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漢方薬は?
漢方薬って服用されたこと、あります?
今では一般の内科や心療内科でも処方される事もありますし、ドラッグストアやネット通販でも購入出来ますので現代医学の薬程では無いにしろ以前よりは呑む機会もあるかもですね。
そんな漢方の話を専門家では全く無いわたしが拙い知識と実体験や人からの伝聞を交えてちょっと述べてみたいと思います。
まぁ、私見ですので興味のある方は、ちゃんと検索したり書籍など読んで調べて下さいね。
【漢方医学(東洋医学)の診断や特徴】
普通、病院などを受診した場合、医師の問診から始まり、血液検査やレントゲン、内視鏡、CTやMRIなど様々な器具や装置を使った検査を受け、診断名を付けられ治療に入る…といった感じで、わたし達は慣れていますよね。
当たり前の話ですが漢方の始まった時代から近代迄は検査機器などありませんので、医師は自身の五感を使った診断をするわけです。
話を聞いたり、顔色や表情、声の様子、舌の様子、脈の様子、お腹や身体を触ってみたりと…これらを「四診(ししん)」と云うそうです。
具体的に言うと問診してから脈に触れ状態を診たり(脈診)舌の様子を診たり(舌診)、お腹触って診たり(腹診)など行い患者さんの体力、体質、抵抗力に加え病気の部位、進展具合、性質、勢いなどを判断し、現代医学の診断名にあたる「証(しょう)」をたて、それに応じた薬の処方をするとのことです。
漢方(東洋医学)医学では現代医学的な診断名を付けませんし、逆に言えば現代医学的に診断名がはっきりしないとか、分かりづらい症状にも対応出来るわけです。
また現代医学だと内科、整形外科、耳鼻科…などそれぞれの科に分かれていますが漢方ですと一人の医師が全て対応出来ると言うことです。
この辺がやはり漢方医学の特徴ですね。
現代医学の医師は身体に触れてみたり患者さんの体力や体質などはあまり考慮しませんしね。
まぁ、これはこれで致し方無い点は多々ありますけど…。
【漢方の専門家は】
基本、医師と薬剤師ですね。
医師の場合は概ね、日本東洋医学会所属の専門医、指導医でしょう。
大体、内科の医師の場合が多いようです。
医師の場合、漢方の専門医では無くても漢方薬も処方出来るのでマニュアルなどをみて診断名や症状をもとに処方したりする場合があります。
ただ漢方医学の診断をもとに処方している訳では無いので通り一遍等(マニュアル通り)になってしまいますね。
ですからきちんとした漢方を望むなら専門医を受診し漢方(東洋)医学的検査、診断をして貰う必要があります。
薬剤師の場合は漢方専門薬局を経営されています。
普通の街の薬店、ドラッグストアにも漢方のエキス剤は市販されていますが、これらとは違います。
【医師(医療機関)と薬局はどちらが良い?】
医師(医療機関)の場合
「長所」
・概ね健康保険適用で受診出来る。
ツムラなどのエキス剤(医家用)を処方される場合が多いと思われますが、中には煎じ薬を処方する(或いはどちらか選べる)医療機関もあるようです。
・医師免許があるので身体に触って漢方的診察が出来る。
もちろん現代医学的検査なども可能な場合が殆どだと思います。
「短所」
・専門医が少ない。
普通の内科などであれば、だいたいどの地域でもいらっしゃるでしょうが、漢方専門医は中々、少ないです。
・処方出来る薬は保険適応対象薬のみなのでバリエーションが限られる、自由度がやや狭い。
薬剤師(専門薬局)の場合
「長所」
・医療機関で処方される漢方薬よりバリエーションが多い。
医療機関では健康保険で認可されている薬以外は保険適応では処方出来ません。
