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メンテナンスって必要?
施術院関係(整体など)でもメンテナンスを勧めていることが多いらしいですね。
それって必要なんでしょうか?
確かに車や機械、家などのメンテナンスって長持ちさせる為には大事です。
医療分野でも予防医学や予防歯科なんて言葉もありますし、発病する前に手を打っておいた方が確かに無難ですね。
で、整体などは?
というと例えば、不調を引き起こす原因に「身体の歪み」という考えがあります。
施術でこの歪みが解消され不調が無くなったと、しかし歪みなどは日常生活でまた歪みを引き起こしてしまうもの。
筋肉のこりなども同様ですね、一時的に解消されてもまた再燃されてしまうことが多いですから。
しかし歪んだり、こったりしても定期的にメンテナンスをしておけば発症する前(悪くなる前)に防げる…という考えでしょうか。
確かにこの理屈から言えばその通りと思います(その理論通りであればですが)。
あ、施術者サイドからみたらメンテナンスの患者さんは特別な問題が起きていないわけですから、施術は楽でありがたいことです。
大半がメンテナンスの患者さんだったら凄く喜ばれてしまいますよw。
結局、ワタシの個人的見解ではメンテナンスは「どちらでも良いのでは?」と考えます。
その施術が有用であり、患者さん自身が「メンテナンス的に通いたいなぁ…」と考えるのではあればそれはそれでよろしいでしょうし。
「別にいいっか…」と考えるのであればそれはそれでよろしいかと。
患者さんの考えや目的次第で別に無理にするものでは無く個人の見解でしょう。
ちなみに当院ではメンテナンス的なことは特別お勧めしておりません。
やはり、ご自身が日常の中で健康管理をしていただくのがメンテナンス?の基本と考えている為です。
もちろんご要望があれば承りますがw。
当院と致しましてはその都度、何か問題が起きましたら早めに施術を受けて頂き対処して頂ければよろしいかと考えます、はい。
以上です。
電気治療その後
以前、”電気治療はどうでしょう?”というタイトル記事を書いたのですが、その続編になります。
正しくは物理療法と云うんです。
それに対してのワタシの個人的感想を述べたわけなんですが、結論としては「う~ん、どうでしょう?」という言葉でまとめました。
場合によってはですね、有用な場合もありますけどね(関係者の方、申し訳ありません。あくまで個人的感想です)
で、その記事の最後に比較的新しい物理療法(電気)に「マイクロカレント」と「ハイボルテージ」というものがあって(名前が凄そうですね)、ワタシは全く未経験なので効果が分からないので試してみたい…という記事を書きました。
そうしましたら昨年当院にお越しの患者さん2名の方がありがたいことに、これらの施術経験があるとのこと。
で、感想を伺いましたら「??」と。
まぁ、たったお2人の感想でどうのこうのは言えるものでは決して無いのですが、ワタシの中では「もういっか」となりました、はい。
お陰様で決着つきました~。
ところでこの記事を書いていて思いだしたことがありまして、上記の「ハイボルテージ」って高電圧刺激治療なんですが、以前「コスモドクター」「ヘルストロン」でしたかね?
やはり高電圧の治療器ですが、以前高齢者などを多く集めて無料体験などを行っていたようですけど、今もやっているのかなぁ?
ワタシ最近は全然見掛けることが無いので分からないんですけど。
大分以前の話ですがワタシの勤務時代のことです。
通院されていた高齢の患者さんの複数人の方がこれらの無料体験に通っていて話を聞かせてもらいました。
2~30分位かな?椅子に座って行うようで、何回か通っているうちに「何となく調子がいいような気がする」といった方から、「全然わからん」という方、様々でしたね。
まぁ、こういったものは全て個人差がありますし。
しかし調子がいいような気がすると言っていた方も長く通っているうちに「余りわからんようになった」と言っていました。
みなさん無料だし、時間もあるようでしたし、もしかして具合が良くなればという期待もあって通っていたようですね。
そしてそのうちに購入を促されるようでして、大半の方は購入を断りますが中には買った方もいらっしゃるようで…。
値段も50~100万円位するようなんですよねぇ~ちょっと普通は手がでませんし躊躇しますけど。
やれやれですね。
こういうのは図々しく通いまくって、結局買わないのが良さげでしょうかww
催眠商法か??
