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危険な暑さ
猛暑が続いておりますね。
おつかれ様です。
温暖化やらヒートアイランド現象やら、なんだかんだと年々少しずつ最高気温も上昇しているようで…。
ご無事に過ごされていらっしゃいますか?
ところで誰しもがご存じのパワーワード?「熱中症」!
これはいつの頃から使われ出したのでしょう?
ワタシなどが20代位まではおそらく聞いたことも無く、せいぜい「日射病」「熱射病」などが云われてましたか。
部活などの練習中は「ばてるから水を飲むな」世代です。
今の時代でしたらとんでもない話ですね。
傷害罪です。
しかし実際暑いといっても現在と比較するとそこまでは暑く無かったような気がしてます。
どこでも冷房ガンガンなんて無かったと思いますね。
で話を戻し、ちょっと調べましたところ「熱中症」という言葉は存在はしていたそうなんですが、平成7年(1995年)頃から使われ出し、平成12年(2000年)に「日射病、熱射病」をひっくるめて「熱中症」と統一してから、急速に広まったらしいですよ。
では「日射病」や「熱射病」は死語か?
存在していないのか?
いやぁこれが実はまだしっかりあるということです。
そもそも「熱中症」とは?
高温多湿の環境によって引き起こされる体調不良の状態の総称。
そして熱中症を分類すると以下のようになります。
●日射病:熱中症の中で特に屋外で直射日光が原因で引き起こされるもの(軽症~重症まで)
日焼けと熱により発汗などによる冷却が追い付かずオーバーヒート状態となります。
症状:めまい、生あくび、吐き気、頭痛、大量の発汗、脱水症状など。
重症化すると意識不明になることもあるようです。
●熱痙攣(ケイレン):熱中症の中では比較的軽度のもの。
大量の発汗後、水分だけ補給しても塩分やミネラル分が不足していると発症しやすい、放置しておくと重症化する危険性がある為早めの処置を要する。
症状:筋肉痛、硬直、手(腕)足(脚)が急につった状態など。
●熱失神:高温、直射日光などにより血管が拡張し、それに比例して血圧が低下した状態。
症状:めまい、一時的な失神、顔面蒼白、唇のケイレンなど。
●熱疲労:熱中症の中では中度以上の状態。
大量の発汗により水分、塩分等の補給が追い付かない状態でいわゆる”脱水”状態。
体温は異常に上昇するも肌は冷たく、発汗がみられます。
症状:全身のだるさ、めまい、吐き気、頭痛、集中力、判断力などの低下等。
医療機関の受診が必要とするケースが多くなります。
●熱射病:熱中症の中では重度の状態。
直射日光の有無とは関係が無い為、高温多湿であれば室内でも十分起こりえます。
室内で熱中症で倒れたという話はTVニュースなどで見たりしますね。
大量の発汗により水分、塩分などが著しく不足し、中枢機能(脳にある体温調整機能)が上手く働かなくなり、40度以上の高熱になる場合があります。
この時、発汗は起こらず皮膚の紅潮や乾燥がみられます。
この状態が長く続くと肺、心臓、肝臓、腎臓、脳など多くの器官に機能低下が起こりやすくなります。
最悪多臓器不全により死に至るケースもあります。
症状:意識不明、錯乱状態、ケイレン、呼びかけに対して反応が鈍い、言動が不自然など中枢神経(脳)障害が特徴となります。
以上、このように分類されている訳なんですが、熱中症の中で重症~死亡などの場合は「熱射病」に該当するケースが多いことになります。
毎年の恒例のように夏になると、TVニュースなどで「全国で〇〇人が熱中症で緊急搬送」などと見る機会が多いですね。
残念なことに中にはお亡くなりになるケースも…ですね。
なんでも今年(令和6年)は十年に一度の記録的な猛暑とか?
