成田市の整体院
手技療法室 縁

 

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2025-07-04 16:17:00

東洋医学(的)か?

東洋医学-min.jpg

整体は東洋医学のジャンルに含まれると勘違いされている方もいらっしゃるかも知れませんね?

いぇ、整体は東洋医学ではないんですよ~。

 

たしかに整体にも東洋医学的(?)な手技ももちろんあります(日本で出来た手技、それぞれ名称はあります)が。

基本的には別物。

 

日本で東洋医学といえば大別しますと「漢方(薬)と鍼灸」でしょう。

しかしややこしい事にもうちょっと細かく述べますと以下のように分類される事でしょう。

 

●東洋医学概念に基づいた漢方薬治療

●現代医学的?概念(診断、疾患名)による漢方薬治療

 

●東洋医概念に基づいた鍼灸施術

●東洋医学概念とは別の概念に基づいた鍼灸施術

 

なんだかよく分かりませんかね?

そうですよね、漢方や鍼灸などは現代医学のジャンルでは無いので東洋医学だと思われる事でしょう?

 

では東洋医学といえるのは何かと申しますと、上記しました通り東洋医学概念(例えば陰陽五行、虚実、五臓六腑など)を基に、東洋医学独自の診断法(脈を診たり、腹を触って診たり、舌を診たり、身体を触ってみたり等)を用いて「証(しょう)」という独自の診断を下して処方や施術するということです。

 

漢方薬処方で例を挙げますと「風邪に葛根湯」のような処方は現代医学的な処方の仕方となります。

一般的に病院などを受診して処方される漢方薬はこのような形となりますでしょう。

 

東洋医学独自の処方となると漢方専門医の医師か薬剤師以外では難しいでしょう。

もっとも軽症の場合や複雑な症状でなければ現代医学的処方で効果がみられることも多々あるかも知れません。

 

鍼灸施術の場合は施術者により十人十色と云われる位ですのでまちまちでしょう。

どのような施術法が良いとか優れているかは中々判断出来ませんね、それぞれといったところでしょうか?

 

全体的には東洋医学に基づいた鍼灸施術を行っている施術者は少ないと云われているようです。

一般の方には何がどう違うのか…これまた分かりづらいでしょうね…はい。

 

では、マッサージはどうなのか?と。

これはカタカナ表記されている位ですので西洋(ヨーロッパ)発祥の手技療法のひとつです。

 

日本版のマッサージ?といえるものに按摩(あんま)と指圧があります。

按摩は原型としたは古代中国より伝承し日本で変化していった手技ですし、指圧は日本で発祥し基本、押すことを主とした手技です。

 

これらを東洋医学に含むものとしているのかはワタシは存じませんが…。

まぁ何にしてもですが、どのジャンルのものであれ有用(害が無く、役に立つもの)であれば賢く利用されるのがよろしいかと思います…はい。

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-06-06 18:08:00

原因は?

原因-min.jpg

 原因は一つだけと思っていませんか?

この症状が起きるのはこれが原因だって。

 

確かにそれの方が分かりやすくって良いですよね。

その原因さえ取り除けば解決。

 

しかしどうなんでしょうか?

慢性的であちこち具合がよろしく無いような場合、一つの原因に絞りきるのはちょっと難しいかもしれません。

 

また回復力の差などはご自身の体力やら生活習慣やら環境やらと何かと影響を及ぼすものがありますので皆が同じではありませんよね。

「〇〇を行えば~」「〇〇を食べれば~」とは行かないケースが多いでしょう。

 

ワタシの場合、原因という言葉を使うのがあまり好きでは無く、「要因や要素」という表現を使うことが多いです。

複数の要因や要素が重なり合ってその症状が引き起こされると考えますね。

 

例えば「ギックリ腰」でも、「重い物を持ったから、腰を捻る動作をしたから」などはきっかけ(つまり一つの要素)であり、既に腰などが良い状態では無い、実は疲れが溜まっていた…などなど複数の要因がありぎっくり腰になった…と。

 

よく聞く話で「年齢(加齢)のせいで~」やら「軟骨が減って」なんて言われる事もありそうですね。

いえ、確かに加齢も大事な要素であるのは間違いありません。

 

