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電気治療はどうでしょう?
腰に干渉波という電気をかけている画像です。
整形外科クリニックや接骨院などで電気治療を行うのは、よくある光景ですね。
経験された方も多いのでは?
わたしもそのような現場に勤務していた頃は、患者さんに設置していたこともありました。
整形外科クリニックなどでは朝の開始時間前から常連の高齢者の患者さんが待合室に陣取ってましたね。
高齢者の自己負担割合が1割の時なんか、ほんと安い金額で受診出来るのでほぼ毎日のように来院されていて、まさに”サークル状態”でした。
馴染の患者さんが暫くお見えにならないと、他の患者さんたちが「〇〇さん、最近来てないけど具合でもわるいのかね」って、ほんとにおっしゃってましたよ。
わたしなんか内心、「毎日のように来てらっしゃるけど、よく飽きないなぁ~」と感心してました。
今となっては懐かしい光景です。
現在は負担割合も2割になってますけど、今でも同じような待合室の光景なんでしょうか?
あ、話がそれましたので戻します。
で、このような電気などの施術を【物理療法】と呼ばれております。
・牽引療法…頚や腰を引っ張る、あれです。
・温熱療法…ホットパック(お湯から取り出して使用するタイプと電気で温めるタイプがあります)、赤外線(遠近あり)、マイクロ波(極超短波)、超音波など。
余談ですが、赤外線系は赤色、マイクロ波は緑色の電気色が大半ですが、これは電気が出ているのをわからせる為に着色しているわけで実際は肉眼では見えません。
それとマイクロ波は電子レンジと同じ周波数で、皮膚表面から約3~4cm深部が温められるという理屈です。
中華まんなどレンジでチンすると中の具の部分がものすごく熱くなっているでしょ、同じようなものです。
・電気刺激療法…低周波(家庭用でも有名ですね)、干渉波(大きめの吸盤をつけて電気がビリビリするものです、⇧の写真参照)、SSP(小さい吸盤のタイプ)など。
他にも寒冷療法や光線療法といったものもありますが、メジャーなのは以上のものでしょう。
目的としては電気刺激や温めることで筋肉の緊張をほぐし、痛みなどの緩和目的に使われることが多いですね。
以前、わたしも臨床の現場において、患者さんに物理療法を行う機会もありましたし、実際、自分にも行いました。
マニュアルにはこのような症状に有効とか、いろいろ理屈が書いてあったりするのですが…実際の効果の程は?
わたしの経験上ですが、人によっては、また症状によっては有効な場合もあります。
しかし、大半の患者さんにはどうでしょうか?
う~ん??まぁ、これが個人的感想(答え)です。
あ、もちろん当院では物理療法は全く行っておりませんよ。
ところで比較的、新しい電気刺激療法機器として以下のものがあります。
・マイクロカレント
人間には元々、生体電流と呼ばれる電気が流れているのですが、それと似たような極めて微弱な電流を使う施術だそうです。
低周波などと違い、ビリビリ感など無いらしいです。
怪我などの回復を早めるとか。
・ハイボルテージ
150ボルトを超える高電圧を流す施術機器で、低周波は浅い部分の刺激のみですが、こちらは深層部まで到達し、痛みの改善に役立つとか。
高電圧を使用するのに、刺激は低周波より弱いとのこと。
どちらもアスリートなどが使われていて人気が高い、という触れ込みです。
わたしはこれらは全く見たこともないのでコメント出来ませんので、ちょっと体験してみたいですね。
まぁ、しかし今後、物理療法機器もより進化してAI搭載とか出来るかもしれませんね。
人の役に立つのであれば喜ばしいことです。
う、そうなってくるとわたしたちのような者はお払い箱でしょうか(汗)
自然治癒力について
自然治癒力と云う言葉はご存じでしょうか?