油断なりませんね~。
幼児や高齢者の方、何らかの基礎疾患をお持ちの方ご注意下さい。
もちろんそれ以外の方でも疲労が溜まっていたり、睡眠不足、飲みすぎ(飲酒)ていたり、食事が十分に摂れていなかったり…などの場合、暑さのダメージも受けやすくなりますので注意が必要ですね。
熱中症かも?と思ったらどうしよう
●意識障害が起きていたら即救急車ですが、これは本人が連絡出来る可能性が低いですので人頼りになりますのでどうなんでしょう。
●意識はしっかりしている場合は、屋内の冷房の効いている部屋、屋外なら日陰など少しで涼しい場所に移動。
寝かせるなら横向きで(嘔吐物で窒息させない為)
●衣服などを緩めて締め付けない。
●水分を飲めるなら、ゆっくりと時間を掛けて摂取(出来れば経口補水液やアイソトニック飲料)
●可能なら水に浸かるなど全身を冷やす。
●頚(頸動脈付近)、脇の下、鼠径部などを濡れタオル、保冷剤、アイスノンなどで冷やす…等。
でしょうか。
幼児や高齢者、基礎疾患のある方などは軽症で早めに回復した場合でも一度は病院を受診されることをお勧めします。
「夏バテ」
熱中症までは行かなくても、気付かないうちに夏バテ状態になっていることは以外に多くみられますよ。
暑さで自然と体力が消耗しますし、発汗による水分不足、暑さによる肉体的ストレスや冷房の効いた場所からの出入りによる寒暖差ストレスも自律神経のバランスが乱れやすくなります。
海外セレブでは無いので我々には避暑地に長期バカンスとは行きませんので、もう自衛する以外無いですから…残念。
ワタシもちょっと夏バテした経験はあります、どうぞみなさまもご自愛くださいませ。
余談:10数年前の話なんですが、知人(中高年の女性、糖尿病あり)が熱中症で入院したと聞きました。
なんでも夜、自宅(団地)で具合が悪くなり救急搬送されたと。
後日伺ったのですが、診断は熱中症で腎臓の機能低下まで起こしており、退院までに2か月以上掛かったとのこと。
当時はワタシも熱中症に知識もほとんど無く、「自宅内で熱中症?」「熱中症で腎臓?そんなことある?」と診断を疑ったりしてました。
いやぁ今でしたら上記しました通り、熱射病などで臓器に影響が出る場合があることは分かりますが…はい。
ほんと、みなさまご注意ください。
土用とか
この時期の雑記をひとつ。
そろそろ梅雨明けも近いことでしょう。
それに合わせるように、馴染は薄いですけど「土用(どよう)」と呼ばれる期間になります。
で、土用と言えば「土用の丑(うし)の日」。
土用の丑の日といえば「うなぎ」が思い起こされるのではないかと。
ちなみに今年(令和6年は土用の入りは7月19日で土用明けは8月6日です。この期間で丑の日は7月24日と8月5日です)
ワタシ達にとっては「な~んだ、うなぎを食べる日か~」となるかもですね?
一説によると実はこれ、江戸時代に出来たキャッチコピーとか。
本来天然物のうなぎは冬の方が実がしまって美味しいため、夏の売れ行きが悪い。
そこで困ったあるうなぎ屋さんが江戸の発明家で学者の”平賀源内”さんに相談。
源内さんは元来、日本では”丑”の日を重要視していたことと、夏に「う」がつく食材を食べると夏負けしないと云われていることを思いだしたそうで。
そこでうなぎ屋さんに貼り紙に「本日、土用の丑の日。うなぎを食べると〇〇~」などと書いて店先に貼らせたとか。
そうしましたら、これが見事にヒット。
いつの間にか、うなぎは夏の食材みたいになってしまったようですね。
現代でも「夏の土用の丑の日」=「うなぎ」というイメージが根付いている訳ですから凄い話です。
まぁとは言っても栄養価の高いうなぎは万葉の時代にも夏負け(夏やせ)防止の食材と云われたとか。
前記しました「う」のつく食材で夏負け防止で云われているのは「うどん」「梅干し」「瓜科のもの」などが挙げられているそうです。
ところで、この「土用」ですがどうしても梅雨明け時期の夏の頃という印象が強いですが本来、年4回の土用期間があるそうです。
立春、立夏、立秋、立冬の前18日間が土用とされ、それぞれ「春の土用」や「夏の土用」と呼ばれるとのこと、季節の変わり目を表しているようです。
もっとも新暦ですと該当する期間が季節の変わり目とは言い難く、旧暦で見た方が成程と思いますね。
全くの私見ですが、夏の土用(新暦)はちょうど梅雨明けに近く盛夏(真夏)になる変わり目でピッタリ。
そしてうなぎ。
この為、土用と言えば夏というイメージなったのかも?しれませんね~
また言い伝えでは土用は土を動かしたり、また新たに物事を始めてはいけない期間と云われているとか。
畑を耕したり、建築の基礎工事、壁塗り、増改築、柱建て、増改築など建築、土木関係や引っ越し、転職、入籍など不向きとか。
ほんとかよ?