専門薬局は自費なので薬の扱える範囲が広いです。
薬局によっては煎じ薬をお店で煎じてパック詰めにしてくれる(別料金)ところや粉末剤を調合して処方してくれるお店など店舗によって違いがあります。
医療機関で、もし煎じ薬を処方されたら自身で煎じなくてはいけませんから、この辺のサービスはいいですね。
今は漢方専門薬局でもネット通販を行っているお店もありますので検索してみて下さい。
「短所」
・健康保険が当然、使えませんので薬の料金が高く付きます。
あ、これはわたし達のような整体院と一緒ですね(汗)
・薬剤師の資格のみですと医師のように脈やお腹などを触っての漢方的診断を行えない。
問診と場合によっては舌を診て判断することになります。
ただしその薬剤師さんが鍼灸やマッサージなどの国家資格をお持ちであれば脈やお腹を触れて診ることは可能になります。
法律的な制限ですね。
・やはり普通のドラックストアと比べると専門薬局は少ないです。
『結論』
先ずは普通にかかりつけ医など普通に現代医学の診断を受け、慢性疾患やら症状が多岐にわたる、心身症や自律神経系の不調などのように現代医学の治療のみでは中々、改善しにくい場合、漢方専門医や専門薬局に相談されるのがよろしいかと思います、
例:冷え性、片頭痛、アレルギー性疾患(呼吸器、皮膚疾患など)、胃腸障害、更年期障害、めまい、耳鳴り、疲労倦怠感、虚弱…などなど。
で、この場合、もし通院出来る場所に専門医がいらっしゃるならそちらがよろしいかと思います。
《追記〉私見ですが漢方は上記のような疾患にはわりと有用だと思いますが、整形外科的疾患(例:関節痛、腰痛、肩こり、痺れなど)にはちょっと弱いかな?と。
ちなみになんですが、当院があります成田市には残念ながら漢方専門医の医師はいらっしゃらないようです。
漢方専門薬局は数店あります。
☆下田康生堂(成田市幸町)
☆一粒丸三橋薬局(成田市仲町)
☆なりた安心堂薬局(成田市公津の杜)
漢方専門医の医療機関は成田市の近郊では
☆今田屋内科(佐倉市、内科)
☆あきば伝統医学クリニック(山武市、内科)
☆露仙堂クリニック(八千代市勝田台、婦人科・内科)
などでしょうか。
東邦大学付属佐倉病院は以前は漢方外来があったのですが、残念ながら今年2024年3月で閉鎖になるとのことです。
千葉大学医学部附属病院では漢方外来(和漢診療科)があります。
先述しましたが内科の医師でも漢方の場合、内科系のみならず皮膚科、耳鼻科、婦人科、眼科などの領域も対応可能なので詳しくはご相談されるとよろしいかと思います。
【漢方の誤解】
「漢方は副作用が無いので安心」「化学薬品と違うから安心」なんて思っていませんか?
そんなことありませんよ、現代医学の薬と同様に『薬』ですから副作用がでる場合もあります。
また漢方は何でもかんでも長く飲まないと効かない…などと誤解されませんように。
もちろん一定期間は服用しないと効果がわからない疾患も多くありますが、何年も同じ薬を飲み続けるものでもありません。
ですから無駄に長く服用するのも良いわけではありませんし、何かちょっとでも体調に異変を感じたら、一旦服用を中止し専門医なり薬剤師に相談してください。
【煎じ薬とエキス剤】
煎じ薬というといかにも漢方って感じですよね。
エキス剤だと気軽に服用出来る粉薬という感じですかね。
これ、どちらの方が良いかというと症状が重い…とか慢性的な症状、症状が多数ある…などの場合でしたら煎じ薬の方が有用ではないでしょうか。
ただ自分で煎じたりするのは面倒くさいです。
煎じてパック詰めにしてもらったり、簡単に煮だせるようにティーパック状にしてあるタイプだと良いんですけどね。
