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五月病って?
昔から「五月病」って言葉がありましたけど、今でもやはりこの言葉、あるんですね。
先日、たまたまTVの報道番組を見ていましたら特集されてました。
GW明けあたりが丁度、五月病のシーズンなんでしょうか?
幸いなことに、ワタシは五月病と呼ばれる状態にはなったことは無いので実体験は語れませんが。
まぁワタシも学生時代や勤務時代は年末年始やGWなどの連休の終わりが近づいて来ると「学校行きたくないー」「仕事めんどー」「もっと休んでいたいー」なんていつも思っていましたがw。
幸か不幸か、今ではGWなんて無い生活になってしまいましたw
(極超零細個人事業のため)
話を戻しますと、この「五月病」という言葉はあくまで俗称です。
医学的に云うと「適応障害」と呼ばれる診断名がつくことが多いそうです。
適応障害って以前、現皇后陛下の雅子様にも付けられていた診断名ですよね?
これは”新しい環境に適応出来ないことがストレスになり心身に不調が起きて生活に支障が出る状態”だそうです。
新入学や新社会人、新しい部署、引っ越し、付き合う人間関係や生活スタイルの変化などが新年度になると起こりやすいですので大変ですよね。
丁度1か月位が過ぎ、GW辺りにガクッとなりそう。
身体面の不調としては全身倦怠感や疲れが取れにくい、食欲不振、寝つきや寝起きが悪い(不眠傾向)、めまい、動悸、肩こり…などなど。
精神面の不調としては気分の落ち込み、意欲が湧かない、集中力低下…などなど。
適応障害と似たような症状を来す疾患としては他に「うつ病」などがありますが、一般的には適応障害は一過性、比較的短期間で済むケースが多いようですがうつ病はもっと長期間に渡り、また症状も強く出るケースが多いようですね。
適応障害は環境に適応出来ないことがストレスになりやすい訳ですから、環境を変えると改善が見られる場合が多いようですがうつ病の場合はあまり関係が無い場合が多いようです。
とはいっても適応障害と思われていたら、実はうつ病だったケースもあるとのことですし、適応障害がこじれてうつ病になってしまうこともあるそうなので注意が必要ですね。
他にも特に未成年者の場合、類似した症状を来す疾患としては「起立性調節障害」と呼ばれる疾患もありますので鑑別が大事とのことです。
(この疾患ですが大人が場合も、もちろんあります)
しかしこれらの症状はなかなか辛いですね。
といって自己判断で精神的な疾患と早急に決めつけずに、特に身体面にも不調が起きているなら、まずは内科等の診療科を受診して内科的な疾患が無いか検査を受けましょう。
精神的な疾患かと思っていたら実は身体的な疾患だったというケースもありますので。
それで特に身体的疾患が無いようであれば心療内科等を紹介して頂いた方がよろしいかと思いますよ。
ところでまた話はちょっとそれますが、先日たまたまTVを見ていたら「退職代行サービス」の企業が取り上げられていました。
いやぁ~これ、なんか凄いですね。
以前でしたらあまり考え付かないサービスですよね?
このサービスの是非はともかく利用する方の気持ちも分からなくも無いですが…。
仕事辞める時ってどうです?
入ったばかりの職場を辞める時や責任感が強い人、なかなか辞めたくても辞めさせてくれない職場、ほんとの意味でのブラック企業…。
けっこう辞める時ってちょっと緊張したり、大変だったりしません?
ワタシも複数個所の職場を辞めていますので、辞めたい申し出をする時はやはり緊張しましたね。
言ったあとはさっぱりしましたけどw
ところで仕事を辞める理由なんて様々な理由がありますので個人の問題であり、また自由なことですが中には自分の思っていた理想と現実が違うので辞めるとか条件が提示されたものと違っていたから速攻辞めるなんてケースの場合もあるようですけど、こんな場合はどうなんでしょう?
あまり早く見切りを付けてしまう事で後々失敗してしまう事もありますし、それが良かったという場合もあるでしょうけどある程度の期間はその仕事に取り組んでみてからでも遅くは無い気もしますが…?。
ホントのブラック企業やブラック上司の場合でしたらは速攻、辞めたほうが良いかもですね!
