成田市の整体院
手技療法室 縁

 

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2024-02-03 16:53:00

赤ちゃん整体?

赤ちゃん-min.jpg

 

 

最近、赤ちゃん(乳幼児)整体というものを知りました。

産後間もない方でしたら、ひょっとしてご存じかも?

 

「ベビーマッサージ」などもありますが、これはお母さんがスキンシップの手段として役立ちそうですね。

基本、お母さんが行うことに意味がありますので、教室などに参加して習われるのも良いかも知れません。

 

母さんのストレス解消にも役立ち、お子さんとのコミュニケーションを図り、精神の安定や睡眠の改善や便秘などの改善にも有用だとか。

発育を促す作用もあるとか?ですがこれは結果がすぐにわかるものではないのでどうなんでしょう?

 

なかには資格を取ることを勧める講座があったりするようですが、いや、別に必要無いでしょう、この民間資格は。

 

また「マタニティマッサージ」というのもあります。

お腹が大きい時にマッサージをするわけですが、これはご主人が行うことに意義がありますね。

夫婦のコミュニケーションを深め、胎児にも好影響を与えると思います。

 

何らかの症状がある場合は、第三者の介入も必要でしょうが基本的にはお二人でどうぞ、です。

やはり肌のふれ合い、ぬくもりは大事ということでしょう。

 

さて整体なんですが、これ必要ですか?

第三者の介入ですから何らかの問題があるということでしょうけど…。

 

ベビーマッサージのように便秘や消化機能を高める、発育促進から頭の形(斜頭症、短頭症など)を矯正、向き癖、夜泣き、発達障害…など謳っている施術家の先生もおられるようですが…。

 

え~本当かなぁ?

 

赤ちゃんの大半は身体に歪みがあるとか、産後すぐに整体をした方がいい、お母さんも一緒に矯正を受けた方がいい~なんておっしゃる施術家先生もおられるとか。

 

う~ん?

 

効果や結果は個人差がありますので何とも言えませんが、斜頭症などに対応出来る施術家の先生も少数派ですがおられるとは思います。

が、それ以外で標ぼうされている方の多くはどうでしょうかねぇ?

 

わずかにセミナーに通っただけで臨床経験も殆ど無い場合が多いのではないでしょうか。

実際、乳幼児に練習出来る機会など、そうそうある訳ありませんからね。

 

練習する機会があまり無いまま、いきなりぶっつけ本番じゃ患者さんは怖いですよ~。

普通の大人の方を相手にするわけではないですから。

 

 

しかし、この整体業界も今までみたいに「腰痛だ~、肩こり、神経痛だ~」みたいな分野だけだと市場が狭くなってしまっているから、近年は「猫背やらO脚やら小顔」から

「ダイエット」など美容系やら「骨盤矯正」、「マタニティ」系の不妊、産後骨盤矯正、赤ちゃん系またはアトピーなども対象にしたりして凄いですね~。

 

もう何でもあり、みたいな。

悪く言えば無節操でしょうか?

 

例えば骨盤も大事な部位なのは間違いないでしょうけど、「骨盤矯正」なんてワードは日本の整体ビジネス業界特有でしょ。

骨盤だけどうにかすれば何とかなる、なんてことはそうそうないでしょ。

しかも骨盤矯正を謳いながら腰椎を矯正?したりしてる先生もいたりで。

 

産後骨盤矯正なんてどなたがブームを作ったのやら。

出産して半年以内に骨盤矯正しないと大変なことになる…なんて思い込んでいる方はいませんか?

 

骨盤が開いたまま閉じ無いとか、このままだと体型が戻らない、太ってしまう~とか?

腰痛や体調不良は骨盤の歪みが原因だから矯正しないと!なんてね。

 

しかし産後骨盤というワードが流行る前は誰も矯正なんて受けて無かったわけですよね。

産婦人科の先生からは骨盤が~なんて言われて無いでしょ。

 

産後暫くしても体調の問題がある場合は整体でもなんでも受けてみる選択肢はあり、でしょう。

産後骨盤などに関係無くですね。

 

また不妊整体はどうなんでしょ?