10代やら20代の時と比べると体力も免疫機能も低下しますし、基礎疾患を持っている可能性も高い、長年の疲労の蓄積もあるでしょう。

軟骨も減ってきますし。

 

しかしこれらは要因、要素の一つであって全てではありません。

複数の要素が重なり合わないと症状は起きにくいでしょう。

 

結論的にいえば重なり合う要因、要素が多ければ多いほど症状も複雑化しやすく、改善に手間取り長引きやすい。

少ないほど改善、回復しやすい可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

 

整体界隈では良く聞かれる事も多いと思いますが「背骨の歪みが~」「骨盤の歪んで~」「筋膜、筋肉が~」「姿勢が~」なんてフレーズ。

確かに全て大事で原因とも云える要素ですが、逆に言えばそうなっているのも結果でしかない…とも言えそうな気が?

 

また「原因は患部では無く、別の場所にある」的なフレーズもよくありますね。

「腰が痛いのは腰に原因があるのでは無く、〇〇に問題がある」なんて。

 

これまた確かにそうワタシも思います。

実際、脚(足)やらお腹側の筋肉などの問題が影響していたりと。

(患部にも問題はありますよ、この場合は腰そのものにもです)

 

ただこのように腰痛でも肩こりでも患部だけでは無く、他の場所からの要因、要素が絡んで来るわけです。

肩こりでも手指、手、腕だったり腰や脚からだったり…です。

 

また喰いしばりやらストレスやら、食べすぎやら睡眠不足やら何やらと要因、要素が重なり合うわけです。

その複数の要因、要素を減らす(解消)事が必要ですね。

 

ワタシの場合、施術方針はその要素、要因をちょっとでも減らそうと考えアプローチするだけです。

時折お見かけする「根本原因?を~」なんて考えたことは無いですね~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025-03-12 18:06:00

読める身体

身体-min.jpg

 

「読める身体」ということで…。

これワタシが勝手に言っている事ですけど。

 

通常、施術にあたって先ずはカウンセリング(問診)や検査などが行われると思います。

当院でもそうですね。

 

それらはもちろん大事な事ですが、実際は施術しながら分かる事はそれら以上にあったりしますね。

まぁ、ワタシの場合は…ですけど。

 

読む身体というと能動的に行う感じですが、どちらかというと受動的に施術中「ここに問題があり、問題が起きている」みたいな解決の為の糸口が分かってくる…のような感じでしょうか?

もちろん初回からそうなる場合もありますし、2~3回以上の施術が必要な事もあります。

 

しかしどなたに対しても同じように読める訳では決して無く、これが「読みやすい(読める身体)方」と「読みにくい(読めない身体)方」に分かれるんです。

もちろんどちらにも幅があって「けっこう読める~まぁまぁ読める」のような感じで「読みにくい」場合も同様です。

 

で、当然読みやすい場合の方が施術効果と申しますか変化がおきやすい。

逆の場合はなかなか難しい。

 

これは手技のみならず気功でも同様です。

はっきりと強く気の滞っている感じがワタシの手のひらに痛みや圧力?のような感じで伝わってくる場合の方が変化が良いですね。

 

ところで、どうして「読みやすい(読める)」「読みにくい(読めない)」に分かれるのか?

これははっきりとはわかりませんが以下のような事でしょうか?

 

①ワタシの技量不足

②現在現れている症状は別の疾患などにより引き起こされている場合(例えば腰痛の原因が別の疾患が原因で起きている…など)

③その方の内面に例えば強いストレスやトラウマ的な問題などが存在していて回復を阻害している?など。

 

う~ん、他にもあるかもしれません。

もっと読めるように研鑽しなくてはと、反省です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-08-29 18:21:00

好転反応って??

好転反応-min.jpg

 

みなさんは「好転反応」というワードを聞かれたことはありますか?

