ブログ
成田市にお住まいの方へ
お彼岸
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるお彼岸も、来週ですもんね。9月も、はや後半と言うことで。
今年(令和4年)の秋のお彼岸は9月20日(火)~26日(月)だそうです。敬老の日(祝日)の翌日からですかぁ。秋分の日もありますからシルバーウイークですね、なんかいいですねー。当院には無いので。
ちなみに「彼岸」って三途の川を渡った向こう側で悟りの世界のことで、煩悩だらけのこの世は「此岸」(しがん)と言うそうです。お彼岸の風習は日本独自のもので本来の仏教には無く、日本古来の先祖崇拝信仰と仏教がミックスされて出来上がったもの?らしいです。
年に2回あるお彼岸の中日(春分の日、秋分の日)は太陽が真東から昇り、真西に沈む日とか。この日はあの世(彼岸)とこの世(此岸)が近づくとされているらしいですね。
彼岸に付き物の「ぼたもち、おはぎ」←基本、同じ物ですよね。春は牡丹の花にちなんで「ぼたもち」(こしあん)で秋は萩の花にちなんで「おはぎ」(粒あん)とか。これらが食べられる理由として小豆色が魔除けになる?との説もあるらしいです。
しかし考えてみれば顔も知らず、名前も知らないご先祖がいらして今、自分がここに生きている訳ですからねぇ、不思議な感覚です。まさしく「縁」ですか。
ご先祖がどんな人だったのか見てみたい気になります。
おはぎ食べてお墓参りに行ってみましょうか。
台風時の営業について
2022年 9月のお知らせ
痛み止めの薬はどう?
今回の鎮痛剤に関しては頭痛や生理痛などを除いて腰や肩とか関節の痛みの場合について書いてみます。
基本的に慢性期の何らかの動作で痛むと言った症状にはほとんど必要性は無いですね。
やはり有効なのは急性期(痛み出して間もない期間)の強い痛みの時です。じっとしていても痛む(自発痛)とかギックリ腰で痛みが強くて動けないとか、五十肩の初期で夜も痛くて眠れないなど。
あと怪我の時の痛みなどです。
痛みなどの原因が治る訳ではないですけど痛みを少しでも和らげないとツライですから。
普通の鎮痛剤は大きく分けて非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs:エヌセイズ)「ロキソニンとかボルタレンとかイブプロフェン」などが有名ですね。
病院でもよく処方されますし、市販薬にもあります。
抗炎症作用も強く、鎮痛解熱作用も高いが副作用(胃腸障害、肝臓障害、腎臓障害その他)の面が心配なので長期服用や頻繁に飲むのは問題が有りそうです。
もうひとつはアセトアミノフェン製剤です。上記のタイプの鎮痛剤と比較すると抗炎症作用はほとんど無いようです。おだやかな鎮痛解熱作用と副作用が割と少ない(あくまで非ステロイド抗炎症剤と比較してという意味ですので、やはり長期服用などは問題です)。
市販薬だと「タイレノールA」や「ラックル」などがアセトアミノフェンが主成分の薬です。病院での処方ですと「カロナール」が有名ですか?これらの薬はコロナワクチン接種の副反応の解熱剤として有名になりました(昨年は市販のタイレノールがだいぶ売れて品薄になったことが有りました)。
というわけで服用される場合(解熱剤としても鎮痛剤としても)は私はこちらの薬をお勧めします、
あと神経痛や痺れなどが強い場合(腕や脚など)、今は病院では上記の薬以外にプレガバリン製剤の「リリカ」(神経性疼痛障害の薬)が処方されることが多いようです。作用が強い分、副作用も強いようですね。
以前、この薬を服用されたことのある方(10人位)に伺ったところ、あまり効果を感じた人はいなかったです。
もちろん激しい神経痛などの方で効果を感じた方もいると聞いたことは有ります(私はお会いしたことは無いですが)。
むしろ副作用の面の話はよく聴きました。
当院に来院された方で(高齢者の男性)10か月位服用していたら吐き気と時々嘔吐で困ったが、服用を止めたらこれらが治まったというお話を伺いました。
薬は使い方が難しいですね。