当院も施術に関して「自然治癒力の補助、後押し」などと謳っております。
自然治癒力に関して現代医学ではあまり語られることはありませんが、東洋医学やその他の療法、施術などで比較的使われたりすることが多い言葉です。
簡単に云ってしまえば生物が生まれながらに持っている病気や怪我などを治す機能です。
①自己再生機能 ← 擦り傷が自然に治ったり、風邪を引いても自然と治ったりします。
②自己防衛機能 ← 病原菌などから身体を守るなどの機能 ← つまり免疫です。
基本的にこれらの働きがなければどんな治療(薬や手術など)や施術も無意味になってしまいます。
つまり生命の無い肉体(死体)になにを施しても役に立たないわけですね。
わたしは自然治癒力=回復力=生命力と考えております。
わたしなどが行います施術もこれらの力に替わるものでは当然無く、あくまでちょっとした補助、後押しなどになるだけです。
また施術そのものでこれらの力を高めることは不可能です。
医療や薬も同様です。
自然治癒力(回復力)だけでは足りない時に薬を使用したり、切り傷なども自然に治癒するのが困難な場合、縫合したりします。
例えば手術で癌などを取り除いたりした場合でも、やはりこれらの力が必要ですね。
しかしこの自然治癒力は先天的に持って生まれる訳でして全く個人差があります。
残念ながらAさんとBさんとCさんでは違っていますので強い方もいれば、そうでない方もいらっしゃいます。
簡単に言えば生まれつき身体が丈夫な方もいれば、そうでもない方もいるということですね。
ただし生まれてからの生活のあり方で大分違って来ますから心しましょう。
せっかく丈夫に生まれて来ても、健康負債を抱えるような生活を続けているとある時期に身心を病んだりもしやすくなりますし、弱く生まれついても養生し身心を鍛えたりしていけばそれなりに丈夫になったりするものですから。
またこの自然治癒力(回復力、生命力)はどんなに気を付けていても、残念ながら年齢と共に必ず低下します。
10代の時と高齢になった時で同じということはありえませんよね。
若い時は結構無理が利きますし、夜更かしして睡眠不足でも翌日何とかなったりしますけど、段々年齢を重ねて行くと無理が出来なくなって来ますから。
これはいわゆる体力というよりも若さゆえの生命力の強さということです。
ですから治癒力低下の速度を出来るだけ緩やかに、なお且つ現在の状態よりは一段上げるつもりで養生して頂きたいと思います。
最後の決め手は生命力です。
生きている限りはね。
どうぞご自愛下さい。
ちょっと氣功施術について
当院では手技と併せて氣功施術を提供させて頂いているわけです。
当院にいらっしゃる方は「まぁ、良く分からないけど氣ってあるかも?」や
「どんなものか体験してみたかった」や「もともと氣はあるものと思っている」
「具合が良くなるならなんでもOK」などの方が多いでしょうか。
現在「氣功をやるなんて知らなかった~」という方は殆どいらっしゃないでしょうね。
開業してちょっとの期間はあまり公表していなかったので申し訳無かったたんですが、来院されてから知った方もいらっしゃったと思います。
一般的に「氣」とか「氣功」というと、どんなイメージなんでしょうか?
中国氣功とか、人を触れないで飛ばすとか、動かすとか、眼に見えないし胡散臭いとか、暗示じゃない?それこそ気のせいじゃない?とか。
眼に見えなくても電気や空気、赤外線などは計測出来ますが氣は計測出来ませんし。
まぁ賛否いろいろ有りそうですね。
自分で言っても、いまいち説得力がないんですけど、これがあるんですよ。
と言っても無責任ですが証明も出来ませんし、「氣」の詳しい説明も出来ません。
抽象的ですが一種のエネルギーみたいなものであり、生き物だったら人でも動物でも植物でも持ち合わせているものというところでしょうか?
