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ツボ健康法はどう?
「ツボ」
わりと有名?なワードですが、何となくわかったような、わからないような。
今回はツボとは?ではなく「ツボ押しセルフ健康法」に関してです。
だいぶ以前から「〇〇の症状には◯◯のツボ」「このツボは〇〇に良い」なんて、一般向けの書籍やら健康雑誌に紹介されたりしてました。
今ではあんまり無いかな?
今でしたら、ブログ記事やyoutubeにも紹介されているものもありますかね。
で、どうなんでしょう?
ツボ押しセルフ健康法は役に立ちますでしょうか?
しかし押すにしたって、ほんとにツボにあたっているのかわからないでしょうし、またどの方向にどの位の角度で押せばいいのか?
どの位の圧で、どの位の時間行えば良いのか?あまり説明もされていないようですし、結局適当に押す感じになりませんかね。
結論を私見で申しますと、多少は有用な点はありますが大半は難しいのでは無いでしょうかね~?
教科書的にこのツボの適応症は「〇〇」「〇〇」…なんて書いてあっても、ただ押すだけで改善なんてことはちょっとね…残念。
とはいえこの健康法は危険性もありませんし、お金もかかりませんし、ご興味がある方はやってみるのも良いかも? です。
何かしら変化が見られたらラッキーですもんね。
最後に誤解無きよう申しあげますが、今回の記事は「ツボ」というものに対しての問題ではなく、又鍼灸施術など施術者が行うことに対しての問題でも無く、あくまでセルフ健康法に対しての内容です。
五本指靴下はいかがですか?
五本指靴下を愛用されている方はいかがですか?
指先が丸い靴下と比べて、何か違いを実感されています?
五本指の効果としてよく云われているのが以下のような点だそうです。
・足の汗の不快感や臭いの軽減・
・水虫対策(予防)
・足指が動きやすくなるので血流促進され冷え対策として
・歩行の改善
・スポーツなどのパフォーマンス向上
・外反母趾、内反小趾予防
…など。
いかがですか?
人によっては「良かった~」から「良くわからない」や「足が痛くなった」など感想はいろいろ。
「メリットがある」から「デメリットがある」など意見もそれぞれあるようですが、どちらかというと悪い側の意見の方がちょっと少ないでしょうか?
まぁ、このような物はなかなか白黒つけられないことが多いでしょうから、ご自身が一定期間試してみてどう感じるかで判断するしか無いのではないでしょうか。
しかしですねぇ、私見なんですが五本指靴下履いても普通に靴を履いたらあまり意味が無いような気がするのですが…。
靴の中では結局、どの靴下履いても一緒では?
指の動きが制限されますから。
下駄や草履などの鼻緒が付いた履物なら違うでしょうけどね。
ちなみにワタシも以前、半年間位五本指を履いていたことがあったんですが、残念ながら特に何かしらの効果を感じることは無かったですね~。
むしろ足の指を一本ずつ入れるのが面倒でストレスだらけ。
イヤになりましたので、もう履いていません。
あ、なんかネガティブな意見になってしまいスミマセン。
あくまで個人的感想なので…。
風邪に葛根湯?
前回から続く漢方の話です。
ところで『風邪に葛根湯』なんて広告よくありますね?
さてどうなんでしょうか?