場合によっては施術を受けて体調が良くなり、妊娠の確立が高まるなんてことはあるかも知れません。

 

しかしこれ、不妊整体というネーミングはどうなんでしょうか?

 

さも、これを受ければ妊娠しやすくなるなんてイメージを持たせてしまうのでは?

そうなると誇大表現と指摘されるのではないかと。

 

不妊の場合、大半の方が不妊治療を受けられているでしょうから、妊娠した場合でもどちらが効果があったのかわかりません。

つまり整体単独でやらない限りほんとの効果はわかりませんが、不妊で悩んでいらっしゃる方は結果が伴えばどちらでも良いと、きっとお考えになるでしょう。

 

上手く妊娠出来れば施術家先生は整体の効果があった…と自慢げに思うかも?知れませんが、上手く行かなかった時はなんて言うのかなぁ?

返金制度を謳っている整体院さんもありますが、さすがに不妊整体ではそれは無理でしょうね。

 

このように色々とありますが、大半は市場拡大、ビジネス戦略でしょうね。

他院との差別化をはかり集患(客)をする…ということでしょう。

 

マタニティ系だと不妊系の場合はなんにしても上手く出産迄いければ、お母さんの産後矯正やら赤ちゃん系、ついでにお父さんやらご家族、ママ友までターゲットを狙えますし、赤ちゃん(乳幼児)系から始めた場合はお子さんが一人で通院するわけ無いので、お母さんやお父さん、ご家族、ママ友まで同じく取り囲もうと考えられますね。

 

もちろん、なんにしても良い方向に持っていけるなら何の問題もありませんが、出来もしないで煽っているだけなら誇大広告、煽り広告になってしまいます。

 

ま、確かにわれわれもビジネスなのは間違い無いですが、この辺は注意したいところですね、

 

ところで産婦人科の先生や、産婦人科の看護師さんやら助産師さんなどからしたら、このようなマタニティ系整体ってどう思われるんでしょう?

ぜひ、聴いてみたい気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-01-24 12:40:00

風邪に葛根湯?

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前回から続く漢方の話です。

 

 ところで『風邪に葛根湯』なんて広告よくありますね?

さてどうなんでしょうか?

 

普通の医薬品(西洋薬)には風邪薬という薬はありませんね。

通常は便宜的に使われている名称です。

 

風邪症状などで病院を受診した場合、発熱時は解熱剤、咳があれば鎮咳薬、痰絡めば去痰剤、鼻水鼻づまりには鼻炎薬など症状に応じて別々の薬を処方されますでしょ。

 

漢方の場合も同じで症状に合わせて、あとは瘦せ型で体力が無い(虚証)とかガッチリ型で体力がある(実証)とかその中間位(中間証)などと体質タイプに分けて薬を選出します。

専門的にはもっと複雑なんですけどね。

 

漢方の専門家にはお叱り受けるかも知れませんが、葛根湯も本来はガッチリタイプ(実証)向きの薬とされていますが、特に持病が無い一般成人が普通の風邪などの短期間の服用であれば体質タイプは無視して症状に合わせて服用して大丈夫ですよ。

 

他の風邪症状に適合する漢方薬も同様です。

 

で、風邪にどうかですが効能書きには風邪の初期症状:頭痛、鼻水、寒気などと記載されていますが、私見ではホントに「なんか風邪でも引きそう」といった感じの時に速攻で1~2日服用したら効果的と思いますが、「しっかり風邪引いた~」となったらあまり効果的とは言えないとワタシは思いますねぇ。

 

風邪症状が出たら、せいぜい服用するのは3日頃迄として改善されないようでしたら、止めて別の薬に変更された方がよろしいかと思います。

 

【エキス剤とドリンク剤タイプ】

 

市販の葛根湯はエキス剤と液体タイプが販売されていますが、基本成分的には同じでドリンク剤タイプはちょっと飲みやすくする為に味がついています。

どちらを選んでも大丈夫なんですが、吸収はドリンク剤タイプの方が良いかも?です。

ただ値段が高いのでコスパがねぇ~ちょっと。

 