退職代行サービスにお願いしましょうか?
免疫って難しい
免疫って言葉、よく聞きますね。
特にコロナ禍になってからでしょうか?
しかし免疫ってなに?
となると良く分かったような分からないような…。
ええ、ワタシも良く分かりません。
だいいち免疫に関してはまだまだ解明され尽くしたわけでは無い…とのことですし。
そんな訳ですから小難しい内容は研究者の先生方にお任せするとして、ワタシ達は「ウィルスや細菌、カビ、寄生虫などの異物から身体を守るシステム」位知っていれば十分かと、はい。
結局、ワタシ達にとって肝心なのは理論理屈より免疫が正しく機能していることかどうかということですからね。
【免疫あるある?】
巷に出回っている免疫に関しての内容で実は正しいかと思っていたことが、どうやらそうでも無いということが多いらしいですよ、ご存じでした?
「免疫力」
この言葉よく聞きますけど、実は医学的には無い言葉で誰かの造語とのことです。
誰が造ったんだろう?
一般的にはこのワードは馴染があって、免疫の力って何となく伝わりやすい気がします。
造った人、凄いですね。
まぁ、正しくは無いですけど。
「免疫力UP」
免疫力を高めるということで「〇〇をして免疫力UP」「〇〇を摂取して免疫力UP」なんてフレーズ、よく聞きませんか?
しかし、これは曲者ということですよ。
なぜなら免疫ってごく一部に関しては測定出来るものの全面的には現在、測定不可だそうです。
ってことは、安易に「これで免疫力が~」は推測?適当?嘘?〇〇販売の為の宣伝?ということになっているということで、はい。
断定的に”これで免疫力を~”と言われるといかにもホントのことと思ってしまいますが、実は科学的根拠が無いそうですよ。
そもそも免疫って高めるとか何とかでは無く、適切に機能しているかどうかということだそうです。
「体温が高い方が免疫が強く、低いと様々な疾患に罹りやすい」
これは以前、肩書がある大学教授が言い出しっぺで、それが一般的に広まってしまいました。
ワタシも当初からこの説は知っていまして、信じていた時もありました。
平熱は高い方が良い…ということでしたので、ひょっとすると”温活”が叫ばれたのもこの説がベースになったのかも?しれませんね。
しかし、これも根拠が無いということで免疫どうのこうのは、はっきりしていないとのことです。
そうですね、ワタシも勤務時代は患者さんの体温をチエックする機会が多かったんです。
ですが平熱が36,5℃以上ある方でも大病を患っている方は多くいらっしゃいました。
逆に35℃代でも90才を過ぎても割合、元気で大した病気もしていない方もけっこういらっしゃいましたのであまり関係ないかもですね。
ちなみに「お風呂に使ったり」「白湯を飲んだり」「ショウガを食べたり」などの”温活”?しても平熱は上がりませんよ、もちろんお分かりの通りお風呂などに入ればその時は体温は上がりますけどその場だけでしょ。
【免疫機能を低下させる要因は?】
これは「加齢」「過労」「疾患(例えば糖尿病やがんなど」「ストレス」「不適切な生活習慣(睡眠や運動、食事など)」など。
いやぁ、普通と言いますか当たり前過ぎて面白味が無い…。
逆に言えば免疫機能を適切に機能させるにはこの逆を行う。
加齢はどうしようも無いですけど、つまり何か特別な事や方法では無く当たり前のように健康を意識した生活習慣を行うということだそうで、はい。
ですから現時点では世に出回っている「これで免疫力が~」と叫ばれている物や方法などはちょっと冷静に見た方がよろしい様ですね。
ま、ワタシ個人的には身体に害が無く、変に高価などでは無く、身体にとって良さげな事であれば免疫とか考えずに試してみるのもアリかな?
とは思いますけど。
あ、そういえば思い出しだのですがコロナ禍の最中、ある施術院さんの店舗前にA型看板が置いてあってそこには”整体(か何か)で免疫力UP”のようなことが書かれていましたがこれはダメでしょ、はい。
その場しのぎって?
時折、施術院先生が「その場しのぎの〇〇では無く~」「対症療法では無く~」なんて仰っていることを拝見することがあるのですが、どうなんでしょうか?