普通の医薬品(西洋薬)には風邪薬という薬はありませんね。
通常は便宜的に使われている名称です。
風邪症状などで病院を受診した場合、発熱時は解熱剤、咳があれば鎮咳薬、痰絡めば去痰剤、鼻水鼻づまりには鼻炎薬など症状に応じて別々の薬を処方されますでしょ。
漢方の場合も同じで症状に合わせて、あとは瘦せ型で体力が無い(虚証)とかガッチリ型で体力がある(実証)とかその中間位(中間証)などと体質タイプに分けて薬を選出します。
専門的にはもっと複雑なんですけどね。
漢方の専門家にはお叱り受けるかも知れませんが、葛根湯も本来はガッチリタイプ(実証)向きの薬とされていますが、特に持病が無い一般成人が普通の風邪などの短期間の服用であれば体質タイプは無視して症状に合わせて服用して大丈夫ですよ。
他の風邪症状に適合する漢方薬も同様です。
で、風邪にどうかですが効能書きには風邪の初期症状:頭痛、鼻水、寒気などと記載されていますが、私見ではホントに「なんか風邪でも引きそう」といった感じの時に速攻で1~2日服用したら効果的と思いますが、「しっかり風邪引いた~」となったらあまり効果的とは言えないとワタシは思いますねぇ。
風邪症状が出たら、せいぜい服用するのは3日頃迄として改善されないようでしたら、止めて別の薬に変更された方がよろしいかと思います。
【エキス剤とドリンク剤タイプ】
市販の葛根湯はエキス剤と液体タイプが販売されていますが、基本成分的には同じでドリンク剤タイプはちょっと飲みやすくする為に味がついています。
どちらを選んでも大丈夫なんですが、吸収はドリンク剤タイプの方が良いかも?です。
ただ値段が高いのでコスパがねぇ~ちょっと。
エキス剤を白湯に溶かして速攻飲むのがお勧めですね。
【葛根湯の適応疾患は?】
西洋薬は単体で多方面の症状や疾患に対応するというのはあまり無いですが、漢方薬の場合は一つの薬で複数の症状や疾患に対応出来ることが多くありまして、葛根湯でしたら
インフルエンザや新型感染症の初期、筋肉のコリから来る頭痛、肩こり、結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、じんましん…などと云われています。
ただ、これらの疾患に関しては風邪やインフルの初期などと違い、漢方的診断(検査)を行い、患者さんに適合するか判断しないと難しいと思います。
まぁ、筋肉疲労などからの肩こりなどでしたら一定期間(2週間位迄)お試しされても良いかもです。
【風邪症状のその他の漢方】
・桂枝湯(けいしとう):基本、葛根湯と同じようなタイプの薬ですが、こちらは「虚証」タイプ(痩せていて体力の比較的弱いタイプ向けです。
葛根湯が服用して胃がもたれるなど、合わないと思ったらこちらの薬がよろしいかも。
・麻黄湯(まおうとう):風邪やインフルエンザ、新型感染症などの熱の出始めに。
・麦門冬湯(ばくもんどうとう:痰の少ない咳あるいは痰が切れにくい乾いた咳などに。
急性気管支炎、気管支喘息やドライマウスなどに用いられたりします。
・五虎湯(ごことう):黄色い痰が絡む、強い咳に。
上記の麦門冬湯が痰が少ない咳向きで、こちらは痰が絡む咳向きです。
・銀翹散(ぎんぎょうさん):喉の痛み。
・小青竜湯(しょうせいりゅうとう);水っぽい鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど、風邪やアレルギー性鼻炎に。
以上、葛根湯はじめこれらの薬は普通にドラッグストアで販売されています。
大手メーカーは「ツムラ」や「クラシエ」でしょうか?
価格は「ツムラ」製薬品の方がちょっと高めです。
ちなみに内科などでツムラの漢方を処方されることがありますが、同じ薬がドラッグストアでも販売されていますよね。
これ、なにが違うのかというと市販薬は副作用のリスクを減らすため医家用の処方薬よりも成分量もしくは全体の分量を少なくしているためです。
これは漢方薬に限らず全ての薬がそうなんです。
【注意点】
風邪症状の為の漢方薬を複数併せて服用しないで下さい。
例:葛根湯+麻黄湯など。
なぜなら薬に含まれている成分に同じものが入っていた場合、重複してしまいますので過剰摂取となり副作用のリスクが懸念されるためです。
一般医薬品(西洋薬)の風邪薬との合わせ飲みも避けた方が良いでしょう。
例、麦門冬湯(咳)+咳止め薬など。
【最後に】
「風邪は万病のもと」なんて言葉がありますが、1週間から10日過ぎても改善がみられないような場合は病院を受診しましょう。
例えば鼻症状などは治まっているのに咳や痰が長引いている ←2次感染で急性気管支炎など。
一旦、風邪は治まったのに数日してから再度、微熱、倦怠感、片方の鼻から黄色や黄緑っぽいどろっとした鼻汁や痰が出る ←2次感染で急性副鼻腔炎など。
このように風邪から他の疾患に変わっている場合もありますし、高齢者の場合などは、微熱なのにぐったり気味(高齢者は熱が高く出ない場合が多い)で「肺炎」になっていたり、普段あまり水分を取らない高齢者が風邪を引き、微熱や咳症状があり尚更、水分不足となり「脱水」となり倦怠感、下肢に力が入らない、食欲低下などの症状が出る場合もあります。
どうぞ油断なさらずに注意深くなさって下さい。
漢方薬は?
