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2022年 9月のお知らせ
痛み止めの薬はどう?
今回の鎮痛剤に関しては頭痛や生理痛などを除いて腰や肩とか関節の痛みの場合について書いてみます。
基本的に慢性期の何らかの動作で痛むと言った症状にはほとんど必要性は無いですね。
やはり有効なのは急性期(痛み出して間もない期間)の強い痛みの時です。じっとしていても痛む(自発痛)とかギックリ腰で痛みが強くて動けないとか、五十肩の初期で夜も痛くて眠れないなど。
あと怪我の時の痛みなどです。
痛みなどの原因が治る訳ではないですけど痛みを少しでも和らげないとツライですから。
普通の鎮痛剤は大きく分けて非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs:エヌセイズ)「ロキソニンとかボルタレンとかイブプロフェン」などが有名ですね。
病院でもよく処方されますし、市販薬にもあります。
抗炎症作用も強く、鎮痛解熱作用も高いが副作用(胃腸障害、肝臓障害、腎臓障害その他)の面が心配なので長期服用や頻繁に飲むのは問題が有りそうです。
もうひとつはアセトアミノフェン製剤です。上記のタイプの鎮痛剤と比較すると抗炎症作用はほとんど無いようです。おだやかな鎮痛解熱作用と副作用が割と少ない(あくまで非ステロイド抗炎症剤と比較してという意味ですので、やはり長期服用などは問題です)。
市販薬だと「タイレノールA」や「ラックル」などがアセトアミノフェンが主成分の薬です。病院での処方ですと「カロナール」が有名ですか?これらの薬はコロナワクチン接種の副反応の解熱剤として有名になりました(昨年は市販のタイレノールがだいぶ売れて品薄になったことが有りました)。
というわけで服用される場合(解熱剤としても鎮痛剤としても)は私はこちらの薬をお勧めします、
あと神経痛や痺れなどが強い場合(腕や脚など)、今は病院では上記の薬以外にプレガバリン製剤の「リリカ」(神経性疼痛障害の薬)が処方されることが多いようです。作用が強い分、副作用も強いようですね。
以前、この薬を服用されたことのある方(10人位)に伺ったところ、あまり効果を感じた人はいなかったです。
もちろん激しい神経痛などの方で効果を感じた方もいると聞いたことは有ります(私はお会いしたことは無いですが)。
むしろ副作用の面の話はよく聴きました。
当院に来院された方で(高齢者の男性)10か月位服用していたら吐き気と時々嘔吐で困ったが、服用を止めたらこれらが治まったというお話を伺いました。
薬は使い方が難しいですね。
お口の健康と口臭
お口の健康に関して長々と書いてしまいましたが、今回が最終回です。
歯科関係者でも無いのにすみません。
今回は口臭に関して。
口臭はどうです?気にされますか?
~問題の無い口臭~
①生理的口臭:人間も生物ですから完全無臭なんて有りませんのでこれは大丈夫です。
②飲食物による口臭:例えばニンニク食べたり、お酒やタバコなどの嗜好品をとった時の口臭です。
これはご本人が気をつければ済むことなので。
★刺激の強い洗口液などはあまりお勧め出来ません。
殺菌成分が強すぎてもお口の中の細菌バランスを崩しやすくなる可能性があります。
普通に水で十分じゃないでしょうか。
欲を言えば、水に天日海塩を一つまみ入れてのうがいがお勧めです。
お口のブクブクうがい、喉のガラガラうがいどちらにも良いですよ。
~疾患による口臭~
これらは健康問題に関係していますし、その疾患を改善させることが口臭の改善になる訳ですから注意が必要ですね。
【口の中の問題】
①歯周病:口臭に影響する疾患はこれが1番のようです。
②虫歯
③ドライマウス:唾液量が少ない為、細菌が繁殖されやすい。
口呼吸の方は要注意です。
④舌苔:舌につく白い苔みたいなものです。
「舌磨き」専用グッズを使って行いましょう(普通の歯ブラシでゴシゴシはダメです)。