当院の氣功は東洋医学とは全く無関係なんですが、本来の東洋医学は氣の概念が有り、氣=生命現象となっているようです。
人体には経絡という氣の流れるルートが有り、過不足無く流れると健康であり、過不足滞りを解消するポイントにツボがありそこに鍼灸を施すと。
現在もこのような考えで鍼灸施術を行っている鍼灸院さんもいらっしゃいます。
わたしが行っている氣功は氣功の師から伝授されたものですが、残念ながら数年前に師は逝去されてしまい、もっといろいろ伺いたいことなど沢山あったのですがもう叶わないことになってしまいました。
が、不思議なことに師が逝去されてからわたしの行う氣功の効果が少し高まったんです。
と言っても師が凄すぎて、わたしは足元と言うかつま先位のレベルでしかないんです。
まぁそれでも多少は人様のお役に立てるかなと言ったところでしょうか?精進いたします。
当院で行っている氣功のやり方は人体(もちろん動物や植物でもOKです)の具合が悪い、不調箇所から発している氣の詰まり、滞った感じを取り除く施術方法です。
氣の詰まりなどはマイナスの状態なのでこれらを取り除きゼロにリセットするといった方法です。
わたしは他の氣功をやる方やエネルギー療法?などやる方などあまり存じ上げないのでこのような方法で行う人がいるか知りません。
以前に4~5人位のエネルギー療法?の方の施術を受けたことはありますが、わたしのやり方とは違いましたね。
わたしの掌でこの氣の感じを探るんですが、掌に痛みや違和感ははっきりと感じられるような状態の方ですと嬉しいですね。
なぜならそのような方は変化が比較的早く出やすいんです。
人によっては2~3回以上回数を重ねないとこの感覚が出てこない方も中にはいらっしゃいます。
ちなみ当院の氣功は身体が勝手に動いてしまうとか殆どありませんし(たまに手や足が少し動かれる方はおられますが)、敏感な方でないとあまり何も感じないんじゃないでしょうか?
途中でウトウトされる方も割と多くいらっしゃいますね。
以前、質問されたことがありますがどんな気持ちで受ければ良いかと?
すべてご自由です。
眠っても起きていてもお話されていても大丈夫です。
特別信じる必要もありませんし、出来れば気楽に受けて頂きたいですね。
どんな効果があるとか、何に効くとか聞かれたら?ですがこれは何とも申し上げられないです。
個人差もありますし、しかし全てのお越し頂いた方に氣功は行います。
あと、どんな施術でもそうですが氣功も魔法や奇跡を起こすものではないので、決して何でも良くなるとか、すぐ効果がでるとか、そんなわけではありません。
軽い症状で回復過程にあるものなら変化も早かったりしますが、その逆のものであれば時間もかかります。
ちなみに以前、飼い猫さんの施術依頼もあり、出張で自宅まで伺いお受けしたことがありますよ。
根本原因?根本療法?
「根本的な原因~」とか「根本療法(治療)~」と謳っている施術院さんが、いつの頃からか増えて来ましたがご存じでしたか?
施術院系は大きく分けると二分化されます。
★一つは「リラクゼーション系」← 揉みほぐし、マッサージ的な施術でリラックス目的に施術。
★一つは「治療系」← 症状の改善、緩和を目的に施術。
このような感じになります。
もっぱら「治療系」の施術院さんで云われているようで、他院との差別化で謳っている訳でしょうね?