漢方薬って服用されたこと、あります?
今では一般の内科や心療内科でも処方される事もありますし、ドラッグストアやネット通販でも購入出来ますので現代医学の薬程では無いにしろ以前よりは呑む機会もあるかもですね。
そんな漢方の話を専門家では全く無いわたしが拙い知識と実体験や人からの伝聞を交えてちょっと述べてみたいと思います。
まぁ、私見ですので興味のある方は、ちゃんと検索したり書籍など読んで調べて下さいね。
【漢方医学(東洋医学)の診断や特徴】
普通、病院などを受診した場合、医師の問診から始まり、血液検査やレントゲン、内視鏡、CTやMRIなど様々な器具や装置を使った検査を受け、診断名を付けられ治療に入る…といった感じで、わたし達は慣れていますよね。
当たり前の話ですが漢方の始まった時代から近代迄は検査機器などありませんので、医師は自身の五感を使った診断をするわけです。
話を聞いたり、顔色や表情、声の様子、舌の様子、脈の様子、お腹や身体を触ってみたりと…これらを「四診(ししん)」と云うそうです。
具体的に言うと問診してから脈に触れ状態を診たり(脈診)舌の様子を診たり(舌診)、お腹触って診たり(腹診)など行い患者さんの体力、体質、抵抗力に加え病気の部位、進展具合、性質、勢いなどを判断し、現代医学の診断名にあたる「証(しょう)」をたて、それに応じた薬の処方をするとのことです。
漢方(東洋医学)医学では現代医学的な診断名を付けませんし、逆に言えば現代医学的に診断名がはっきりしないとか、分かりづらい症状にも対応出来るわけです。
また現代医学だと内科、整形外科、耳鼻科…などそれぞれの科に分かれていますが漢方ですと一人の医師が全て対応出来ると言うことです。
この辺がやはり漢方医学の特徴ですね。
現代医学の医師は身体に触れてみたり患者さんの体力や体質などはあまり考慮しませんしね。
まぁ、これはこれで致し方無い点は多々ありますけど…。
【漢方の専門家は】
基本、医師と薬剤師ですね。
医師の場合は概ね、日本東洋医学会所属の専門医、指導医でしょう。
大体、内科の医師の場合が多いようです。
医師の場合、漢方の専門医では無くても漢方薬も処方出来るのでマニュアルなどをみて診断名や症状をもとに処方したりする場合があります。
ただ漢方医学の診断をもとに処方している訳では無いので通り一遍等(マニュアル通り)になってしまいますね。
ですからきちんとした漢方を望むなら専門医を受診し漢方(東洋)医学的検査、診断をして貰う必要があります。
薬剤師の場合は漢方専門薬局を経営されています。
普通の街の薬店、ドラッグストアにも漢方のエキス剤は市販されていますが、これらとは違います。
【医師(医療機関)と薬局はどちらが良い?】
医師(医療機関)の場合
「長所」
・概ね健康保険適用で受診出来る。
ツムラなどのエキス剤(医家用)を処方される場合が多いと思われますが、中には煎じ薬を処方する(或いはどちらか選べる)医療機関もあるようです。
・医師免許があるので身体に触って漢方的診察が出来る。
もちろん現代医学的検査なども可能な場合が殆どだと思います。
「短所」