 

簡単に申しますと「整体やら鍼灸などの施術などを行った結果、滞っていた血流やリンパの流れなどが良くなり、一気に老廃物や毒素などが身体中を駆けめくり肝臓や腎臓に負担が掛かり起こる一時的な症状」で、文字通り回復に向かっている証拠とか?(もちろん全員に起きる訳では無く、人によりけりだそうです)

 

と、このような感じでおっしゃっている施術家の先生方も多くいらっしゃるようです。

もちろん何も云われない先生や否定的な見解の先生もいらっしゃるわけですが。

 

で、どのような症状が起きるかと言えば。

「眠気、だるさ、頭痛、発熱、ふらつき、元々痛い場所が痛みを増す、今迄無い場所が痛み出す、腹痛、吐き気、便秘.下痢、湿疹、吹き出物、目やに、尿が濃くなる…」など。

 

いつ位から発症して、どれ位の期間続くのか?

「施術の翌日~3日以内から発症して1日~3日位で段々と和らぐ」と云われているようで、それ以上続くような場合は好転反応以外の原因が考えられる…とのことです。

 

う~ん、好転反応?

どうなんでしょう?

 

いえ、ワタシ的にはあまりそのような事は無いのではないかと思います。

ワタシが施術を行ってきた中では無かったですし、ワタシが施術を受けた場合でも無かったですね。

 

もちろん医学的には好転反応という用語はありません。

 

ちなみに施術後「眠気、だるさ」など人により、場合によりですが起きることはありますが単に「筋肉などの緊張が緩み、交感神経優位の状態から副交感神経優位モードに切り替わった」だけ。

好転反応なんて大層な事では無く、施術の作用による単なる反応でしかないと思います(私見です)

 

それ以外の症状?

ワタシにはちょっと分かりません。

 

痛みが増した場合などは、それこそ刺激(例えば押したり、揉んだり、矯正など)が強すぎたり、動かしすぎたりなどのオーバードーゼ(刺激過多)の場合が多いのではないでしょうか?

 

それと別に問題なのは好転反応の説明で先述しました「滞っていた血流やリンパの流れが良くなり、老廃物や毒素が~」と書きましたがこれはマズイのでは無いでしょうかね。

「老廃物や毒素がドバドバ~

「デトックス~」みたいな。

 

なにかYou Tubeのサムネみたいですね。

医学の世界からみたら叩かれる話でしょうね、「老廃物ってなに?毒素?なにそれ?」って。

 

しかし「好転反応」って何気に受け入れられるような気がしますが、どこから来た言葉なんでしょうか?

まぁ、私見ですがおそらく「漢方」の「瞑眩(めんげん)」←漢方を暫く服用してから起きる症状、つまり好転反応の事です。

 

整体や鍼灸後の好転反応の症状とほぼ同一ですし、服用して数日後で起きる場合もあり、期間は1週間位(人によりけりですが)と云われているようです。

しかし実際は滅多に「瞑眩」が起きる事はないようですよ(ほんとに稀だそうです)

 

ワタシも漢方薬の服用経験がありますし、他の服用されている方々に伺ったこともございますが「瞑眩(好転反応」が起きた話は一度も無いですね。

むしろ皮膚に発疹やかゆみ、発熱など起きた場合は「薬の副作用」の可能性大なのでは無いでしょうか?

 

漢方薬も薬ですから、しっかり副作用はありますよ。

 

という訳でこの辺りが大元ではないかと思いますが…はい。

 

「雨降って地固まる」みたいな。

日本人、好きそうですね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-06-20 17:35:00

ネコさんへの…

ネコ-min.jpg

令和3年の暮れ、男性から施術に関する問い合わせの電話を頂きました。

 

男性「HPで見たんですが、ネコの氣功治療をお願い出来ますか?

