?
野菜サラダなどは食べるならやはり夏などの季節ですね。
★その土地で取れた物を食べる ←今で言えば地産地消です。
千葉県でいえば関東圏内で取れたもの位の範囲でしょうか。
輸入に頼っている日本では実際難しい点も多いですし、農薬等の問題はまた別ですけどね。
★砂糖などの甘味や乳製品などを出来るだけ避ける ← これらが好きな方には厳しいでしょうが、やんわりと実行して頂きたいと願います。
★食べ過ぎ、飲みすぎに注意 ← やはり消化器官に負担を掛けない、そして人間も動物ですから腹7~8分目ですよ、出来るだけ。
★咀嚼を十分に行う…などです。
☆イマイチな点
★陰陽に囚われすぎてもね…。
冷え性は陰性の方に多いといって、例えば陽性食を積極的に食べる、野菜なら根菜類などです。
別段食べるのは問題無いですが、その様な食事ばかりしてもそれ程変わらないんじゃないでしょうか。
根菜類を食べ続けても冷え性が改善されるとかあまり無いと思いますよ。
ですのであまり陰だ、陽だと考える必要は無いと思います。せいぜい参考程度で十分です。
★シャワーよりお風呂(湯舟) ← お風呂(湯舟)に入らないから、シャワーばかり使っているから←これで冷え性になる訳では無いので別段好みで良いと思いますが…。
ただシャワーより湯舟に浸かった方がその場は温まりますし、リラックス出来るとは思いますが。
湯舟に浸かれば冷え性が改善することでもありませんし、浸からなければ病気になるものでもありません。
毎日入ると平均体温が上がる?なんてこともありませんよ。
ちなみに平均体温が低いのはダメで、体温が上がると免疫力が強くなる…と云った話は良く聞くでしょう?
実際どうなんでしょうかねぇ?
わたしが存じ上げている方々で体温35度台でも90才過ぎても元気な方も多くいらっしゃいますし、36,5度i以上あっても大病されていらっしゃる方も何人も存じ上げておりますし。
う~ん?といった感じです。
★足湯、手湯など ←部分を温めるだけども広範囲の血行が良くなりますが、冷え性が改善とはちょっと違います。
ただしこれらは身体の調整に役に立つのは間違いありません。
次回、”冷え”の最終章になります。