・専門医が少ない。
普通の内科などであれば、だいたいどの地域でもいらっしゃるでしょうが、漢方専門医は中々、少ないです。
・処方出来る薬は保険適応対象薬のみなのでバリエーションが限られる、自由度がやや狭い。
薬剤師(専門薬局)の場合
「長所」
・医療機関で処方される漢方薬よりバリエーションが多い。
医療機関では健康保険で認可されている薬以外は保険適応では処方出来ません。
専門薬局は自費なので薬の扱える範囲が広いです。
薬局によっては煎じ薬をお店で煎じてパック詰めにしてくれる(別料金)ところや粉末剤を調合して処方してくれるお店など店舗によって違いがあります。
医療機関で、もし煎じ薬を処方されたら自身で煎じなくてはいけませんから、この辺のサービスはいいですね。
今は漢方専門薬局でもネット通販を行っているお店もありますので検索してみて下さい。
「短所」
・健康保険が当然、使えませんので薬の料金が高く付きます。
あ、これはわたし達のような整体院と一緒ですね(汗)
・薬剤師の資格のみですと医師のように脈やお腹などを触っての漢方的診断を行えない。
問診と場合によっては舌を診て判断することになります。
ただしその薬剤師さんが鍼灸やマッサージなどの国家資格をお持ちであれば脈やお腹を触れて診ることは可能になります。
法律的な制限ですね。
・やはり普通のドラックストアと比べると専門薬局は少ないです。
『結論』
先ずは普通にかかりつけ医など普通に現代医学の診断を受け、慢性疾患やら症状が多岐にわたる、心身症や自律神経系の不調などのように現代医学の治療のみでは中々、改善しにくい場合、漢方専門医や専門薬局に相談されるのがよろしいかと思います、
例:冷え性、片頭痛、アレルギー性疾患(呼吸器、皮膚疾患など)、胃腸障害、更年期障害、めまい、耳鳴り、疲労倦怠感、虚弱…などなど。
で、この場合、もし通院出来る場所に専門医がいらっしゃるならそちらがよろしいかと思います。
《追記〉私見ですが漢方は上記のような疾患にはわりと有用だと思いますが、整形外科的疾患(例:関節痛、腰痛、肩こり、痺れなど)にはちょっと弱いかな?と。
ちなみになんですが、当院があります成田市には残念ながら漢方専門医の医師はいらっしゃらないようです。
漢方専門薬局は数店あります。
☆下田康生堂(成田市幸町)
☆一粒丸三橋薬局(成田市仲町)
☆なりた安心堂薬局(成田市公津の杜)
漢方専門医の医療機関は成田市の近郊では
☆今田屋内科(佐倉市、内科)
☆あきば伝統医学クリニック(山武市、内科)
☆露仙堂クリニック(八千代市勝田台、婦人科・内科)
などでしょうか。
東邦大学付属佐倉病院は以前は漢方外来があったのですが、残念ながら今年2024年3月で閉鎖になるとのことです。
千葉大学医学部附属病院では漢方外来(和漢診療科)があります。
先述しましたが内科の医師でも漢方の場合、内科系のみならず皮膚科、耳鼻科、婦人科、眼科などの領域も対応可能なので詳しくはご相談されるとよろしいかと思います。
【漢方の誤解】
「漢方は副作用が無いので安心」「化学薬品と違うから安心」なんて思っていませんか?