エキス剤を白湯に溶かして速攻飲むのがお勧めですね。

 

【葛根湯の適応疾患は?】

 

西洋薬は単体で多方面の症状や疾患に対応するというのはあまり無いですが、漢方薬の場合は一つの薬で複数の症状や疾患に対応出来ることが多くありまして、葛根湯でしたら

インフルエンザや新型感染症の初期、筋肉のコリから来る頭痛、肩こり、結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、じんましん…などと云われています。

 

ただ、これらの疾患に関しては風邪やインフルの初期などと違い、漢方的診断(検査)を行い、患者さんに適合するか判断しないと難しいと思います。

まぁ、筋肉疲労などからの肩こりなどでしたら一定期間(2週間位迄)お試しされても良いかもです。

 

【風邪症状のその他の漢方】

 

・桂枝湯(けいしとう):基本、葛根湯と同じようなタイプの薬ですが、こちらは「虚証」タイプ(痩せていて体力の比較的弱いタイプ向けです。

葛根湯が服用して胃がもたれるなど、合わないと思ったらこちらの薬がよろしいかも。

 

・麻黄湯(まおうとう):風邪やインフルエンザ、新型感染症などの熱の出始めに。

 

・麦門冬湯(ばくもんどうとう:痰の少ない咳あるいは痰が切れにくい乾いた咳などに。

急性気管支炎、気管支喘息やドライマウスなどに用いられたりします。

 

・五虎湯(ごことう):黄色い痰が絡む、強い咳に。

上記の麦門冬湯が痰が少ない咳向きで、こちらは痰が絡む咳向きです。

 

・銀翹散(ぎんぎょうさん):喉の痛み。

 

・小青竜湯(しょうせいりゅうとう);水っぽい鼻水、くしゃみ、鼻づまりなど、風邪やアレルギー性鼻炎に。

 

以上、葛根湯はじめこれらの薬は普通にドラッグストアで販売されています。

 

大手メーカーは「ツムラ」や「クラシエ」でしょうか?

価格は「ツムラ」製薬品の方がちょっと高めです。

 

ちなみに内科などでツムラの漢方を処方されることがありますが、同じ薬がドラッグストアでも販売されていますよね。

これ、なにが違うのかというと市販薬は副作用のリスクを減らすため医家用の処方薬よりも成分量もしくは全体の分量を少なくしているためです。

 

これは漢方薬に限らず全ての薬がそうなんです。

 

【注意点】

 

風邪症状の為の漢方薬を複数併せて服用しないで下さい。

例:葛根湯+麻黄湯など。

なぜなら薬に含まれている成分に同じものが入っていた場合、重複してしまいますので過剰摂取となり副作用のリスクが懸念されるためです。

 

一般医薬品(西洋薬)の風邪薬との合わせ飲みも避けた方が良いでしょう。

例、麦門冬湯(咳)+咳止め薬など。

 

【最後に】

 

「風邪は万病のもと」なんて言葉がありますが、1週間から10日過ぎても改善がみられないような場合は病院を受診しましょう。

 

例えば鼻症状などは治まっているのに咳や痰が長引いている ←2次感染で急性気管支炎など。

一旦、風邪は治まったのに数日してから再度、微熱、倦怠感、片方の鼻から黄色や黄緑っぽいどろっとした鼻汁や痰が出る ←2次感染で急性副鼻腔炎など。

 

このように風邪から他の疾患に変わっている場合もありますし、高齢者の場合などは、微熱なのにぐったり気味(高齢者は熱が高く出ない場合が多い)で「肺炎」になっていたり、普段あまり水分を取らない高齢者が風邪を引き、微熱や咳症状があり尚更、水分不足となり「脱水」となり倦怠感、下肢に力が入らない、食欲低下などの症状が出る場合もあります。

 

どうぞ油断なさらずに注意深くなさって下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-01-15 17:06:00

漢方薬は?