と思いますよね~
ワタシ達は普通にそんなこと知りませんし、気にすることは無いですから関係無く行っていますね。
う~ん、ところで建築土木関係のお仕事の方達はどうなんでしょ、知ってる人いるのかなぁ~聞いてみたい。
と、まぁこのように「?」ということも含め色々と現在でも残っているもんですね。
東洋的といいますか日本的といいますか面白いです。
なんでも土用という言葉は日本で生まれたとか。
よく聞きます「冬至、夏至、立春、立秋…」は「二十四節気(にじゅうしせっき)」と呼ばれるもので古代中国で「陰陽五行」という概念、自然観から生みだされた季節を表す言葉でそれが古代に日本にも伝わり用いられるようになったそうです。
しかし中国と日本では季節天候に違いがあった為、独自に「雑節(ざっせつ」として「土用、八十八夜、入梅…」という季節の変化を表す言葉が生まれたそうです。
現代は様々な理由で季節感が薄れてしまっていますが、昔の人はきっと季節の移ろいを敏感に身近に感じ生活していたんでしょう。
うん、きっとせざるを得なかったんでしょうね。
それがまた日本の文化や生活様式を生み出して来たんでしょうかね~?
はい。
あ、最後になりましたが、皆様が夏バテせずに夏を楽しめますことを願っております。
You Tube健康法
以前は健康ネタ(情報)といえばTVや雑誌などが中心でしたよね。
もう頻繁に各局でも健康番組などやっていましたが、今ではほんと見かけなくなりましたがどうしてなんでしょう?
視聴率が取れないのか?ネットに食われたか?
健康雑誌も軒並み廃刊?していますもんね。
というわけで現在ではもっぱら健康ネタ的なものはYouTubeや各種サイトなど、ネット上に溢れていますね。
疾患や症状に関して調べようとしたら簡単に医師が書いた記事などを読むことが出来ますので便利です。
(あまり素人判断でこの症状に当てはまるから多分〇〇という病気なんだ~なんて決めこまずに参考程度としてちゃんと診察を受けましょう)
しかしTVなどの時代からそうなんですけど、健康法的(美容痩身ネタも含む)なネタは面白いというか何というべきか?
なるほど…と納得出来るものもあれば、いやいや~みたいなものもありますし。
商業ベース的(広告宣伝的)のものや結論ありきの内容だったものなど様々ですよね。
「〇〇には〇〇を食べろ~」「〇〇には〇をやれ~」「〇〇にはこれはやってはダメ」なんて断定的にいわれていましたね。
(ほんとかな~?)
まぁネット上でも似たり寄ったりな面はありそうですけど。
ところで皆さんご存じの通り、ネット上は膨大な情報量があり、また情報も細分化されていますので大手メディアが取り扱っていた時代と違い、大ヒットする健康法ネタは出来にくいかもしれませんね。
何年前位の話かなのかは忘れましたけど、TVの健康番組で取り上げた食材が翌日スーパーで売り切れることがあったとかなんとか。
これらの番組はわりと結論ありきで制作されているのでは無いでしょうか?
番組でどこどこで調査したデータが…なんて表示さえてもねぇ…。
騙されるとは言えませんが、ちょっと恣意的な意図が見え隠れ?
YouTubeでもTV同様に注目を集め、再生数を挙げる為にタイトルやサムネでやはり断定的に云い切ったり、「〇〇するだけで」「たった〇〇回で」みたい誰でも、簡単速攻で効果が出そうな気にさせられてしまいませんか?
実際にそのとおりだったら良いですけど、どうでしょうか?
いやぁ~、なかなか情報というものは判別するのが難しいですよね。
整体業界や美容瘦身関係などでも「〇〇するだけ~、たった1回で、〇分で~」などの動画もあったりするみたいですけど、ちょっとどうなの?と。
エンタメ的だったら面白いですけど。
まぁ、普通に〇〇にはこのストレッチ…のような動画ですと良いとは思いますが、効果は続けてみないとわかりません。
確かに効果が出る場合もありますでしょう、しかし無効な場合もあれば時と場合によっては逆効果になる可能性もあります。
予防目的でしたら左程問題が少ないとは思いますが、改善緩和目的となるとAさんには合っていてもBさんには合っているとは限りませんので、だらだらと闇雲に続けていても仕方が無いので一定期間(例えば1か月など)行ってみて調子が良いようならば継続し、イマイチの場合は別のストレッチに変更するなど考えられた方がよろしいかも?