取りようによってはちょっと”上から目線”にも聞こえそうな気がしてしまいますが。
要するに「その場しのぎの〇〇」では無く、よくある「当院は根本的な原因にアプローチして根本的に改善します」的な感じ?でしょうか?
ちなみに〇〇は例えば腰痛だとして、湿布や鎮痛剤や、腰に電気をかけたりマッサージなど…ということでしょうか。
はい、確かに慢性的な痛みなどの症状が起きている場合など上記などの手段ではやはり効果的では無いでしょうね。
もっと分かりやすく言いますと”虫歯で歯が痛い”場合は鎮痛剤を呑んでも虫歯そのものは良くなりませんことは誰もが知っていることです。
この場合は通院して虫歯部分を削ったりなどの処置を受けることが必要な訳ですから。
しかし歯医者さんにすぐ通えるとは限りませんよね?
そんな時にその場しのぎだから意味がないと言って鎮痛剤を飲まないで我慢します?
ワタシだったら迷わず鎮痛剤飲みますけど。
このように急性期の場合や炎症が強い症状の場合は対症療法って有用ですよね。
だいいち風邪をひいた時に風邪薬を飲むケースも多いと思いますが、あれも対症療法ですから。
風邪に根本治療なんてありませんので症状を緩和させながら回復を待つ訳です。
何でもかんでも根治出来れば良いのですけど、そうならない場合もあります。
対症療法って言っても使うべき時に適切に使えばかなり有用、有用なものだとワタシは思います。
上記しました様に慢性的な腰痛や関節痛に鎮痛剤や湿布や必要無いと思いますが、急性期には役に立ちますよ。
意味が無いような使い方は問題なだけですね。
こんなこと書くと「当たり前じゃないか、分かり切っているだろう」とお叱りを受けそうですね…。
しかし根治療法を謳っている施術院さんはどうなんでしょう?
大丈夫なんでしょうか?
以前、根本療法に関してのブログを以前書いたんですが未だによくわからない。
何をもって根本なのか?
原因と言ってることはほんとに原因なのか?
今まで改善されなかった症状が改善されたら「はい、根本原因にアプローチしたので~」と仰るのでしょうけど、変化がなかったらなんて言うんでしょう?
ワタシ的には「根本!根本!」謳うのはどうなんだろ?って考えてます。
整体って対症療法でしょう?
しかし対症療法も役に立つんですよ、使い方によって。
美容鍼
整体系にも美容系ってありますが(小顔〇〇とか)近年は鍼灸の世界でも美容鍼など美容系の施術も出回っていますね。
顔にハリセンボンみたいに鍼を刺したりのシーンを何かでご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
これはどうなんでしょうか?
もちろんワタシは関わりが無いですし、残念ながら体験者の方にもお会いしたことが無いので何ともではありますが…。
美容鍼も美容外科(医師)の業界からはあまり良くは言われてないようですね?
根拠が無く、効果に疑問がある為か或いは競合として認めたくない為かわかりませんが??
で、美容鍼を検索してみると「血行促進、小顔、リフトアップ、しみ、くすみ、くま、ほうれい線、美肌」などに有用と謳っているサイトもあったりですが、こんなに盛ってしまうと美容外科みたいですね。
まぁ女性には”なんか怖そうな気もするけど興味を惹かれる”となりそうですね、”芸能人も通う”みたいな。
美容鍼の有用性に対して私見を述べますと、顔の筋肉(表情筋)は以外とこわばり、凝っていることが多いんですよ。
緊張したり何かに集中したり、また様々なストレスがかかると顔も硬くなり、皺がよったりしますからね。
鍼を刺すことで緊張が緩み、血行も良くなることで顔色がよくなり表情も明るくなるかも知れませんね?
顔だけでなく、全身を調整すればより変化を感じるかも?ですね。
しかし小顔とかリフトアップ、ほうれい線、しわ…などはどうなんでしょうねぇ??
美容系整体もそうですけど、美容ビジネスのイメージ戦略としては分かりますけど。
そもそも小顔の定義や基準はどうなんでしょう?
