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美容鍼
整体系にも美容系ってありますが(小顔〇〇とか)近年は鍼灸の世界でも美容鍼など美容系の施術も出回っていますね。
顔にハリセンボンみたいに鍼を刺したりのシーンを何かでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
これはどうなんでしょうか?
もちろんワタシは関わりが無いですし、残念ながら体験者の方にもお会いしたことが無いので何ともではありますが…。
美容鍼も美容外科(医師)の業界からはあまり良くは言われてないようですね?
根拠が無く、効果に疑問がある為か或いは競合として認めたくない為かわかりませんが??
で、美容鍼を検索してみると「血行促進、小顔、リフトアップ、しみ、くすみ、くま、ほうれい線、美肌」などに有用と謳っているサイトもあったりですが、こんなに盛ってしまうと美容外科みたいですね。
まぁ女性には”なんか怖そうな気もするけど興味を惹かれる”となりそうですね、”芸能人も通う”みたいな。
美容鍼の有用性に対して私見を述べますと、顔の筋肉(表情筋)は以外とこわばり、凝っていることが多いんですよ。
緊張したり何かに集中したり、また様々なストレスがかかると顔も硬くなり、皺がよったりしますからね。
鍼を刺すことで緊張が緩み、血行も良くなることで顔色がよくなり表情も明るくなるかも知れませんね?
顔だけでなく、全身を調整すればより変化を感じるかも?ですね。
しかし小顔とかリフトアップ、ほうれい線、しわ…などはどうなんでしょうねぇ??
美容系整体もそうですけど、美容ビジネスのイメージ戦略としては分かりますけど。
そもそも小顔の定義や基準はどうなんでしょう?
実際、これらの施術ではそんな定義などは関係ないと思いますが…。
しかし顔の骨格が変わるわけは無いですし、顔の脂肪が減ったりすることも無いでしょう。
一時的に浮腫みが減ったり顔の凝りが緩和することで施術前より小顔になったような気になるかも、ですね。
リフトアップとかほうれい線もねぇ?
あまり効能を謳いすぎると”誇大広告”になってしまうのでどうかとは思いますが。
あと顔に鍼をさすことで心配な点は場合によっては皮下出血を起こすことがあることでしょうか。
顔の皮膚は薄いので身体の他の部位と比較すると可能性は少し高いことでしょうかね。
以上、関係者や体験者の方には「そんなことは無い」とお叱りを受けるかもしれませんが私見を述べてみました、はい。
医師が推薦って?
時折、医師も推薦って施術院さんをお見掛けするんですが…。
これって、どーゆーこと?
はい、私見ではありますが、おそらく以下の様に分類出来るのではと考えます。
①ホント。全国多数にある施術院さんの中には医師から(施術内容などに対して評価)個人的に推薦文を頂いている所も僅かながらでもきっとあるでしょう、多分。
(あくまで個人として、医学会などではありません)
②以前の勤務先の院長や医師などに推薦文を頂く。
③身内や個人的に知り合いの医師に推薦文を頂く。
④医師の推薦文や写真などを斡旋してくれる業者に依頼する(有料)。
以上ですが①は殆ど少なく、②や③はたまに、まぁ④の業者さんに有料で依頼が大半かな?…と推察しますが。
当院にもそのようなDMが送られて来ましたが、依頼はしておりませんww。
う~ん、おそらくですが”医師から推薦文などを頂く位に当院は技術力や理論、知識などもレベルが高く安心で安心な施術院ですよ”
という印象操作ですかね?
また”施術法の論文が認められ、論文雑誌に掲載”されていらっしゃるという話もあるようですが?
それなりの論文を作成し提出することにより、掲載料を支払えば殆ど査読されずに掲載してもらえる論文雑誌さんもあるようですからねぇ。
これも推薦文と同じく権威付けでしょうか?
この手法は公的に認められ評価を得ている…みたいな。
普通に考えてそんなことあるわけないですよね~。
あと申し訳ないですが、よく”全国の有名雑誌に掲載されました”的な感じも、わりと拝見しますが…確かに掲載されておりますね。
しかし普通に皆さんが思うように”取材を受けてる”わけでは無いですよね?