エキス剤の場合は比較的症状が重く無いような方はこちらで十分でしょうし、もちろん煎じ薬と同様な作用はあります。
漢方専門の医療機関でも大半はエキス剤かと思います。
エキス剤も水で服用するよりプチ煎じ薬として白湯にといで飲むのがお勧め…吸収されやすくなりますよ。
【漢方はいつ飲む】
普通の医薬品は基本、食後30分後と記載されている場合が多いですが、漢方は吸収を良くするために食間(空腹時)に服用と言われます。
ですが空腹時に飲むと気分が良くない、普段から胃の具合が良くない、飲み忘れたなどの場合は食後でも大丈夫です。
【漢方の効果が出にくい】
まぁ、どんな治療法であっても個人差がありますのであまり有効では無い場合もありますし、漢方単独では不十分な場合も多々あります。
あくまで治療法の選択肢の一つですね。
あとは薬の選択が適切で無い場合もあります。
患者さん側の問題としては
・生活習慣が改善されていない(これはどんな場合も当てはまりそうですね)
以下、述べるのはあまり指摘されているのを知らないので私見的になりますが、
・腸内細菌が乱れている、何かしらの問題がある。
・栄養素の摂取が足りない。
などがあるのではないかと考えます。
腸内細菌に問題があると薬の成分が上手く吸収されにくいですし、栄養が足りていないと身体が回復されにくいですから薬を飲んでも効果的では無いですよ。
例えば貧血タイプの方向けの薬もありますが、漢方だけだと貧血自体はあまり改善されにくいと思います。
やはり同時に鉄分やタンパク質、ビタミンCやビタミンB群の摂取も心掛けた方がより有効と考えます。
薬は栄養にはなりませんから。
ちなみにワタシは以前に二人の漢方専門医の診察と複数の漢方専門薬局に伺ったことがありました。
専門医の先生には皮膚科的疾患でお世話になったり、薬局さんは体調維持、改善みたいな感じでお世話になったことがありました。
薬局の場合は予算の関係で短期間でしたけど…。
お酒の余談
前回のビールネタの流れでお酒の余談を。
【お酒は適量を】
って、適量とはどれくらい?
となりますよね。
なんでも厚労省の見解では1日の平均で純アルコール約20g迄となっております。
ビールでしたらロング缶(500ml)1本。
日本酒でしたら1合。
ワインでしたらグラス2杯。
焼酎のロックでしたらグラス半分。
サワーでしたら350ml1本。
ストロング系缶チューハイはアルコール度数が9%以上のものがあるので要注意。
もちろん、ちゃんぽんでは無く単品で。
で、女性は男性と比較するとアルコールでの内臓障害の可能性が高いのでこの3分の2~半分位が目安だそうです。
お酒が好きでよく吞まれる方にはこれでは足りないと思われるでしょうね。
このようなものは個人差がありますし、その日その時によっても僅かに変化しますし。
適量とは数値的に判断するよりも、あまり酔わない程度、少しもの足りない程度で止めるのがよろしいのではないでしょうか。
【休肝日は必要?】
これは「必要では無い、いや必要だ」と見解が分かれているようですよ。
厚労省の見解では週2日は休肝日を!と謳ってますし。肝臓専門医の医師は1日のアルコール摂取量が抑えられていれば殊更、休肝日を設け無くても大丈夫では、という意見が割合と多いようです。
わたしとしては、やはり週2日(連続で2日です。←これがミソです)は休肝日を取られた方がよろしいかと考えます。
どうしてかといえば内臓の問題だけでは無く、依存性を減らすためです。
もちろん大概の方はアルコール依存症になることは無いでしょうが、嗜好品という物は多少なりとも依存的になるのではないでしょうか?
お酒、たばこ、カフェイン、お菓子類など…。
まぁ、みなさんもご理解されるのでは?
