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湿布ってどう?
湿布薬って、日本人好きなんでしょねぇ?
歴史は江戸時代位からと言われているようですが(中国から伝わったとか)、当時とは成分はもちろん、役割も今みたいに肩こり、腰痛、関節痛、捻挫みたいな感じとは違ったのかもしれませんが、まだ伝統的のように残っていますから。
市販もされてますし、医療機関なら枚数制限はあるものの、保険適応で安く入手できますし飲み薬と違って安心お手軽に使用できますので。
ただ、はっきり申し上げて慢性の肩こりや腰痛などの凝りや痛みには残念ながら意味がないですねぇ。
湿布に治療効果は無いですから。
湿布を使用するのは、
①捻挫や打撲などの怪我の急性期の痛み対策
②腰でも肩でも急性期の強い痛み対策 (ちょっと動かしただけでも痛むとか)これ位でしょうか。消炎鎮痛成分が入っていますので。ですから期間限定ですね。
せいぜい4~5日から1週間位。それ以上は必要無いと思います。
あと冷(感)湿布とか温(感)湿布とかありますけど基本成分は一緒。
温湿布はトウガラシエキスが入っているので貼ると暖めているような気がするだけ。
刺激が強いので皮膚の弱い方はかぶれやすくなる可能性が高いです。
怪我などの急性期は冷感湿布一択。慢性的な方は温めるなら蒸しタオルが良いですよ。
まぁ、湿布だけで良くなるなら安上がりでいいんですけどねぇ…
腰痛にコルセット?
腰痛にはコルセットってイメージがありますか?
近年はコルセットの弊害が随分と言われますね。
確かにその通り、慢性的な腰痛の方には意味が無いと思います。
これが治療になるわけでは有りませんし。
むしろ筋力低下や心理的依存症を引き起こす可能性がありますので。
ただし使い方、使うタイミングを間違えなければ有効です。
【コルセットが有効の場合】
①ぎっくり腰(動くと強い痛みが出ますので、コルセットが支持してくれますので痛みが軽減します。
装着して無理の無い範囲で動きましょう。
痛みが段々、弱まって来たら、もう必要有りません。
②重いものを持ったりする仕事でのぎっくり腰防止策(介護職の方などよく装着されています)。
③高齢者の方で腰痛持ちでコルセットがあると楽と感じる(無いと不安)方(無理に止める必要も無いんじゃないでしょうか)
④高齢者の方で骨粗鬆症などの方に起こりやすい圧迫骨折の時(病院で医師の指示のもと、義肢装具士さんに作成してもらう)
この位でしょうか。
腰を酷使してギックリ腰になる怖れのある方はお守り代わりに持っていた方が良いかも?です。