これらの機械って「肩こり、頭痛、不眠、慢性便秘の緩和」との標榜は認可されているようなんですが、それらの症状に対しても治癒するとか、他の疾病などに対しての効能効果を謳うことは「薬機法違反」になるとのことですが、誇大広告を行い法違反をしてお咎めを受けたことがあるようですね。
とまぁ、そんなことを思い出しました。
あ、もう一つ。
いや、忘れていたんですが過去にこれは「いいかも」って思った電気治療器がありましてね。
電気を使った温熱治療器なんですが、三井式温熱療法で使用する「三井式温熱治療器」というものでして知る人ぞ知るって云うところでしょうか?
一般的にはあまり知られていないでしょうね(現在は類似の治療器も三井式より安い値段で販売されています)
ハンディタイプのアイロンみたいな形で、それを手に持ち全身(患部)の温熱刺激をするんですが、温度はコントロール出来る機能はありますが、実際施術では高温でやるようでしてね。
ワタシはその療法の指導員から体験施術を受けましたが、イヤこれが熱いっ…お灸を据えられた感じ(分からないですよね?)
激熱でした。
熱いのに冷や汗ものでしたね。
この施術をマジで受けようと思ったら覚悟を決め、根性入れないと無理かも?なんて感想を持ちました(決してディスってるわけではございません)
皮膚の弱い方の施術は気を付けないと火傷のリスクがありそうなんですが、「上手く使えばこれは有用だなぁ」と思ったんですよ。
ちょっと1本欲しかったんですけど、当時でも値段が7万前後したのかな~?
高くて無理~、買えない…で現在に至って忘れていましたとさ。
以上です。
赤ちゃん整体?
最近、赤ちゃん(乳幼児)整体というものを知りました。
産後間もない方でしたら、ひょっとしてご存じかも?
「ベビーマッサージ」などもありますが、これはお母さんがスキンシップの手段として役立ちそうですね。
基本、お母さんが行うことに意味がありますので、教室などに参加して習われるのも良いかも知れません。
お母さんのストレス解消にも役立ち、お子さんとのコミュニケーションを図り、精神の安定や睡眠の改善や便秘などの改善にも有用だとか。
発育を促す作用もあるとか?ですがこれは結果がすぐにわかるものではないのでどうなんでしょう?
なかには資格を取ることを勧める講座があったりするようですが、いや、別に必要無いでしょう、この民間資格は。
また「マタニティマッサージ」というのもあります。
お腹が大きい時にマッサージをするわけですが、これはご主人が行うことに意義がありますね。
夫婦のコミュニケーションを深め、胎児にも好影響を与えると思います。
何らかの症状がある場合は、第三者の介入も必要でしょうが基本的にはお二人でどうぞ、です。
やはり肌のふれ合い、ぬくもりは大事ということでしょう。
さて整体なんですが、これ必要ですか?
第三者の介入ですから何らかの問題があるということでしょうけど…。
ベビーマッサージのように便秘や消化機能を高める、発育促進から頭の形(斜頭症、短頭症など)を矯正、向き癖、夜泣き、発達障害…など謳っている施術家の先生もおられるようですが…。
え~本当かなぁ?
赤ちゃんの大半は身体に歪みがあるとか、産後すぐに整体をした方がいい、お母さんも一緒に矯正を受けた方がいい~なんておっしゃる施術家先生もおられるとか。
う~ん?
効果や結果は個人差がありますので何とも言えませんが、斜頭症などに対応出来る施術家の先生も少数派ですがおられるとは思います。
が、それ以外で標ぼうされている方の多くはどうでしょうかねぇ?
わずかにセミナーに通っただけで臨床経験も殆ど無い場合が多いのではないでしょうか。
実際、乳幼児に練習出来る機会など、そうそうある訳ありませんからね。
練習する機会があまり無いまま、いきなりぶっつけ本番じゃ患者さんは怖いですよ~。
普通の大人の方を相手にするわけではないですから。
しかし、この整体業界も今までみたいに「腰痛だ~、肩こり、神経痛だ~」みたいな分野だけだと市場が狭くなってしまっているから、近年は「猫背やらO脚やら小顔」から
「ダイエット」など美容系やら「骨盤矯正」、「マタニティ」系の不妊、産後骨盤矯正、赤ちゃん系またはアトピーなども対象にしたりして凄いですね~。
もう何でもあり、みたいな。
悪く言えば無節操でしょうか?