しかし、休肝日を設けてもそれ以外の日に爆呑みされてはまずいですけどね。
【お酒に強くなれる?】
これは大方、遺伝で生まれつき決定されているようです。
アルコール分解酵素は主に2種類あって、アルコールをアセトアルデヒド(二日酔いの元になる物質です)に分解するものと、それを更に分解するものがあるとのこと。
後者の方の酵素の働きが強いか弱いかで決定されるようです。
①分解酵素の働きが強いタイプ
生まれつきの酒豪タイプですね。
②中間タイプ
一般的です、このタイプの方は呑み慣れていくうちにそれなりには強くなる場合があると。
③弱いタイプ
分解酵素の働きが本来弱いか若しくは、ほとんど分解酵素が無いタイプ
下戸や呑むとすぐ顔が赤くなってしまうタイプです。
顔が赤くなってしまうタイプの方も段々と呑み慣れて行くうちに、それなりには呑める(顔が赤くなりにくいようになる)場合もあるようですが、基本的にはアルコール成分があまり合わないので身体に負担がかかりやすい為、出来ればお酒は避けたほうが賢明ですよ。
下戸の人はお酒とは無縁な人生を送りましょう。
実際、日本人の約4割以上はこの③のタイプに該当するそうです。
人種的な影響が大きいようですね。
このアルコール分解酵素の働きが弱い、若しくは無いかを自分でも調べることの出来る簡易検査法があります。
【エタノールパッチテスト】
①2,3滴の消毒用アルコール(エタノール)を傷絆創膏のガーゼ部分に垂らします。
②それを上腕部(二の腕)の内側に貼ります。
③7分間貼ったままにして、その後はがします。
④はがした後、10分後位にガーゼが当たっていた部分の皮膚が赤くなる、または変色していたら「③の弱いタイプ」ということになります。
病院などで注射を打つ際、消毒用アルコール綿で肌を拭いて打った後、また綿を張り付けて置いたりしますがその際赤くなったことがある方も同じことです。
ご興味のある方はお試しを。
ちなみにわたしは②の「中間タイプ」です。
けっこう以前は呑む機会も割とあって、それなりに呑めるようになっていたんですが、今では呑む機会も大分無くなり、お酒にめっちゃ弱くなりました。
習慣でアルコール耐性が強まっていたんですね~。
わたし自宅ではあまり呑まない(呑めない)タイプなんです。
呑んでもほんのちょっとで十分なんです。
【ちゃんぽんは酔いやすくなる?】
いやいや、ちゃんぽんのせいではなく単に呑みすぎなだけですよ。
呑みすぎは誰でも酔っ払いますって。
ちなみに最初から最後まで同じ酒類を呑むのでなければ、酔う早さを遅らせるのに最初はアルコール度数の低いビールなどから呑み始めるのが良いらしいです。
「とりあえずビール」は正しい呑み方のようですね。
あと呑んでる合間にちょっとずつ、水を飲むことが推奨されています。
アルコールは利尿作用が高いので脱水予防や酒量を抑えるのにも役立ちますね。
二日酔い予防にもぜひ!
特に夏場の飲酒はより脱水傾向が強まるリスクがありますので、飲酒の合間に、飲酒後にしっかり水分補給を行って頂きたいです。
また二日酔いの際は脱水傾向にもなっていますので、水が摂りにくい場合は経口補水液を時間を掛けてチビチビ飲んで下さい。
急いで呑むと気持ち悪くなるでしょう。
【酒は百薬の長?】
う~ん、呑んでいい気持ちになっている時は天国?
まさに百薬の長かも知れませんね?
二日酔いなどで具合悪い時、地獄です。
薬じゃないですね。
わたしも天国も地獄にも行きました。
生きたまま両方味わえるから凄いもんですね。
結局、お酒は人との交際面や精神的な面ではメリットがあるでしょう、上手く付き合えばですが。
では純粋に身体面にとっては、と言えば有害物でしょう。
呑まないからっと言って病気になったりしませんし、むしろ呑まない方が身体の負担は減りますし。
アルコールを摂る習慣(酒量にもよりますが)筋肉を衰えさせたり、脳神経細胞にダメージを与えるリスクもありますので。
まぁ、嗜好品というのは多少のリスクはあっても、それを楽しむ。
そんなもんでしょうかね?