いや逆に”広告掲載料を支払って広告記事を雑誌に掲載してる”のでは?
当院にもそのような”〇〇の雑誌に掲載しませんか~?”って営業がありましたが。
当院ではそんな高額な広告掲載料は支払えないのでお願いしてません、はい。
なにかで有名にでもなれば無料で取材に来てもらえますよ~(間違って取材費がもらえたりしてw)
まぁいろいろと宣伝方法はありますので、はい。
最後になりますが、現代医学の医師も一個人となった場合、中にはマッサージや整体、鍼灸などを好きな方もいて不調だったり、疲れたりした場合このような施術を受けられる先生もいらっしゃるでしょう?(実際、いらっしゃいます)
といっても大半の先生方は”あまり信用していない、興味ない”などと思っているケースが多いんじゃないかな~多分。
メンテナンスって必要?
施術院関係(整体など)でもメンテナンスを勧めていることが多いらしいですね。
それって必要なんでしょうか?
確かに車や機械、家などのメンテナンスって長持ちさせる為には大事です。
医療分野でも予防医学や予防歯科なんて言葉もありますし、発病する前に手を打っておいた方が確かに無難ですね。
で、整体などは?
というと例えば、不調を引き起こす原因に「身体の歪み」という考えがあります。
施術でこの歪みが解消され不調が無くなったと、しかし歪みなどは日常生活でまた歪みを引き起こしてしまうもの。
筋肉のこりなども同様ですね、一時的に解消されてもまた再燃されてしまうことが多いですから。
しかし歪んだり、こったりしても定期的にメンテナンスをしておけば発症する前(悪くなる前)に防げる…という考えでしょうか。
確かにこの理屈から言えばその通りと思います(その理論通りであればですが)。
あ、施術者サイドからみたらメンテナンスの患者さんは特別な問題が起きていないわけですから、施術は楽でありがたいことです。
大半がメンテナンスの患者さんだったら凄く喜ばれてしまいますよw。
結局、ワタシの個人的見解ではメンテナンスは「どちらでも良いのでは?」と考えます。
その施術が有用であり、患者さん自身が「メンテナンス的に通いたいなぁ…」と考えるのではあればそれはそれでよろしいでしょうし。
「別にいいっか…」と考えるのであればそれはそれでよろしいかと。
患者さんの考えや目的次第で別に無理にするものでは無く個人の見解でしょう。
ちなみに当院ではメンテナンス的なことは特別お勧めしておりません。
やはり、ご自身が日常の中で健康管理をしていただくのがメンテナンス?の基本と考えている為です。
もちろんご要望があれば承りますがw。
当院と致しましてはその都度、何か問題が起きましたら早めに施術を受けて頂き対処して頂ければよろしいかと考えます、はい。
以上です。
電気治療その後
以前、”電気治療はどうでしょう?”というタイトル記事を書いたのですが、その続編になります。
正しくは物理療法と云うんです。
それに対してのワタシの個人的感想を述べたわけなんですが、結論としては「う~ん、どうでしょう?」という言葉でまとめました。
場合によってはですね、有用な場合もありますけどね(関係者の方、申し訳ありません。あくまで個人的感想です)
で、その記事の最後に比較的新しい物理療法(電気)に「マイクロカレント」と「ハイボルテージ」というものがあって(名前が凄そうですね)、ワタシは全く未経験なので効果が分からないので試してみたい…という記事を書きました。
そうしましたら昨年当院にお越しの患者さん2名の方がありがたいことに、これらの施術経験があるとのこと。
で、感想を伺いましたら「??」と。
まぁ、たったお2人の感想でどうのこうのは言えるものでは決して無いのですが、ワタシの中では「もういっか」となりました、はい。
お陰様で決着つきました~。
ところでこの記事を書いていて思いだしたことがありまして、上記の「ハイボルテージ」って高電圧刺激治療なんですが、以前「コスモドクター」「ヘルストロン」でしたかね?
やはり高電圧の治療器ですが、以前高齢者などを多く集めて無料体験などを行っていたようですけど、今もやっているのかなぁ?