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漢方薬って服用されたこと、あります?

 

今では一般の内科や心療内科でも処方される事もありますし、ドラッグストアやネット通販でも購入出来ますので現代医学の薬程では無いにしろ以前よりは呑む機会もあるかもですね。

 

そんな漢方の話を専門家では全く無いわたしが拙い知識と実体験や人からの伝聞を交えてちょっと述べてみたいと思います。

 

 

まぁ、私見ですので興味のある方は、ちゃんと検索したり書籍など読んで調べて下さいね。

 

 

【漢方医学(東洋医学)の診断や特徴】

 

普通、病院などを受診した場合、医師の問診から始まり、血液検査やレントゲン、内視鏡、CTやMRIなど様々な器具や装置を使った検査を受け、診断名を付けられ治療に入る…といった感じで、わたし達は慣れていますよね。

 

当たり前の話ですが漢方の始まった時代から近代迄は検査機器などありませんので、医師は自身の五感を使った診断をするわけです。

話を聞いたり、顔色や表情、声の様子、舌の様子、脈の様子、お腹や身体を触ってみたりと…これらを「四診(ししん)」と云うそうです。

 

具体的に言うと問診してから脈に触れ状態を診たり(脈診)舌の様子を診たり(舌診)、お腹触って診たり(腹診)など行い患者さんの体力、体質、抵抗力に加え病気の部位、進展具合、性質、勢いなどを判断し、現代医学の診断名にあたる「証(しょう)」をたて、それに応じた薬の処方をするとのことです。

 

漢方(東洋医学)医学では現代医学的な診断名を付けませんし、逆に言えば現代医学的に診断名がはっきりしないとか、分かりづらい症状にも対応出来るわけです。

 

また現代医学だと内科、整形外科、耳鼻科…などそれぞれの科に分かれていますが漢方ですと一人の医師が全て対応出来ると言うことです。

 

この辺がやはり漢方医学の特徴ですね。

現代医学の医師は身体に触れてみたり患者さんの体力や体質などはあまり考慮しませんしね。

 

まぁ、これはこれで致し方無い点は多々ありますけど…。

 

【漢方の専門家は】

 

基本、医師と薬剤師ですね。

 

医師の場合は概ね、日本東洋医学会所属の専門医、指導医でしょう。

大体、内科の医師の場合が多いようです。

 

医師の場合、漢方の専門医では無くても漢方薬も処方出来るのでマニュアルなどをみて診断名や症状をもとに処方したりする場合があります。

ただ漢方医学の診断をもとに処方している訳では無いので通り一遍等(マニュアル通り)になってしまいますね。

 

ですからきちんとした漢方を望むなら専門医を受診し漢方(東洋)医学的検査、診断をして貰う必要があります。

 

 

薬剤師の場合は漢方専門薬局を経営されています。

普通の街の薬店、ドラッグストアにも漢方のエキス剤は市販されていますが、これらとは違います。

 

【医師(医療機関)と薬局はどちらが良い?】

 

医師(医療機関)の場合

 

「長所」

・概ね健康保険適用で受診出来る。

ツムラなどのエキス剤(医家用)を処方される場合が多いと思われますが、中には煎じ薬を処方する(或いはどちらか選べる)医療機関もあるようです。

 

・医師免許があるので身体に触って漢方的診察が出来る。

もちろん現代医学的検査なども可能な場合が殆どだと思います。

 

「短所」

・専門医が少ない。

普通の内科などであれば、だいたいどの地域でもいらっしゃるでしょうが、漢方専門医は中々、少ないです。

 

・処方出来る薬は保険適応対象薬のみなのでバリエーションが限られる、自由度がやや狭い。

 

 

薬剤師(専門薬局)の場合

 

「長所」

・医療機関で処方される漢方薬よりバリエーションが多い。

医療機関では健康保険で認可されている薬以外は保険適応では処方出来ません。

専門薬局は自費なので薬の扱える範囲が広いです。

 