例えば骨盤も大事な部位なのは間違いないでしょうけど、「骨盤矯正」なんてワードは日本の整体ビジネス業界特有でしょ。
骨盤だけどうにかすれば何とかなる、なんてことはそうそうないでしょ。
しかも骨盤矯正を謳いながら腰椎を矯正?したりしてる先生もいたりで。
産後骨盤矯正なんてどなたがブームを作ったのやら。
出産して半年以内に骨盤矯正しないと大変なことになる…なんて思い込んでいる方はいませんか?
骨盤が開いたまま閉じ無いとか、このままだと体型が戻らない、太ってしまう~とか?
腰痛や体調不良は骨盤の歪みが原因だから矯正しないと!なんてね。
しかし産後骨盤というワードが流行る前は誰も矯正なんて受けて無かったわけですよね。
産婦人科の先生からは骨盤が~なんて言われて無いでしょ。
産後暫くしても体調の問題がある場合は整体でもなんでも受けてみる選択肢はあり、でしょう。
産後骨盤などに関係無くですね。
また不妊整体はどうなんでしょ?
場合によっては施術を受けて体調が良くなり、妊娠の確立が高まるなんてことはあるかも知れません。
しかしこれ、不妊整体というネーミングはどうなんでしょうか?
さも、これを受ければ妊娠しやすくなるなんてイメージを持たせてしまうのでは?
そうなると誇大表現と指摘されるのではないかと。
不妊の場合、大半の方が不妊治療を受けられているでしょうから、妊娠した場合でもどちらが効果があったのかわかりません。
つまり整体単独でやらない限りほんとの効果はわかりませんが、不妊で悩んでいらっしゃる方は結果が伴えばどちらでも良いと、きっとお考えになるでしょう。
上手く妊娠出来れば施術家先生は整体の効果があった…と自慢げに思うかも?知れませんが、上手く行かなかった時はなんて言うのかなぁ?
返金制度を謳っている整体院さんもありますが、さすがに不妊整体ではそれは無理でしょうね。
このように色々とありますが、大半は市場拡大、ビジネス戦略でしょうね。
他院との差別化をはかり集患(客)をする…ということでしょう。
マタニティ系だと不妊系の場合はなんにしても上手く出産迄いければ、お母さんの産後矯正やら赤ちゃん系、ついでにお父さんやらご家族、ママ友までターゲットを狙えますし、赤ちゃん(乳幼児)系から始めた場合はお子さんが一人で通院するわけ無いので、お母さんやお父さん、ご家族、ママ友まで同じく取り囲もうと考えられますね。
もちろん、なんにしても良い方向に持っていけるなら何の問題もありませんが、出来もしないで煽っているだけなら誇大広告、煽り広告になってしまいます。
ま、確かにわれわれもビジネスなのは間違い無いですが、この辺は注意したいところですね、
ところで産婦人科の先生や、産婦人科の看護師さんやら助産師さんなどからしたら、このようなマタニティ系整体ってどう思われるんでしょう?
ぜひ、聴いてみたい気がします。
痛みと筋力
”痛みと筋力”の関係性のテーマですが、結論から申し上げますとあまり関係無いですね~。
もちろん普通以下に弱いのは問題あり、ですけど。
筋力が弱いから例えば腰痛や肩こりになるのかな?