あと注意点ですが、腰痛など痛みの改善緩和目的に行うのであれば痛みを誘発するストレッチ動作は一切行わず、痛みを誘発しない動作のみを行いましょう。
良かれと思って始めた事が却って筋肉などを傷め、回復を遅らせてしまう場合もありますので要注意ですよ。
追伸:最近ネット広告を見る機会がありまして知ったのですが、多くの書籍などを出版されている東洋医学系の先生のDVD(情報商材)で「1分間~寝るだけで糖尿病が~」
「同様に高血圧が~」を見かけました。
が、その先生それだけでは無く以前から同様に「〇〇が簡単に~」とシリーズで発行されていたんです。
ワタシは購入して内容を確かめた訳では無いので、あまりどーのこーのとは申し上げられませんがちょっとどうなの??と。
長いLP(ランディングページ)で紹介されていましたけど、ちょっとどうなの??と。
タイトル、煽りすぎでは?
糖尿病などが簡単にどーのこーのなんて言ってしまって不味いのではないでしょうか?
どのタイトルの商品も同額で1万数千円なのでめちゃくちゃ高い訳でもなさそうですので、ついつい買ってみようかなぁと思われるかもしれませんね?
結局、様々な情報があっても各人の判断によって左右されることが大きいのが難しいところでしょうかね~。
飲む点滴って?
なんでも甘酒って俳句では夏の季語らしいですね。
また江戸時代には冷やし甘酒は夏バテ予防に飲まれていたとか?
ワタシ的には甘酒はホットで寒い季節に飲む方が好きなので冷やし甘酒はちょっとなんですけど、はい。
で、この甘酒ですが何かと人気のある?発酵食品ですね。
甘酒は主に2種類に分類され米麹甘酒と酒粕甘酒で”飲む点滴”と呼ばれるのは米麹甘酒の方です。
(つまりノンアルの方です)
●ブドウ糖(主成分)
●アミノ酸
●ビタミン(主にビタミンB郡)
●オリゴ糖…などが含有されているとのこと。
「注意点」
基本的に1日に200ml位までが適量とされています。
ブドウ糖が主成分ですので糖尿病や高血糖の方は要注意です。
また米(米麹)などにアレルギーがある方も避ける必要がありそうですね。
それら以外の方でしたら、特に問題無く飲めそうですね。
ところで、甘酒を”飲む点滴”ってどなたが言い出したのでしょう?謎?
現代でしたらアイソトニック飲料(ポカリスエットなど)や経口補水液(OS-1)などの方がよっぽど点滴成分に近いですけどw
脱水傾向の時、役立ちますからね。
甘酒では脱水には無理です~。
しかし”飲む点滴”ってキャッチコピーが凄いですね!
●そもそも点滴は口から飲まない
●たいした栄養は入っていない
●普通は点滴をすることは無い
ですが点滴というイメージが「何か身体に良さそう」と思わせそうでしょう?
ということで甘酒も美味しく頂きましょう、はい。
再、ぎっくり腰
以前も長々とぎっくり腰ネタを書いたことがありましたが、久しぶりに”再”ということで。
なにやらドイツの言葉では「魔女の一撃」と呼ばれるとやら。
原因が良くわからず、急に激しい痛みに襲われるので魔女に武器で腰を叩かれた結果では?と昔は云われた?とか。
いやいや分からなくも無いです。
【どんな症状?】
経験者の方はお分かりですよね。
●身体を前後に曲げたり、中腰が痛い
●立ったままズボンや靴下が痛くて履けない
●床からの立ち上がりやベッドからの起き上がりが痛い
●階段の昇り降りが痛い
●車の乗り降りで痛む
●咳やくしゃみで痛みが起きる~など。
以上のことはワタシも全部経験済みです。
基本、ぎっくり腰は何かしらの動作により痛みが誘発されるもので動かずに楽な体勢を取っていれば痛みは出ません。
●痛みで夜も眠れない
●日増しに痛みが悪化していく
●楽な体勢を摂っているのに脚の方に迄、痛みや痺れが起きる(動作時には臀部や大腿部、鼠径部に鈍痛が起きる場合はあります)
●発熱などを伴う
通常このようなことはありません。
【ぎっくり腰の原因は?】
現代医学でもぎっくり腰の直接のはっきりとした原因は良く分かってないらしいですが、大まかには腰臀部周りの筋肉の断裂や関節障害と言われています。
けっこう多くの方は「重いものなど持ち上げた」「身体を捻った」などいわれますがそれは”発症のきっかけ”ですね。
そのような場合で起きることもありますし、ほんの些細な「え、こんなことで?」「具体的に良く分からなかった」などの動作でなってしまう場合も多いですよ。
ワタシもほんのちょっと前かがみしただけでぎっくり腰になった経験があります。
でこのような事態になる前から身心の何かしらの疲労が蓄積されていたり、既に無自覚でも腰回りに何らかの問題があったりで既に下地が出来ており、それが何かのきっかけ(動作)で”一撃”…痛いぃ、と。
【なったらどうする?】
出来れば2~3日は安静が一番!