そんなことありませんよ、現代医学の薬と同様に『薬』ですから副作用がでる場合もあります。
また漢方は何でもかんでも長く飲まないと効かない…などと誤解されませんように。
もちろん一定期間は服用しないと効果がわからない疾患も多くありますが、何年も同じ薬を飲み続けるものでもありません。
ですから無駄に長く服用するのも良いわけではありませんし、何かちょっとでも体調に異変を感じたら、一旦服用を中止し専門医なり薬剤師に相談してください。
【煎じ薬とエキス剤】
煎じ薬というといかにも漢方って感じですよね。
エキス剤だと気軽に服用出来る粉薬という感じですかね。
これ、どちらの方が良いかというと症状が重い…とか慢性的な症状、症状が多数ある…などの場合でしたら煎じ薬の方が有用ではないでしょうか。
ただ自分で煎じたりするのは面倒くさいです。
煎じてパック詰めにしてもらったり、簡単に煮だせるようにティーパック状にしてあるタイプだと良いんですけどね。
エキス剤の場合は比較的症状が重く無いような方はこちらで十分でしょうし、もちろん煎じ薬と同様な作用はあります。
漢方専門の医療機関でも大半はエキス剤かと思います。
エキス剤も水で服用するよりプチ煎じ薬として白湯にといで飲むのがお勧め…吸収されやすくなりますよ。
【漢方はいつ飲む】
普通の医薬品は基本、食後30分後と記載されている場合が多いですが、漢方は吸収を良くするために食間(空腹時)に服用と言われます。
ですが空腹時に飲むと気分が良くない、普段から胃の具合が良くない、飲み忘れたなどの場合は食後でも大丈夫です。
【漢方の効果が出にくい】
まぁ、どんな治療法であっても個人差がありますのであまり有効では無い場合もありますし、漢方単独では不十分な場合も多々あります。
あくまで治療法の選択肢の一つですね。
あとは薬の選択が適切で無い場合もあります。
患者さん側の問題としては
・生活習慣が改善されていない(これはどんな場合も当てはまりそうですね)
以下、述べるのはあまり指摘されているのを知らないので私見的になりますが、
・腸内細菌が乱れている、何かしらの問題がある。
・栄養素の摂取が足りない。
などがあるのではないかと考えます。
腸内細菌に問題があると薬の成分が上手く吸収されにくいですし、栄養が足りていないと身体が回復されにくいですから薬を飲んでも効果的では無いですよ。
例えば貧血タイプの方向けの薬もありますが、漢方だけだと貧血自体はあまり改善されにくいと思います。
やはり同時に鉄分やタンパク質、ビタミンCやビタミンB群の摂取も心掛けた方がより有効と考えます。
薬は栄養にはなりませんから。
ちなみにワタシは以前に二人の漢方専門医の診察と複数の漢方専門薬局に伺ったことがありました。
専門医の先生には皮膚科的疾患でお世話になったり、薬局さんは体調維持、改善みたいな感じでお世話になったことがありました。
薬局の場合は予算の関係で短期間でしたけど…。
お酒の余談
前回のビールネタの流れでお酒の余談を。
【お酒は適量を】
って、適量とはどれくらい?
となりますよね。
なんでも厚労省の見解では1日の平均で純アルコール約20g迄となっております。
ビールでしたらロング缶(500ml)1本。
日本酒でしたら1合。
ワインでしたらグラス2杯。
焼酎のロックでしたらグラス半分。
サワーでしたら350ml1本。
ストロング系缶チューハイはアルコール度数が9%以上のものがあるので要注意。
もちろん、ちゃんぽんでは無く単品で。
で、女性は男性と比較するとアルコールでの内臓障害の可能性が高いのでこの3分の2~半分位が目安だそうです。
お酒が好きでよく吞まれる方にはこれでは足りないと思われるでしょうね。
このようなものは個人差がありますし、その日その時によっても僅かに変化しますし。
適量とは数値的に判断するよりも、あまり酔わない程度、少しもの足りない程度で止めるのがよろしいのではないでしょうか。
【休肝日は必要?】
これは「必要では無い、いや必要だ」と見解が分かれているようですよ。
厚労省の見解では週2日は休肝日を!と謳ってますし。肝臓専門医の医師は1日のアルコール摂取量が抑えられていれば殊更、休肝日を設け無くても大丈夫では、という意見が割合と多いようです。
わたしとしては、やはり週2日(連続で2日です。←これがミソです)は休肝日を取られた方がよろしいかと考えます。
どうしてかといえば内臓の問題だけでは無く、依存性を減らすためです。
もちろん大概の方はアルコール依存症になることは無いでしょうが、嗜好品という物は多少なりとも依存的になるのではないでしょうか?
お酒、たばこ、カフェイン、お菓子類など…。
まぁ、みなさんもご理解されるのでは?
