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ツボや経絡やら氣功やら
「ツボ」や「経絡 (ケイラク)」というと東洋医学(主に鍼灸)の世界の言葉ですね。
「ツボ」という言葉は良くは分からなくても「〇〇に効くツボ」などと紹介されたりしていますのでご存知の方は多いでしょう。
かたや「経絡(ケイラク)」は馴染みが薄いでしょうね。
ツボとツボを繋ぐライン上のもの、いやそのライン上にツボがあると言っても良いかも知れません。
で、経絡って何?
と、思われるでしょうがツボもそうなんですけど、科学的にはまだ検証されていない実体が無いものなんですね。
主要な経絡は12本ありまして「〇〇肺経」「〇〇大腸経」「〇〇胃経」などと内臓の名前が付いています。
しかし解剖してもMRIなどで撮影してもツボも経絡も確認出来ませんので東洋医学的概念ということになっています。
経絡は氣の通り道と云われたり身体の各部を繋いでいるルートと云われたり、神経系の反射がおこるネットワーク系では無いか?と云われたり所説あります。
ツボに関しても身体の中を流れる氣の出入り口と云われたり、身体の異常の判断ポイント並びに施術ポイントと云われたり。
まぁなんだか難しそうですね。
取り敢えずWHO(世界保健機関)では全身で361(左右対称のものが多い)ほど認定されているらしいです。
全身ツボだらけみたいですね。
上の写真は鍼灸施術の様子ですが、一部の流派の鍼灸施術者の先生達は経絡を整える施術を行っていらっしゃいますね。
つまり実体はよく分からなくても施術には使えるということです。
ちなみに鍼灸も様々な流派、施術スタイルがあり施術者により十人十色といわれる位に違うので全員がこの経絡の調整を行っている訳ではありません。
ところで今回のタイトルから想像するといかにも当院の氣功もツボや経絡に関係していそうな印象になっていますが、実は全く関係ないんですよ。
はい、東洋医学的な考えとは無関係なんです。
それにわたしは経絡と言われても感じたことも見たこともありませんので…はい。
なんとも申し上げられません。
話は違いますが似たような?もので「チャクラ」なる概念があります。
まぁ、これはヨガやアーユルベーダ(インド伝承医学)やスピ系などに興味、関心のある方でしたらおそらくご存知でしょう?
エネルギーの出入りするセンターみたいなものが、頭部から尾骨までのあいだに主要なもので7つ程あるとかなんとか?という概念です。
当然これも実体はわかりません。
もちろんわたしも感じたこともありませんが。
以前、患者さんから「チャクラはあるの?」と尋ねられたことがありました。
わたしの答えは「さぁ、わかりません」でした。
まぁ、わたしにとっては経絡にしろチャクラにしろ直接関係無いので、あろうがなかろうがどっちでも構わないですけどね。
なんか締まりの無い終わり方になってしまいまして…スミマセン。