【全身疾患によるもの】
①消化器疾患(胃や腸など)
②糖尿病
③肝臓病
④鼻や咽頭の疾患など
このような疾患から発生する口臭は独特の臭いがあるようです。
★歯磨きやうがいなどで対処できる口臭は飲食物や生理的な口臭だけですね。
原因は元から絶たないと、と言うことですね。
稀ですが口臭が無いのに、本人だけがあると思って気にし過ぎて悩みこんでしまう「口臭恐怖症」という心の病が有るそうです。
掃除、整理整頓、断捨離と健康と運
タイトルが長くなってしまいました。
以前、「トイレ掃除と金運」を書きましたので、ちょっと掃除関連の続編を。
タイトルの中に健康と運の文言を入れましたけど、まぁ当たり前といえば当たり前の話ですよね。
掃除も碌にしないでほこりだらけ、カビだらけとか換気も余りしなくて空気が淀んでいるとか。
極端な例で「ゴミ屋敷」とか「汚部屋」とか。失礼ですけどあんまり健康的なイメージじゃないし、運も良くなさそうな感じがしますよね(実際、住人の方が病気になるかどうかは知りませんが)。
で、今回は環境面(衛生、不衛生)が健康に与える影響の話では無く、掃除や整理整頓、断捨離が心理面に与える影響についてです。
掃除などをコツコツ行うことにより(ごくたまにとかじゃ無く)、自身を見つめ、こころの整理、安定、ストレス軽減などの効果が期待できると言われます。
なに?「掃除や整理整頓」がストレスになるって?そうでしょう!判ります。面倒くさい。後回しにしたい。忙しくて手がまわらない。
奥さんに任せっぱなしの旦那さんもいるでしょう。そんな旦那さんがストレスになる奥さんもいらっしゃるでしょう。
基本的なことで大事とは思うけど出来ればやりたくないとか。
実に奥深い問題だと思いませんか?
私も掃除や片付けることは面倒、後回しにしたい、たまにしかやらないなど若い時は特にそうでした。
しかし結婚したり年齢を重ねたりなど、環境と意識が変わることで若い時と比べるとレベルがちょっと↑したようです。
また起業したことでもうちょい↑した気がします。
もちろん今でも始める時「面倒くさいなぁ~」と思ったり、やりながら中断したりってありますけど、続けていると段々集中してきて気分が良くなったりしますし、達成感があったりします。
これが掃除、整理整頓、断捨離などの効果ですかねぇ。
みなさんも取っ掛かりは「運がよくなる」とか思って始めてみてはいかがでしょうか?
お口の健康と全身への影響
お口の健康に関しての第3弾になります。
第1弾にも書きましたが、歯周病菌などが血管を通じて全身に廻ることにより、心臓疾患や脳梗塞などの血管に関する病気、糖尿病、認知症、感染症に罹りやすくなるなどのリスクが高まると言われています。
例えば糖尿病の方で歯周病に罹っているのでしたら、歯周病の治療をすることで悪化のリスクを減らすことが出来ると言われていますのでぜひ、検診を受けて頂きたいですね。
今まで歯磨きに関して少し書いてきましたが、お口の健康にはまだ、これだけだと片手落ちなんです。
口腔内細菌叢(お口の中の善玉菌、悪玉菌など)は腸内細菌叢とリンクしますのでこちらを改善することも大事なんです。
「お口クチュクチュ」の洗口液だけではねぇ、ダメなんです。ですから当然ですが食生活や過不足無い睡眠、ストレスなども大きく影響しますよ。
つまり免疫を下げることはお口の健康にも大いに関係している訳です(歯周病や虫歯、口内炎など)。
あと個人的に歯周病予防にお勧めなのは唾液を口の中に出す事(ドライマウスで無ければ出ると思います)と指で歯肉部分を力を入れないで軽く円を描くようにマッサージすることです(私は以前は結構やってましたが、最近はさぼってます…)天日海塩を極少量濡らして指先につけ、それでマッサージすると尚効果的ですよ。
最後に歯周病がそれなりに進行傾向にあるのなら「歯周病専門医や認定医」の資格を持つ、歯科医院をネットなどで捜して受診されるのをお勧めします。