ただ、あちこちで言い出したらみんな一緒になってしまい差別出来なくなってしまいそうですけど。
つまり他院は「対症療法」← 簡単に言えば症状を一時的に抑えるだけ。
例えば痛みには鎮痛剤を処方するだけ、や、患部のみしか処置しない(腰痛なら腰以外診ないなど)などでしょうか。
しかし、これはこれで意味はあるんですけど。例えばお腹が痛い時など一時的にでも痛みを抑えないとたまりませんよね。
ぎっくり腰の痛みも一時的にでも楽にしたいですから。
もちろん対症療法だけだとマズイですので適切な処置が必要なのは言うまでもありません。
これに対して「根本療法」は一時的な処置ではなく、その原因となるものを解消させると云うことです。
当院も「治療系」施術院なんですが、ことさら「根本な原因~根本的な療法」のような表現は謳っておりません。
何かピント来ないような感じがしていますし、そのような大それたことはとてもとても…です、はい。
しかし何をもって根本的な原因とするかは施術法によっても変わるし、施術者によっても変わると思います。
現代医学の場合ですと、例えば腰痛などは、もちろん医師によって診断名が変わる場合もありますが大半は同じ傾向になります。
筋肉性のもの、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、変形性腰椎症…などです。
我々のようなものは診断名は付けられない(医師のみ可)のでそれらの診断名の疾患も考慮しますが、例えば腰痛なら脊柱の歪みや骨盤の歪みとか股関節の問題、姿勢のバランスの問題などなどから、筋肉だ、関節だ、いや筋膜だ~。
痛みの原因は腰ではなく足から来ているとかお腹からや、普段の諸動作や姿勢に問題から食生活やらストレスやらと…このようにバラバラ、いや意見が割れそうですね。
確かに全てその通り、正しいかも知れません。しかし違うかも知れません。
何をどう診るか?原因?をどこまで深堀りするかによっても変わって来てしまいます。
それに、「これが本当の原因です」といって施術して、結果改善されなかったら「原因は違っているんじゃない?」となりますね。
誰でも分かるようなことでしたら「これが原因です」なんて言えるかも知れませんが、重度の症状や複雑な症状になってくるとそう簡単に「はい、これが悪いんです。問題なんです」と断言できませんよ。
それはあくまで仮定、推測です。
それを繰り返し検証し、より結果に繋げるようにすることが大事と考えます。
わたしはあまりこれらを原因と決めず、あくまで要因と考えます。
原因を一つとしないということです。
症状(病気)が酷い方や幾つもの症状を抱えている方ほど一つの原因というより幾つもの要因が重なりあっていると考えるためです。
当院が提供する施術は関節や筋肉の動きの調整(整体)と氣功(氣の詰まりを解消し、リセットを図る)です。
あ、ちなみにわたし、名前が根本(ねもと)なんですがわたしが施術すれば根本(こんぽん)療法になるんでしょうか?((笑)
パワーワード”骨盤矯正”2
~前回の続きになります~
前回の記事の最後に筋肉や筋膜が疲労により硬直して来て骨格(関節)を引っ張り歪んだ?状態になると書きました。
この際の疲労は本人の自覚、無自覚は関係ありません。
むしろ無自覚の方が多いですね。
例えば指や手のひらなどある意味、普段一番使うことが多いんじゃないでしょうか?
腱鞘炎やばね指などにならないと感じないかもしれませんが実は相当疲れていますよ。
本来ですと一時的に疲労しても元の状態に戻ろうとする働きが人間には備わっているのですが、繰り返し(習慣)同じような動作を行うため回復が間に合わず、形状記憶されてしまいます。
またその方の感情や思考、飲食物、薬品接種(化学物質)、睡眠などの影響も身体の歪みを作りやすい状態を引き起こしたり、回復しにくい状態にしたりと影響があります。
歪みの問題でも、骨盤さえ矯正すれば全てOKという訳には行きにくいですのでやはり全体的な調整が必要です。
ちょっと話題は変わりますが、産後骨盤矯正まで出てきたのは凄いですね。
なんとその後、産前まで出ましたね。
通常の骨盤矯正以上にどなたが流行らしたのか聞いてみたいです。
産後、矯正しないと骨盤が開いたままになってしまい、腰痛をはじめ様々な不調が起きやすくなるとか太ってしまうとか?
半年以内位までに受けた方が良いとか?
しかしこれが流行りだしたのは、まだ最近ですから。それ以前は話題にすらなっていない訳で大概の方は受けていないですよね。
それが全ての元凶みたいなことはありませんし、いくらでもその他の理由はあります(もちろん骨盤の影響も出る場合もあるでしょうけど)。
骨盤が開きっぱなしなんてありません。
太るとか痩せるとかあまり関係ないでしょう。
骨盤矯正ダイエット?それは無いですよ~。
次はどんな矯正がでるやら?
ちなみに当院では単独の骨盤矯正といったメニューはありません。
たしかに骨盤の中にある仙腸関節や骨盤周囲の筋肉の調整(あくまで調整です、ボキっという矯正ではありません)はしますが全身調整の一環として大体の方に行っていますので。
骨盤シリーズは以上で完です。