実際、これらの施術ではそんな定義などは関係ないと思いますが…。
しかし顔の骨格が変わるわけは無いですし、顔の脂肪が減ったりすることも無いでしょう。
一時的に浮腫みが減ったり顔の凝りが緩和することで施術前より小顔になったような気になるかも、ですね。
リフトアップとかほうれい線もねぇ?
あまり効能を謳いすぎると”誇大広告”になってしまうのでどうかとは思いますが。
あと顔に鍼をさすことで心配な点は場合によっては皮下出血を起こすことがあることでしょうか。
顔の皮膚は薄いので身体の他の部位と比較すると可能性は少し高いことでしょうかね。
以上、関係者や体験者の方には「そんなことは無い」とお叱りを受けるかもしれませんが私見を述べてみました、はい。
変形性関節症
変形性の関節症ってありますよね。
あ、背骨や関節の「歪み」などではありませんよ。
あの「軟骨がすり減って~」などで有名なやつです。
特に膝と股関節が有名ですかね?
もちろん他にも手指、肘、肩、足首、背骨などもなります。
最近有名?になって来た手指が変形して曲がってしまう「へバーテン結節」や頚椎(背骨の頚の部分)ですと「変形性頚椎症」、腰椎(背骨の腰の部分)ですと変形性腰椎症などの診断名がつきます。
関節などの変形を引き起こす要因としては「加齢」「酷使」「怪我」「遺伝性」などが上がられています。
で、変形したもの(すり減った軟骨や椎間板など)は戻るのか?
はい、残念ながら減ったものは通常は戻りません。
お薬を飲んでも、整体や東洋医学なども当然無理。
ヒアルロン酸注射や”軟骨成分サプリ”なども無理ですね、戻りません。
今後、再生医療が進めば減った軟骨なども戻るようになるかも知れませんね?
では、痛みや不具合はどうしようも無いのか?というと今のところ、主原因が関節にあり、比較的重度の障害で日常生活に問題が生じている場合は手術以外ないでしょう。
もっとも重度になってからでは無く、ある程度の段階で手術をした方が予後(その後の経過と結果)が良いとされています。
しかしそれ程では無い状態、症状でしたら保存療法(手術以外の方法)でも改善、緩和、進行を遅らせるなどの余地はあります。
日常生活の工夫や運動や我々のような施術などですね。
実際、レントゲンなどで軟骨などの変形が確認されている方でも無症状の方は多くいるとされているようですし、変形があって痛みなどの症状がある方でも不調の要因が関節(例えば膝関節痛)以外の部位にあったりした場合はそちらにアプローチすることにより緩和する可能性があります。
ですので一概に変形しているから、軟骨がすり減っているからと諦めずに色々な改善の為の選択肢を持っていただきたいです。
あ、繰り返しになりますが”軟骨成分〇〇”は無理ですから。
コラーゲン、ヒアルロン酸(サプリ)、コンドロイチン、カルシウム、サメ軟骨など…いや無いですね~。
最後になりますが膝や股関節の変形性関節症に脚を持ち上げたりする筋トレが推奨されていますが、それはそれで良いのですが忘れてはいけないのが関節可動域を保てるようにすることですね。
これ、わりと忘れがちです。
うっかりしていると関節が固くなり気がつくと可動域が狭くなってしまった人がいらっしゃいますよ。
例えば膝なら、まだ痛みが左程でも無く関節可動域がある方ならしっかりと最大限に曲げたり伸ばしたりと毎日動かして下さい。
動かすと痛みが出たり、ちょっと関節の動きが固くなって来た方は痛みの出ない範囲で無理のない範囲で最大限に少しずつ毎日行い、徐々に動く範囲を拡大して下さい。
あせらず、毎日コツコツと長期戦ですね。
あと膝や股関節に問題のある方は「歩けなくなると大変だから」とウオーキングなどをがんばってしまう方がいらっしゃいますが、ほどほどに歩きましょう。
毎日歩かなくてはいけないとか、何歩あるかなくては、何時間歩くなど決めつけずにその時の状態で判断した方が良いですよ。
かえって負担を掛け過ぎて痛みなどが出てしまう方もいらっしゃいますのでね。
また歩くことだけで運動は良しとしないで下さい。
関節可動域の訓練にも筋トレにもウオーキングではなりませんよ。
なんにしても早めの対策が肝心ですね、以上です。