ところで「酒は百薬の長」と云う言葉は、古代中国で支配層が酒を呑ませ民衆から、今でいう酒税を取り上げる為に作られたキャッチコピーだった、との説がありますがいかがでしょうか…。
ぜひ良いお付き合いを!
美味しいビール、痛風などは大丈夫?
こう暑くなるとビール好きの方にはたまらなく吞みたくなりますよね~。
ところでビール腹という言葉がありますが、お腹がビール樽みたいに見えるということでしょうけど。
別にビールのせいではありませんね。
太りやすいタイプの方が吞みすぎ食べ過ぎや高カロリー、高脂肪の取り過ぎの結果、内臓脂肪が付いたということでしょう。
このようなお腹ですとアルコール性脂肪肝のリスクも高くなりますので十分ご注意をどうぞ。
ちなみに今回の見出しにありますようにビールはお酒類の中では一番プリン体が含まれているので尿酸値が高い方は、ビールよりは含有量が少ない日本酒やワイン、ほとんど含まれていない焼酎、ウィスキーなどに変更された方もいらっしゃるのでは?
現在はプリンゼロビール(発泡酒、第3のビールなど)も発売されているのでそれらを吞んでいる方もいらっしゃるかも?
プリン体は尿酸を作る原料となる為、色々と騒がれているわけですね。
しかしですね、酒類の中ではビールはプリン体含有量は多いですが、鰹節や干しシイタケ、イワシ、アジ、レバーなどはもっと多く含まれているとのことです。
実際、飲食物でプリン体を摂る量などそれ程多くは無く尿酸を作るのに2割位利用され、あとは体内で自動的に作られるのが8割位を占めていると云われます。
で、尿酸値が高くなるタイプには体内で異常に多く作りすぎてしまう「産生過剰型」と腎臓からの尿酸の排出に問題が起こる「排出低下方」それと「混合型」に分類されるそうです。
「産生過剰型」の場合、プリン体含有量の多いものを控えることは意味はあっても、「排出低下型」のタイプの方は控えてもあまり効果的では無いと云われます。
日本人の高尿酸血症、痛風の方の約6割は「排出低下型」とのこと。
尿酸値に問題がある方は自分のタイプを知っておく必要がありますね。
ではお酒を控える必要は全く無いのか?
と問われればいやいや、残念。
プリン体含有量が無いようなお酒だろうが、アルコール自体にちょっと問題があるようですよ。
アルコール自体に尿酸の排出を低下させる作用があるため「排出低下型」の多い日本人には要注意な話です。
ちなみに痛風ですけど尿酸値が高い人がある日、突然発作(痛風発作→激痛)に見舞われる訳です。
発作が起きた方はどうでしょう?
ご本人も含めて身近にはいらっしゃいませんでしたかね?
わたしも経験者の方に直接お話しを伺ったのは数人程度です。
ほんと激痛で足に発作が出たらもう痛くて歩くの無理…ということでした。
少しの期間は松葉杖の生活です。
痛みの場所で一番多いのが痛風の代名詞の足親指付け根です。
その付近が赤く腫れ上がって見るからに痛そう。
2~3日が痛みのピークで1~2週間以内でピタリと治まる。
けど元が治った訳では無いので油断して治療や養生してないとまたいつ発作が起きるやら。
また親指付近以外にも膝やアキレス腱、足の、足首付近などにも痛みが起きる場合もあります。
生活習慣病ですのでお酒の問題だけでなく食生活(食べすぎ、甘いものや清涼飲料水を好む、脂物を摂ることが多い、水分不足など)や激しい運動の過不足、ストレスなど様々な誘因があります。
尿酸値が高すぎる状態は痛風だけでは無く、腎臓障害や尿路結石をリスクも高めますのでお気を付けを。
熱中症と夏バテ対策2
熱中症と夏バテ対策第2弾です。
【冷房】
熱中症予防の為、適切にエアコンを使用しましょう!
