ブログ
冷えで不調5
冷えの問題も長くなってしまいました。
第5弾、最終回です。
そして暖かくなって来た季節こそ冷え体質の緩和の為の始まりです。
また春先に増える花粉症などのアレルギー疾患をお持ちの方と冷え体質の方はリンクされている場合も割合に多いと思われますので大事な問題です。
前回からの続きになります。
食事関係では油の問題もありますね。
油自体も様々な料理で使用しますし、必要な油脂もありますので難しいのですが、から揚げやフライ、てんぷら、スナック菓子などちょっと問題のある油も多いので頻繁に食べるのはどうかと。
見直しも必要なんですが、お好きな方にはちょっと酷でしょうか?
飲み水は出来れば、蛇口に簡単な浄水器を付け塩素やトリハロメタン、錆などの汚れや不純物を取り除いた方がよろしいかと思います。
前回、嗜好品としてお酒とカフェインを取り上げましたが、タバコは血管を収縮させ血流に影響を与えるので、出来れば避けたいですね。
今まで述べました食事などは冷え体質の方だけでなく、一般の方も対象です。
★運動
冷え体質の方は筋肉量が不足傾向の方が多いと思われます。
筋肉は熱エネルギを産生しますので適度な筋トレで特に背中やお尻から脚にかけての筋肉量を現在よりも増量したいですね。
皮下脂肪も現在少な目ならば増量したいです。
これは筋肉が産生した熱を保温する働きがあるからです。
多すぎはもちろん良くないですが、冷えには気持ち多め位が良いですね。
あと運動では軽めの有酸素運動(少し速足で歩くとか、縄跳びやスロージョギングなど)で血流を良くしたり、薄っすらと汗を流せるようにしたいですね。
発汗は体温調整に必須なものですから、汗をかけない、かかないのはちょっと問題です。
運動などでの発汗は薄っすらかく位が身体にとっては丁度良く、ダラダラかく汗は疲労をもたらします。
時折、サウナや岩盤浴の利用の良いですね。
★冷暖房
冷え体質の方は冷房が苦手の方も多いでしょう。
冷えのぼせタイプの方は冷房がないと不調になったりする傾向がみられますが。
夏の猛暑では熱中症対策も必要ですし、複数の人と一緒にいた場合は個人だけの都合とは行きませんので工夫して上手く付き合っていくしかないでしょう。
暖房の場合も寒冷地でもない限り、過度に依存するのは却って逆効果になりますので衣服や足元ヒーターなどで上手く調整して頂きたいです。
寝るときも寒いからと電気毛布はあまりお勧め出来ないので出来れば電気あんかや湯たんぽで足元を温めて頂きたいですね。
★睡眠
出来れば普段でも6~7時間位は睡眠が取れたら良いですね。
夜の睡眠時間が少し足りない方は短時間の昼寝が出来たらまだ良いのですが。
あとは夜更かしはあまりしないことでしょうか。
若いときはまだ持ちこたえますが、年齢がいってくると自律神経系のバランスが乱れやすくなりますね。
★入浴
入浴に関しては特別なことはありませんが、湯船に浸かるのが嫌いでなければ、半身浴はお勧め出来ます。
身体の内側が温まってくる感じがしてくると思いますよ。
冬などは一旦、全身浸かってから半身浴に切り替えればそんなに寒くなく出来ます。
★薬品
普段、主に自己判断で消炎鎮痛剤などを服用されることが多い方は要注意です。
例えば頭痛持ちなどで頻繁に長期間利用されているような場合、影響が出ている可能性がありますね。
血流も悪くなりますし、他の副作用がでる怖れもありますので。
★メンタル
ある意味これが一番難しいかもしれません。
性格的?に神経質傾向があったり、イライラしやすい、緊張しやすい、心配、不安が多いなどが本人には例え無自覚でも交感神経の緊張を生み血流を悪くしたりします。
自身の内面にも意識を向けたいですね。
なかなか冷え(冷え性)の問題は難しいですよ。
ちなみに当院の施術を考えてみた場合、自律神経系や内臓(胃腸、肝臓、腎臓など)機能へのアプローチを行いますが、影響を与える割合は4割位でしょうか?
残りの6割位はご本人のケアが必要ですね。
個人差は大きいですが冷えを感じないようになるには長期戦になると思いますので、焦らず(焦ってすぐ諦めたり、イライラしてもしょうがないので)、まったりと時間をかけて継続して頂ければと願います。