 

ワタシ「はい?」「申し訳ございません、もう一度伺ってもよろしいでしょうか?」「どなたの治療でしょうか?」

 

男性「飼ネコです」

 

ワタシ「…」「はい、大変申し訳ございませんが当院は人間専門でしてネコはちょっと…、はい」

 

男性 「そうですか…、そうですよね」

 

と、電話を切り一旦はこのご依頼の件は終了しました。

 

ワタシの心中としては「ネコはねぇ、ちょっとね~」「当院に来られても困るし~」「

 と最初は考えてました。

が、何か気になって仕方が無い。

 

いやワタシのうちでもネコを飼っていまして、ワタシもネコは好きですのでね。

うちのネコさんにはちょっとだけ氣功をしたことがあるけど、人様のお宅の場合はどうかなと。

しかし、う~ん、気になるー。

 

結局、こちらから男性の飼い主さんに折り返しの電話。

どんな依頼内容なのか詳しくお尋ねしました。

 

飼い主さんによると、そのネコさんはなんでも”末期がん”とか。

食欲も無く、元気が無い様子とのこと。

動物病院で抗がん剤治療を受けているが、次のクールの合間に緩和ケア的に氣功施術を受けさせてみたいとの内容でした。

 

ワタシ「そうですか、効果はどうなるかわかりませんが…」「それとご自宅への出張ということでしたらお受けさせて頂きますが?」

男性「はい、大丈夫です」「それでお願いします」

 

という訳で、数日後にご自宅へお伺いすることになりました。

 

ご自宅に伺うと飼い主さんが出迎えて下さり、歓迎して頂きました。

なんでも飼い主さんも氣功などに興味があり、You Tubeで氣の練習法?をみて、ご自身でもネコさんにやってみたとか…うん。

 

動物病院って人間のように健康保険適用では無いので高額ですよね。

それ以外にもペット用?の漢方薬を扱っている漢方薬局さんで薬を購入されて飲ませているとか…ネコさん、大事にされていますね。

 

いや~そんな飼い主さんのあまり負担にならぬよう、当院の料金は安くさせて頂きますよ。

 

で、ネコさんに施術を始めようとしましたが、流石にこちらを警戒して最初は逃げてました。

飼い主さんによると人見知りするとか(それじゃ、当然逃げますね)

 

が、以外と時間がかからず警戒心を緩めてくれたらしく逃げずに施術をさせて頂けるようになりました(あー、良かった)

人見知りネコさんのこの反応に飼い主さんはちょっと驚いてました。

 

施術は20分ちょっと行いまして、その日は終了。

ネコさんの後に飼い主さんからちょっとしたご依頼ごとが。

 

飼い主さん「自分も氣功に興味があり、最近肩がちょっと気になりますし試しにやってみてもらえないでしょうか?」

 

ワタシ「(You Tubeみて練習なんて話だったので、そうでしょうね~)」「はい、わかりました。ではちょっとやってみましょうか」

で、短時間ですが施術させて頂きましたが、けっこう感度の良い方でしたね~。

 

飼い主さん「何かピリピリ電気みたいなもの?が入って来る感じがする」とか。

ワタシは相手の方がどのように感じるかなどは一切分かりませんので「あー、そうなんですね」と。

これで初回日は終了。

 

2回目の出張はその1週間後でした。

飼い主さんのお話によると前回の施術後、ネコさんはちょっと食欲も出たし、いつもより元気そうに動き回っていた…そんな感じが2~3日続いたと。

 

ワタシ「あ~少しでも反応してくれて良かったです」

反応が持続するのは難しいですけど、飼い主さんと過ごせる時間が少しでも長く持てるといいなぁ。

 

そして前回同様に施術。

初回と違いあまり逃げることも無く大人しくじっとしてました。

 

この日は暮れも押し迫っており年内はお互いに都合が合わずこの日が最後となりました。

年明けから今迄より強めの抗がん剤治療が始まるとのことでワタシの出張もこれで終了しました。

 

お正月が過ぎてから様子を伺いたく飼い主さんにご連絡。

前回も初回時と同様な反応だったが、お正月になってから食事も余り摂れなくなり元気が無いとのこと(心配です)

明日から抗がん剤治療が再開とのことでした。

 

その後ワタシも心配でしたが連絡を取ることも無く過ごしていましたが1月の下旬の頃、飼い主さんからのご連絡。

飼い主さん「先日亡くなりました。残念だけどあまり苦しむ様子も無かったのが幸いでした」と…。

 

結果は残念でしたけど、飼い主さんのネコさんに対する愛情がきっと伝わっているはず。

ネコさん天国で元気に過ごされているでしょうね。

 

ネコさんの出張施術のお話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025.09.14 Sunday