といつも言われますね。
なら「電気代安くなるようになんとかしてくれ!」
と、わたしは強く思いますけどね。
こう暑いとエアコン無しなんてムリですよね。
室内はかなり暑さがこもってますので。
ご高齢の方で過去、エアコン生活に馴染が無かった、あまり好きじゃない、それ程暑さを感じない…と言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、十分ご注意頂きたいですね。
高齢になると体温調整機能が弱まりますのであまり暑さを感じにくい場合があります。
その為か自宅内で熱中症で倒れる方が多いですもんね。
しかし、電気代の話は別にして、実際、適切に使うというのは意外と難しいかも?です。
ところで一昔?前には「冷房病」という言葉がけっこう聞かれましたが、いまや死語みたいですね。
といってそのような影響が無くなったかというと決してそんなこともありませんし。
自宅ですと何とか上手く調整も効かせることは出来ても、例えば職場など集団生活の中では個人的にどうにかするのはちょっと無理。
冷え性で寒いのが苦手な方は冷房ガンガンの中で長時間過ごされるのはしんどくなるのでは?
そのような方は大変ですけど、衣服などで調整したり(特にお腹、下半身)、温かい飲み物(白湯など)で対処するしかないでしょうか?
う~ん、難しいですね。
【気象病と冷房】
普通に考えると夏などは血行も良くなる場合が多いので肩こり、腰痛などは弱まりそうですが意外に症状が強まってしまう方もいらっしゃいます。
気象病、冷えのぼせ、暑がりの寒がりといったような傾向の方などでしょうか。
一つは高温で多湿の気候が自律神経のバランスが乱しやすいことですね。
暑ければ暑い程、影響を受けやすくなります。
もう一つは冷房(室内)と外気温の寒暖差です。
冷えた職場から勤務を終えて帰宅の為、外へ出たら今度は外気の暑さで身体がだるくなったとか外出(暑さ)と職場(冷房)の出入りが頻繁で身体がしんどくなった、そのような方もいらっしゃるのでは?
この様な場合、寒暖差で自律神経のバランスが乱れたということですね。
でも「自分は寒がりでも無いし、特別冷え性でも無いし、冷房好きだし…」という方でも、特に暑さと冷房の中の出入りなどが多い方などは無自覚でも影響を受けている場合がありますよ。
これらは気象病と同じような症状に悩まされる場合があります。
倦怠感、頚肩こり、腰痛、めまい、頭痛、食欲不振…などの不調が起きる可能性があります。
ちなみにエアコンでは無く、扇風機では?
というと近距離で長時間、扇風機の風に当たっていても何らかの不調が起きる方もいらっしゃいますね。
対策としては少し距離を離したり一旦、扇風機を止めるなり席を離れたりしてから再度扇風機に当たるなどでしょうか。
いずれにしてもこれらの症状が起きるような方は自宅に帰ったら湯舟で気持ち良く感じる湯温で5~10分位半身浴をしてみてはいかがでしょうか。
出来ればその後”温冷浴”が出来ればなお良いですね。
まずは湯舟に浸かり温まってから、湯舟から出てシャワーで水を浴びるのを各2~3回位は最低行うと。
水の温度は気持ち良く無理なく出来る範囲で30秒~1分位浴びる。
いきなり体幹に水を掛けるのでは無く、手や腕、足脚から始めて下さい。
体幹に掛けるのが嫌だと感じる場合は暫くは腕や脚だけに限定して慣らしていくのがよろしいかと。
温冷浴は血行の改善や自律神経の調整に役に立ちますよ。
最後になりますが、日光でもエアコンや扇風機の風でも後頭部~頚の辺りには長時間当てるのは避けましょう。
身体の前側はわりと人間強く出来ているのですが、後頭部周辺は大変弱いので影響が出やすくなってしまいます。
要注意です。
それと夏の疲労は大概の方が影響を受けます。
症状が出るか出ないか、感じるか感じないか…だけの違いです。