ワタシ最近は全然見掛けることが無いので分からないんですけど。
大分以前の話ですがワタシの勤務時代のことです。
通院されていた高齢の患者さんの複数人の方がこれらの無料体験に通っていて話を聞かせてもらいました。
2~30分位かな?椅子に座って行うようで、何回か通っているうちに「何となく調子がいいような気がする」といった方から、「全然わからん」という方、様々でしたね。
まぁ、こういったものは全て個人差がありますし。
しかし調子がいいような気がすると言っていた方も長く通っているうちに「余りわからんようになった」と言っていました。
みなさん無料だし、時間もあるようでしたし、もしかして具合が良くなればという期待もあって通っていたようですね。
そしてそのうちに購入を促されるようでして、大半の方は購入を断りますが中には買った方もいらっしゃるようで…。
値段も50~100万円位するようなんですよねぇ~ちょっと普通は手がでませんし躊躇しますけど。
やれやれですね。
こういうのは図々しく通いまくって、結局買わないのが良さげでしょうかww
催眠商法か??
これらの機械って「肩こり、頭痛、不眠、慢性便秘の緩和」との標榜は認可されているようなんですが、それらの症状に対しても治癒するとか、他の疾病などに対しての効能効果を謳うことは「薬機法違反」になるとのことですが、誇大広告を行い法違反をしてお咎めを受けたことがあるようですね。
とまぁ、そんなことを思い出しました。
あ、もう一つ。
いや、忘れていたんですが過去にこれは「いいかも」って思った電気治療器がありましてね。
電気を使った温熱治療器なんですが、三井式温熱療法で使用する「三井式温熱治療器」というものでして知る人ぞ知るって云うところでしょうか?
一般的にはあまり知られていないでしょうね(現在は類似の治療器も三井式より安い値段で販売されています)
ハンディタイプのアイロンみたいな形で、それを手に持ち全身(患部)の温熱刺激をするんですが、温度はコントロール出来る機能はありますが、実際施術では高温でやるようでしてね。
ワタシはその療法の指導員から体験施術を受けましたが、イヤこれが熱いっ…お灸を据えられた感じ(分からないですよね?)
激熱でした。
熱いのに冷や汗ものでしたね。
この施術をマジで受けようと思ったら覚悟を決め、根性入れないと無理かも?なんて感想を持ちました(決してディスってるわけではございません)
皮膚の弱い方の施術は気を付けないと火傷のリスクがありそうなんですが、「上手く使えばこれは有用だなぁ」と思ったんですよ。
ちょっと1本欲しかったんですけど、当時でも値段が7万前後したのかな~?
高くて無理~、買えない…で現在に至って忘れていましたとさ。
以上です。
赤ちゃん整体?
最近、赤ちゃん(乳幼児)整体というものを知りました。
産後間もない方でしたら、ひょっとしてご存じかも?
「ベビーマッサージ」などもありますが、これはお母さんがスキンシップの手段として役立ちそうですね。
基本、お母さんが行うことに意味がありますので、教室などに参加して習われるのも良いかも知れません。
お母さんのストレス解消にも役立ち、お子さんとのコミュニケーションを図り、精神の安定や睡眠の改善や便秘などの改善にも有用だとか。
発育を促す作用もあるとか?ですがこれは結果がすぐにわかるものではないのでどうなんでしょう?
なかには資格を取ることを勧める講座があったりするようですが、いや、別に必要無いでしょう、この民間資格は。
また「マタニティマッサージ」というのもあります。
お腹が大きい時にマッサージをするわけですが、これはご主人が行うことに意義がありますね。
夫婦のコミュニケーションを深め、胎児にも好影響を与えると思います。
何らかの症状がある場合は、第三者の介入も必要でしょうが基本的にはお二人でどうぞ、です。
やはり肌のふれ合い、ぬくもりは大事ということでしょう。
さて整体なんですが、これ必要ですか?
第三者の介入ですから何らかの問題があるということでしょうけど…。
ベビーマッサージのように便秘や消化機能を高める、発育促進から頭の形(斜頭症、短頭症など)を矯正、向き癖、夜泣き、発達障害…など謳っている施術家の先生もおられるようですが…。
え~本当かなぁ?
赤ちゃんの大半は身体に歪みがあるとか、産後すぐに整体をした方がいい、お母さんも一緒に矯正を受けた方がいい~なんておっしゃる施術家先生もおられるとか。
う~ん?