しかし、休肝日を設けてもそれ以外の日に爆呑みされてはまずいですけどね。
【お酒に強くなれる?】
これは大方、遺伝で生まれつき決定されているようです。
アルコール分解酵素は主に2種類あって、アルコールをアセトアルデヒド(二日酔いの元になる物質です)に分解するものと、それを更に分解するものがあるとのこと。
後者の方の酵素の働きが強いか弱いかで決定されるようです。
①分解酵素の働きが強いタイプ
生まれつきの酒豪タイプですね。
②中間タイプ
一般的です、このタイプの方は呑み慣れていくうちにそれなりには強くなる場合があると。
③弱いタイプ
分解酵素の働きが本来弱いか若しくは、ほとんど分解酵素が無いタイプ
下戸や呑むとすぐ顔が赤くなってしまうタイプです。
顔が赤くなってしまうタイプの方も段々と呑み慣れて行くうちに、それなりには呑める(顔が赤くなりにくいようになる)場合もあるようですが、基本的にはアルコール成分があまり合わないので身体に負担がかかりやすい為、出来ればお酒は避けたほうが賢明ですよ。
下戸の人はお酒とは無縁な人生を送りましょう。
実際、日本人の約4割以上はこの③のタイプに該当するそうです。
人種的な影響が大きいようですね。
このアルコール分解酵素の働きが弱い、若しくは無いかを自分でも調べることの出来る簡易検査法があります。
【エタノールパッチテスト】
①2,3滴の消毒用アルコール(エタノール)を傷絆創膏のガーゼ部分に垂らします。
②それを上腕部(二の腕)の内側に貼ります。
③7分間貼ったままにして、その後はがします。
④はがした後、10分後位にガーゼが当たっていた部分の皮膚が赤くなる、または変色していたら「③の弱いタイプ」ということになります。
病院などで注射を打つ際、消毒用アルコール綿で肌を拭いて打った後、また綿を張り付けて置いたりしますがその際赤くなったことがある方も同じことです。
ご興味のある方はお試しを。
ちなみにわたしは②の「中間タイプ」です。
けっこう以前は呑む機会も割とあって、それなりに呑めるようになっていたんですが、今では呑む機会も大分無くなり、お酒にめっちゃ弱くなりました。
習慣でアルコール耐性が強まっていたんですね~。
わたし自宅ではあまり呑まない(呑めない)タイプなんです。
呑んでもほんのちょっとで十分なんです。
【ちゃんぽんは酔いやすくなる?】
いやいや、ちゃんぽんのせいではなく単に呑みすぎなだけですよ。
呑みすぎは誰でも酔っ払いますって。
ちなみに最初から最後まで同じ酒類を呑むのでなければ、酔う早さを遅らせるのに最初はアルコール度数の低いビールなどから呑み始めるのが良いらしいです。
「とりあえずビール」は正しい呑み方のようですね。
あと呑んでる合間にちょっとずつ、水を飲むことが推奨されています。
アルコールは利尿作用が高いので脱水予防や酒量を抑えるのにも役立ちますね。
二日酔い予防にもぜひ!
特に夏場の飲酒はより脱水傾向が強まるリスクがありますので、飲酒の合間に、飲酒後にしっかり水分補給を行って頂きたいです。
また二日酔いの際は脱水傾向にもなっていますので、水が摂りにくい場合は経口補水液を時間を掛けてチビチビ飲んで下さい。
急いで呑むと気持ち悪くなるでしょう。
【酒は百薬の長?】
う~ん、呑んでいい気持ちになっている時は天国?
まさに百薬の長かも知れませんね?
二日酔いなどで具合悪い時、地獄です。
薬じゃないですね。
わたしも天国も地獄にも行きました。
生きたまま両方味わえるから凄いもんですね。
結局、お酒は人との交際面や精神的な面ではメリットがあるでしょう、上手く付き合えばですが。
では純粋に身体面にとっては、と言えば有害物でしょう。
呑まないからっと言って病気になったりしませんし、むしろ呑まない方が身体の負担は減りますし。
アルコールを摂る習慣(酒量にもよりますが)筋肉を衰えさせたり、脳神経細胞にダメージを与えるリスクもありますので。
まぁ、嗜好品というのは多少のリスクはあっても、それを楽しむ。
そんなもんでしょうかね?
ところで「酒は百薬の長」と云う言葉は、古代中国で支配層が酒を呑ませ民衆から、今でいう酒税を取り上げる為に作られたキャッチコピーだった、との説がありますがいかがでしょうか…。
ぜひ良いお付き合いを!