この時期は痛みが強まりやすいです。
炎症が起きている可能性もありますのでね。
とはいえ中々実際は難しいです。
仕事や家庭のこともあるし入院でもしない限りおちおち寝ていられない。
仕方が無い、出来るだけ最低限度の動きで何とかやり過ごして下さい。
この2~3日は市販の消炎鎮痛剤【出来ればアセトアミノフェン製剤(市販ではタイレノール、病院の処方薬ではカロナールなどがお勧め)】を服用したり、湿布薬も有用でしょう。
これらで大幅な痛みの緩和は難しいですが多少なりとも緩和される可能性があります。
コルセットをお持ちの場合しばらくの間、動く時は装着された方が良いですね。
一般的なぎっくり腰(他に問題が無い)は時間経過により平均7日~10日位の間には大分動作時の痛みは緩和されるので”日にち薬”も改善の要素です。
平均的に特別に治療などをしなくても1週間~2週間以内に治癒されると云われています。
痛みが和らぐに従い、無理の無い範囲で日常に戻して行きましょう。
「温める?冷やす?」
鎮痛剤以外にもこのようにどちらが良いのか?という話が良くでますが、私見では温めた方が良いケースが多いと思われます。
じっとしていても腰が気になるようでしたら炎症が強い可能性がありますので冷やしてみる、動いた時のみ痛むなら温める…でよろしいかと。
冷やし方:氷嚢、アイスノン、ビニール袋に水、氷を入れるなどの方法で冷たすぎ無いようタオルなどで調整して使用。
温め方:更衣動作、入浴動作が辛くはければ入浴または湯たんぽ、ペットボトルに入浴時位のお湯を入れて使用するなど。
どちらか良く分からない場合:何もしない(これも一つの手段です)
ちなみに湿布剤で温、冷は特別意味はありません ←つまり温めたり冷やしたりする効果は無いということです。
「やらない方が良いこと」
●飲酒
●ストレッチなど体操
●セルフマッサージ
●散歩など
これらは余計に症状を悪化させる可能性がありますので痛みが落ち着くまでは止めましょう。
【整体やマッサージなどは?】
少なくとも発症後3日以降過ぎて当初より痛みが和らいで来た、動けるようになって来たなど改善傾向が見られて来てからがお勧めです。
痛みを堪えて無理に来院したり、筋肉の炎症などがあった場合施術を受けることで余計に悪化するリスクも考えられます。
回復途中の時期に回復速度を早める後押しとして利用されることが有効かと考えます。
【病院に行った方が良い場合は?】
一般的なぎっくり腰以外が懸念される時です。
一般的とは安静にしていると痛みは出ない、動いた時やある姿勢(中腰やしゃがみ込みなど)を取った時だけ痛む、日数の経過とともに少しずつ改善傾向がみられるなどです。
●脚(足)の方まで痛みや痺れが起きている場合
●おしっこの出具合が悪い、または失禁など
●脚が動かしにくいようになった、感覚(触った感覚や熱い冷たいなど感覚)が鈍いなど
●2週間位たっても改善傾向が見られない
●スポーツの練習や試合中に起きた痛み
●高齢者
●骨粗鬆症がある方
以上のような方は整形外科の受診がお勧めです。
椎間板障害、椎間板ヘルニアや高齢者の方、骨粗鬆症のある方は圧迫骨折、破裂骨折などの可能性も考えられます。
特におしっこの異常や急に脚(足)が動かしにくい(麻痺の可能性)は重篤な疾患の可能性が高いので早急な整形外科の受診が必要です。