と、思われている方がいらっしゃったらそんなことはありませんよ。
ちょっと昔は腰痛になるのは腹筋や背筋が弱いのでそれらを鍛えれば改善する…なんて云われた時もありましたけどね。
実際そんな単純明快な話ではありません。
あなたより筋力の弱い子供がみんな腰痛になっている訳ではありませんし、あなたより筋力が強い人は腰痛や肩こりにならない訳ではありませんよ。
しかし「私は筋トレを始めてから腰痛や肩こりに悩まなくなった」という方もきっといらっしゃるでしょう。
それは筋トレの効能である血流促進やストレス解消や運動しようとモチベーションが高まった為の効果でしょう。
比較的軽症で痛みやこりを引き起こす要因が少ない方の場合は軽減される可能性はありますね。
しかし誰にでも。どんな場合にでも有効という訳ではありませんし逆効果になる場合もありますのでその辺の見極めは必要になります。
【筋トレの効果】
基本的に筋トレの一番の効果は活動性が高まることではないでしょうか。
今のご自身の筋力よりワンランクアップすれば、動くことが何か楽になったと思われるのことでしょう。
・基礎代謝を高める。
・体型の改善。
・血流促進、熱の生産量の向上により冷え性対策になる。
・生活習慣病(高血圧、動脈硬化、糖尿病、腎臓病など)の予防と改善を促す作用。
・ストレス緩和。
・美肌効果…などなど云われております。
簡単な有酸素運動(ウオーキングなど)と併用すれば尚更効果的なんでしょうね。
筋トレというと、やはりジムに行きマシンを使って…というイメージになりますかね。
目的が体を絞り筋肉をつけてカッコよくしたいとか器具を使いガンガンやりたいという場合はそちらの方がよろしいでしょうね。
しかし健康維持や改善目的でしたら、必要以上に筋肉量や筋力を付ける必要は無いので自宅などで器具を使わず自重で十分です。
こりや痛みの予防や軽減させたいのならば単純な筋トレよりも少し動きを加えたエクササイズがよろしいかと思います。
このブログでは具体的には申し上げませんので、ご自身の今の状態(体調や体力など)と目的に応じてネットや書籍などで調べたりして試行錯誤して実践して頂きたいと思います。
ストレッチのブログでも書きましたが、痛みの強い時、体調があまりよろしく無い時は行わず無理しないで楽しむ気持ちで行って頂ければと。
あとは地道に地味に継続ですよね。
それが一番むずかしいかも?
まぁしかし、人間も動物ですから動くのが基本で自然なことですよね。
ストレッチ考~追伸
前回のストレッチ考で書き足りない点がありましたので、追伸とさせて頂きます。
ストレッチは自動的ストレッチ ←セルフで行うストレッチ、これが基本ですね。
他動的ストレッチ ←他者に行ってもらうストレッチ、病気やケガの後遺症対策にはアリです。
ただ、普通の方が他者(施術者など)にストレッチをやってもらうのはどうかですが、これはあくまで補完的でしょう。
他動的にやっても可動域が拡がり身体の柔軟性が増す、や姿勢が良くなる…などは一時的なものでしょうね。
例えて言えば、マッサージを受けるようなものでしょう。
刺激を与えて”痛気持ちいい”ということだと思います。
くれぐれも他動的ストレッチを受ける場合は軽く(せいぜいイタキモ程度に)、たまにリラックス目的で受けるのがよろしいのではないでしょうか。
タイ古式マッサージや整体関係、ジムなどでも受ける機会がありそうですからね。
やはり基本はセルフ(自動的)ですね。
【最後に】
私見ですが、ストレッチを身体の柔軟性を高めることをあまり目的、目標にしない方がよろしいのではないでしょうか。
アスリートなどでその競技に必要な柔軟性を得るのを目的に行うことはありますが、一般の方が健康維持、増進目的に行うのであるなら普段の生活に困らないレベル、普通に活動出来る位の柔軟性(可動域)があれば十分では?
柔軟性の向上は結果論として現れれば良しで、リラックスする、無駄な力を抜く…などを目的に行った方が有用だと考えます。
柔軟性は生まれつきの要素もありますし、筋肉や関節の緩さなどのそれぞれ違いますし、AさんとBさんが同じストレッチを同じ頻度で行っても結果は違うわけです。
変に力んで頑張って、身体を軟らかくしたい…と考えて行うとむしろ逆効果になったり、あまり効果が出ないことになりやすいですよ。
人と比べて身体が硬いからとか、硬いから駄目なんだ…なんて決して思わずにまったり、ゆったり…を味わいながら行って下さいね。
お風呂上がりに行うのが良いと云われるのは身体だけでは無く、気持ちもリラックスしているからでしょうね。
身体の痛みやこり(例えば腰痛、肩こりなど)は身体が硬いからと考え、では柔軟性を高めれば解決するかと言えばそう単純な問題では無い場合が多いのでご注意を。
もちろん予防目的には有用な方法の一つにはなるでしょう。