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自律神経失調症1
昨今、自律神経失調症という言葉をよく聞きませんか?
「自律神経のバランスが~」「自律神経が乱れて~」「交感神経が~」などもです。
はい、当院も「自律神経の不調の方~」と謳っております。
その為か自律神経の不調を訴えられる方のご相談を比較的受ける機会があります。
しかしですね、これは現代医学的には正式な診断名では無いのですよ。
飽くまで便宜的に使われている、若しくは症状名的な意味として使われている訳です。
簡単に言えば、自律神経失調症という特定の疾患がある訳では無く自律神経のバランスの乱れから引き起こされる様々な症状のこと…と理解していただければです。
ですから自律神経失調症状という方が正解でしょうか。
不調になり、ご自身で自律神経の問題だと疑われる方もいらっしゃるでしょうが、一般的にはそのように考えられる方は少ないのでは?
自律神経の影響で起こりやすい症状は多岐にわたります。
〈身体症状の例)
★倦怠感 ★疲れやすい ★頭痛 ★めまい、ふらつき ★高血圧 ★低血圧 ★耳鳴り ★眼精疲労 ★涙が出やすい、出にくい ★喉の違和感 ★動機 ★息苦しい
★肩こり ★腰痛 ★便秘 ★下痢 ★食欲低下 ★胃の不快感 ★頻尿 ★手足の冷え感…などなど。
〈精神麺の症状〉
★不眠 ★イライラ ★落ち込み感 ★不安感 ★意欲低下…などなど。
何か、ありとあらゆる症状が含まれる感じですね。
実際、自律神経失調症と指摘されなくても、少なからず自律神経の影響は大半の不調、疾患に影響を及ぼしているとわたしは考えます。
自律神経は通常、交感神経と副交感神経のバランスは保たれているわけですが何らかのきっかけ、影響でバランスが乱れてしまうと言われます。
やはりきっかけとしては、
★心理的ストレス(大きなストレスや小さなストレスの蓄積など)
★肉体的ストレス(過労など)
が多いと思われます。
それらに生活リズムの乱れや気象なども影響を与える場合もあります。
症状の出方も人それぞれで決まったパターンがある訳では無いのですが、もともと弱い部位、弱っていた部位、日頃から負担が掛かっていた部位などに出やすいのではないかと
わたしは考えています。
また頚部に問題がある方や胃腸などの消化器系の弱い方も影響を受けやすいのでは無いかと思います。
あと性ホルモンの減少、変動に伴った自律神経失調症状としていわゆる更年期障害がありますね。
自動車事故で追突された時に多い、むち打ち症で頚を痛めてから自律神経失調症状が出る場合もあります。
自律神経失調症状の方は複数の症状が出ている場合が多いですし(もちろん一つの場合もあります)、慢性化しているが進行、悪化傾向は余り無いなどの特徴を持つことが多いようですね。
~続きます~