皆さま、無事に過ごされ夏を楽しめますことを願っております。
熱中症と夏バテ対策1
梅雨明け前から暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
既に熱中症で搬送されるなどニュースでは報道されていますが、毎年恒例になっているようですね。
当ブログでは熱中症や夏バテ対策は初夏の5月位からと申しております。
夏になってからの熱中症対策に関しては、皆さんも色々とご存じのことでしょう。
今更ながらですが、当ブログでも熱中症、夏バテ対策を書いてみます。
昨年も夏の健康シリーズを書きましたのでおさらい的になってしまいますがご容赦下さい。
前回、”水分摂取”の記事では水分=水か白湯とし、清涼飲料水などの他の水分は嗜好品ととらえましょうと書きました。
これは通常時の水分補給ということです。
【脱水対策】
これらは通常では無く、大量の汗をかいている時や既に脱水気味の場合ですが、これらのような場合、水などでは無く吸収しやすく飲み口が良い経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンク(ポカリスエットなど)をお勧めします。
特に塩分が多い経口補水液の方がよろしいですね。
スポーツドリンク系は糖分の方が高くなっていますので。
暑い時の脱水対策だけで無く、発熱時やお酒を吞んだ後にも良いですよ。
どちらも脱水傾向になりますので。
ただし経口補水液やスポーツドリンクなどは「普段飲み」には適しておりません。
ちょっと喉が渇いた、何か飲みたい…そのような時は避けましょう。
あくまでも脱水傾向の時の為のものですから、念の為。
あと、喉も渇いてるし、冷たくてのど越し良いから、ついグビグビと一気飲みになりやすいと思いますけど、それだと飲んだあとだるくなるかも知れませんし吸収の面からも出来れば少しずつ何回にも分けて飲むことをお勧めです。
これが本当の脱水の場合だとペットボトルのキャップに注いで、1本を1時間位掛けて飲むやり方になってしまうんですよ。
通常時に水や白湯などを飲まれるときに1日に1~2回位、市販の「にがり」を入れて、”にがり水”を飲まれることはお勧めです。
塩分やミネラル補給によろしければ、ぜひ。
(病気で塩分制限を受けている方を除く)
【食事】
暑さで食欲が余り無い…そんな方もいらっしゃるでしょう?
「食べなければ身体に悪い、もっとばててしまう」なんてあまり心配されない方がよろしいですよ。
それ自体ストレス、強迫観念になってはどうしようもありません。
無理は禁物です。
糖質制限推進派の方には叱られてしまいそうですが、嫌いでなければもりそば、ソーメン、冷や麦などでもよろしいかと(小麦アレルギーの方を除く)。
それに+して納豆1パックとゆで卵1~2個位召し上がれたら尚良いかと思います。
夏に焼肉と生ビールなど、美味しそうですよね。
中には元気を付けようと頑張って食べる…なんて方もいらっしゃるかも知れませんが?
まぁ、これらはたまの楽しみ程度に抑えておいた方がよろしいかと。
大概の方は夏は消化機能が弱りやすいですし、元々胃腸が元気で無い方は尚更ですよ。
「脂、油」と「冷たいもの」はどちらも胃腸を疲れさせますのでこれらに片寄ったり、取り過ぎは余計に夏バテしやすくなります。
時々、調整の為あるいは胃腸に疲れを感じたら飲食料は控えめ、あっさり、少し暖め気味のものを摂っては如何でしょうか?
夏の疲労はその時だけで無く、秋~冬の体調にも影響しやすくなりますので。
【補足】
水分補給はあくまで脱水対策です。
熱中症で気分が悪くなった場合、身体を冷やす必要があります。
水を浴びたり、氷嚢やアイスノンなどで頚の脇(頸動脈の辺り)や脇の下や鼠径部などを冷やすのも有効です。
~第2弾に続きます~