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強もみマッサージ
強揉みぐいぐい系マッサージは今の時代はどうなんでしょうか?
やはり一定数のニーズがあるんでしょうかね?
「強く揉まないと、効いた気がしない」という方、いらっしゃいますよね。
わたしの貧困な想像力では昭和から平成前半の時代、サウナ後にちょっとガタイの良い男性がぐいぐい揉んでもらって気持ち良さげにしているイメージが…。
疲れて凝り固まったような身体を揉み解してもらうと気持ち良いでしょう~からね。
【実際のところ、強揉みマッサージどうなんでしょう?】
そうですね、必要以上に強い刺激を与えると身体は自然と防御反応が起きまして、筋肉は固くなり、つまり鎧化して身を守るので逆効果になりやすいですよ。
また筋繊維が眼に見えませんが、断裂(微細断裂と言います)を起こす可能性もあります。
いわゆる揉み返しになる理由の一つです。
このようにせっかくマッサージを受けても筋肉が固くなり、また凝った感じがするので一旦はほぐれた感じがしても、またマッサージを受けなくてはという負のループに陥りやすくなる可能性があります。
【マッサージは癖になる?】
強揉み好きな方は最初から強い揉み方がお好きだったんでしょうか?
それともマッサージを繰り返しているうちに刺激が強くなっていったんでしょうか?
人間は刺激に対して耐性というものがありまして、慣れてくると刺激が足りなくなり「もっと、もっと」と要求が強くなる傾向があります。
マッサージはある意味、中毒性(依存性)があります。
こりなどをほぐしてもらい気持ち良いと感じた時に脳内に快感物質が出る為です。
先述しました通り、強く揉んでいると逆に筋肉が硬化していき、それをほぐすためにまた揉んでもらう。
揉んでもらっていると快感を感じる。
この繰り返しが中毒性たる所以ですね。
【では、どうする?】
疲労回復やリラックスを目的に、その手段としてマッサージを受けるのがいつの間にかマッサージを受けることが目的にすり替わってしまう場合があります。
要注意です。
リラクゼーション目的であれば最初から弱い刺激量で施術を受けるのがお勧めですし、症状改善緩和目的であれば所々、痛気持ち良い刺激量で施術を受けるのが良いかと。
むやみやたらに強い刺激はお勧め出来ません。
適切な刺激量が大事ですね。
わたしも強いのは苦手です。
強過ぎた場合は施術者に刺激を加減してもらいます。
揉み返しになってしまいますので。
【注】揉み返しは好転反応などではありません。
【強揉みに慣れすぎてしっまている場合】
「強く揉まないと効かない!」「満足出来ない」
このような方は失礼ですけど、身体の感覚が大分鈍くなってしまっている可能性が高く、身体の状態も決してよろしくは無いですね。
出来れば一旦、強揉みから離れて、身体を整え直して行かれた方が良いのですけど時間もかかりますし、ご本人が納得しないと無理なので手間がかかるでしょう。
逆にマッサージなど揉まれるのが苦手、大嫌いという方もいらっしゃいますね。
以前に揉まれることで嫌な思いをしたことがあった、単に経験が無くてという場合もあるでしょうし、くすぐったいとか少しの刺激でも痛く感じるなどの場合、人によっては筋肉や皮膚の緊張が強い為…などと云うこともあります。
まぁ、人それぞれですね。
マッサージも目的を持って上手に利用されると良いでしょうね。
あ、わたしは強く揉まれるとほぼ揉み返しがおきてしまいます。
【注】ちなみに当院はマッサージの施術院ではございません。