成田市の整体院
手技療法室 縁

 

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2023-03-06 11:58:00

冷えで不調4

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春先になって来ると、冷え性や冷えの話題は世間からは少なくなりますが、以前にも述べましたが暖かい季節になると症状が和らぐだけで、冷え性が治ったわけではありませんよ。

 

何らかの要因で起こる血行不良(障害)と熱エネルギー不足(熱生産量)の問題ですから、年中無休ですね。

 

冷え性と云うネーミングだと女性専門のような印象を与えてしまいますが、上記の様な問題で捉えると男性でもけっこういらっしゃるわけですし、若くても問題を抱えている方がいらっしゃるわけです。自覚の無い隠れ冷え性の方は多いでしょうね。

 

比較上は男性より女性、10代~20代よりそれ以降の年代の方に多いと思われるのは熱エネルギー量の問題と思われます。

 

そしてこれらの問題は単に”冷えを感じる”や”寒がり”などの問題では無く、他にも身心の不調を抱えているわけですので改善対策は必要でしょう。

 

繰り返しますが”冷え性”や”冷え”から不調を招くでは無く、身心に不調を起こす要因がるから冷え性になったり、冷えを感じる…と云うことです。

 

とは言っても、この問題の改善はちょっと大変だと思います。

なぜなら(熱)エネルギーが少ない状態からこれを増やしていくわけですから。

例えは悪いのですが、貧しい状態から豊な状態に変えていくことですね。

 

軽症の方はまだよいですが、それ以上の方は、ほんと根気よく気長に(2~3年)、ゆったり焦らずに取り組んで頂きたいですね。

 

我々のような施術業界で身体のバランスを整えたり、歪みを整えたりすることで冷え性の改善を謳っている方もいらっしゃるようですが、それはそれで良いのですがやはり、それだけでは不十分と思いますね。

 

セルフケアは必須でしょう。

 

≪一般的な対策例≫

(動脈硬化などの循環器系の疾患や甲状腺疾患などの疾患は除きます)

 

★貧血、隠れ貧血チエック

 

いわゆる普通に貧血と云われる”鉄欠乏性貧血”です。(貧血にもいくつかの種類がありますがそれらは除きます)

貧血は冷え性や頭痛、肩凝り、めまい、息切れ、疲労などを引き起こしやすくなる傾向がありますので大事な問題ですよ。

血液検査で男女とも下の基準値に近い方は病院では問題無いと言われますが、貧血と考え対策した方が良いでしょう。

詳細は述べませんが、食生活改善や有効なサプリメントの使用でしょう。

 

★低血圧チエック

 

上記の貧血と併せ持っている方も結構多くいらっしゃいますね。

内臓機能もちょっと弱り勝ちですし、自律神経系の問題も起きている可能性が高いので生活リズムを整えたり、運動を取り入れたり、生活の中での改善が必要です。

単純な低血圧は、現代医学では冷え性と同様、体質的な問題として片付けられてしまいます。

 

高血圧は何かと下げなくてはという感じで問題視されますが、低血圧はスルーされてしまいます。

しかし実際は心臓の血液を押し出す機能が少し弱い訳ですし、血行もよろしく無いわけですし、胃腸の機能低下や自律神経系の問題もあるわけですからこれはこれで問題ですね。

 

★食生活

 

飲食物が血液の質に与える影響は大きいので、食生活の改善はその後の健康生活を考えると見直された方がよろしいのでは?

 

以前、”1日に何食?”の記事では一般的には成人は2食がお勧め、と書いたのですが「冷え性」や「低血圧」、「貧血」の方は1日3食、1回の量は腹7分目位が良いですね。

 

冷え性や貧血などに限らず全ての方が対象ですがファストフードやお菓子を食事代わりにしたり、いつもコンビニ弁当~などはちょっとイマイチ。

たまにだったら良いと思いますが。

 

主食の炭水化物ですが、糖質制限のように炭水化物は食べない~は止めて頂いて(もちろん食べ過ぎは違います)、やはりお米が良いです。

パンや麺食(小麦系の炭水化物)はたまに嗜好品と食べる位がちょうど良いんですが、実際は朝や昼などに食べられる方は多いでしょうね。

下手な物でお腹を満たすなら、おにぎりだけでも良いし、フルーツだけでも良いと思いますよ。

 

おかずはよく言われるように野菜や海藻や病気による制限が無ければ梅干しや納豆などを割合を多めに、動物性食品はそれに続くといった感じでしょうか。

 

脂っこい食べ物や、スィーツ系、ジャンクフード系、特に甘い清涼飲料水系(ジュース、コーラなど)、上記した粉食(小麦食品です、麺やパン、ピザ、ケーキなど)など出来れば、たまに楽しみとして食べて頂けると良いのですが、食生活の話は本当に難しいです。

 

好き嫌いもあれば、上記の物は結構依存性(中毒性)もありますし経済的な問題や手間暇の問題もありますので、ちょっとづつでも、一歩ずつでも変えていけたら理想ですね。

 

カフェインの多く含まれている飲み物などは、交感神経系を刺激し血管を収縮させやすくする働きがあるので、コーヒーでしたら1日2杯位まで(ブラックで)、栄養ドリンクやエナジードリンク系はカフェインが多すぎるのでちょっとお勧め出来ませんねぇ。

 

飲む頻度が高まるといずれカフェイン依存症になる怖れもありますし、カフェインの取りすぎで身体の不調を来たしやすくなる可能性がありますので要注意です。

 

牛乳や豆乳は特に女性の冷え性の方にはあまりお勧め出来ません、一見身体に良さそうですけど。

 

最後にお酒と冷たい飲食物です。

 

お酒類は吞んでいる時は身体があったまる感じとなりますが、酔いが醒めて来ると逆に冷えやすくなりますので、普通に吞みすぎず適度に、ですね。

 

夏は特に冷たい飲食物を頻繁に取りやすくなりますが、胃腸を冷やしすぎたつけは秋~冬の不調として出やすいので、たまには常温や温かい物を取って中和しましょう。

 

食生活に関して簡単に書いてみましたが結構難しい点が多くあると思いますが、ちょっとづつでも、時間がかかっても良い方向に変化させられたら素晴らしいですね。

 

今回はこの辺でお開きにします。

 

次回第5弾で”冷え”問題は最終回となります。

 

 

 

 

 

 

 

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