効果や結果は個人差がありますので何とも言えませんが、斜頭症などに対応出来る施術家の先生も少数派ですがおられるとは思います。
が、それ以外で標ぼうされている方の多くはどうでしょうかねぇ?
わずかにセミナーに通っただけで臨床経験も殆ど無い場合が多いのではないでしょうか。
実際、乳幼児に練習出来る機会など、そうそうある訳ありませんからね。
練習する機会があまり無いまま、いきなりぶっつけ本番じゃ患者さんは怖いですよ~。
普通の大人の方を相手にするわけではないですから。
しかし、この整体業界も今までみたいに「腰痛だ~、肩こり、神経痛だ~」みたいな分野だけだと市場が狭くなってしまっているから、近年は「猫背やらO脚やら小顔」から
「ダイエット」など美容系やら「骨盤矯正」、「マタニティ」系の不妊、産後骨盤矯正、赤ちゃん系またはアトピーなども対象にしたりして凄いですね~。
もう何でもあり、みたいな。
悪く言えば無節操でしょうか?
例えば骨盤も大事な部位なのは間違いないでしょうけど、「骨盤矯正」なんてワードは日本の整体ビジネス業界特有でしょ。
骨盤だけどうにかすれば何とかなる、なんてことはそうそうないでしょ。
しかも骨盤矯正を謳いながら腰椎を矯正?したりしてる先生もいたりで。
産後骨盤矯正なんてどなたがブームを作ったのやら。
出産して半年以内に骨盤矯正しないと大変なことになる…なんて思い込んでいる方はいませんか?
骨盤が開いたまま閉じ無いとか、このままだと体型が戻らない、太ってしまう~とか?
腰痛や体調不良は骨盤の歪みが原因だから矯正しないと!なんてね。
しかし産後骨盤というワードが流行る前は誰も矯正なんて受けて無かったわけですよね。
産婦人科の先生からは骨盤が~なんて言われて無いでしょ。
産後暫くしても体調の問題がある場合は整体でもなんでも受けてみる選択肢はあり、でしょう。
産後骨盤などに関係無くですね。
また不妊整体はどうなんでしょ?
場合によっては施術を受けて体調が良くなり、妊娠の確立が高まるなんてことはあるかも知れません。
しかしこれ、不妊整体というネーミングはどうなんでしょうか?
さも、これを受ければ妊娠しやすくなるなんてイメージを持たせてしまうのでは?
そうなると誇大表現と指摘されるのではないかと。
不妊の場合、大半の方が不妊治療を受けられているでしょうから、妊娠した場合でもどちらが効果があったのかわかりません。
つまり整体単独でやらない限りほんとの効果はわかりませんが、不妊で悩んでいらっしゃる方は結果が伴えばどちらでも良いと、きっとお考えになるでしょう。
上手く妊娠出来れば施術家先生は整体の効果があった…と自慢げに思うかも?知れませんが、上手く行かなかった時はなんて言うのかなぁ?
返金制度を謳っている整体院さんもありますが、さすがに不妊整体ではそれは無理でしょうね。
このように色々とありますが、大半は市場拡大、ビジネス戦略でしょうね。
他院との差別化をはかり集患(客)をする…ということでしょう。
マタニティ系だと不妊系の場合はなんにしても上手く出産迄いければ、お母さんの産後矯正やら赤ちゃん系、ついでにお父さんやらご家族、ママ友までターゲットを狙えますし、赤ちゃん(乳幼児)系から始めた場合はお子さんが一人で通院するわけ無いので、お母さんやお父さん、ご家族、ママ友まで同じく取り囲もうと考えられますね。
もちろん、なんにしても良い方向に持っていけるなら何の問題もありませんが、出来もしないで煽っているだけなら誇大広告、煽り広告になってしまいます。
ま、確かにわれわれもビジネスなのは間違い無いですが、この辺は注意したいところですね、
ところで産婦人科の先生や、産婦人科の看護師さんやら助産師さんなどからしたら、このようなマタニティ系整体ってどう思われるんでしょう?
ぜひ、聴いてみたい気がします。