薬局によっては煎じ薬をお店で煎じてパック詰めにしてくれる(別料金)ところや粉末剤を調合して処方してくれるお店など店舗によって違いがあります。

医療機関で、もし煎じ薬を処方されたら自身で煎じなくてはいけませんから、この辺のサービスはいいですね。

 

今は漢方専門薬局でもネット通販を行っているお店もありますので検索してみて下さい。

 

「短所」

・健康保険が当然、使えませんので薬の料金が高く付きます。

あ、これはわたし達のような整体院と一緒ですね(汗)

 

・薬剤師の資格のみですと医師のように脈やお腹などを触っての漢方的診断を行えない。

問診と場合によっては舌を診て判断することになります。

 

ただしその薬剤師さんが鍼灸やマッサージなどの国家資格をお持ちであれば脈やお腹を触れて診ることは可能になります。

法律的な制限ですね。

 

・やはり普通のドラックストアと比べると専門薬局は少ないです。

 

『結論』

先ずは普通にかかりつけ医など普通に現代医学の診断を受け、慢性疾患やら症状が多岐にわたる、心身症や自律神経系の不調などのように現代医学の治療のみでは中々、改善しにくい場合、漢方専門医や専門薬局に相談されるのがよろしいかと思います、

 

例:冷え性、片頭痛、アレルギー性疾患(呼吸器、皮膚疾患など)、胃腸障害、更年期障害、めまい、耳鳴り、疲労倦怠感、虚弱…などなど。

 

で、この場合、もし通院出来る場所に専門医がいらっしゃるならそちらがよろしいかと思います。

 

《追記〉私見ですが漢方は上記のような疾患にはわりと有用だと思いますが、整形外科的疾患(例:関節痛、腰痛、肩こり、痺れなど)にはちょっと弱いかな?と。

 

 

ちなみになんですが、当院があります成田市には残念ながら漢方専門医の医師はいらっしゃらないようです。

 

漢方専門薬局は数店あります。

 

☆下田康生堂(成田市幸町)

☆一粒丸三橋薬局(成田市仲町)

☆なりた安心堂薬局(成田市公津の杜)

 

漢方専門医の医療機関は成田市の近郊では

 

☆今田屋内科(佐倉市、内科)

☆あきば伝統医学クリニック(山武市、内科)

☆露仙堂クリニック(八千代市勝田台、婦人科・内科)

などでしょうか。

 

東邦大学付属佐倉病院は以前は漢方外来があったのですが、残念ながら今年2024年3月で閉鎖になるとのことです。

千葉大学医学部附属病院では漢方外来(和漢診療科)があります。

 

先述しましたが内科の医師でも漢方の場合、内科系のみならず皮膚科、耳鼻科、婦人科、眼科などの領域も対応可能なので詳しくはご相談されるとよろしいかと思います。

 

【漢方の誤解】

 

「漢方は副作用が無いので安心」「化学薬品と違うから安心」なんて思っていませんか?

そんなことありませんよ、現代医学の薬と同様に『薬』ですから副作用がでる場合もあります。

 

また漢方は何でもかんでも長く飲まないと効かない…などと誤解されませんように。

もちろん一定期間は服用しないと効果がわからない疾患も多くありますが、何年も同じ薬を飲み続けるものでもありません。

ですから無駄に長く服用するのも良いわけではありませんし、何かちょっとでも体調に異変を感じたら、一旦服用を中止し専門医なり薬剤師に相談してください。

 

【煎じ薬とエキス剤】

 

煎じ薬というといかにも漢方って感じですよね。

エキス剤だと気軽に服用出来る粉薬という感じですかね。

 

これ、どちらの方が良いかというと症状が重い…とか慢性的な症状、症状が多数ある…などの場合でしたら煎じ薬の方が有用ではないでしょうか。

ただ自分で煎じたりするのは面倒くさいです。

 

煎じてパック詰めにしてもらったり、簡単に煮だせるようにティーパック状にしてあるタイプだと良いんですけどね。

 

エキス剤の場合は比較的症状が重く無いような方はこちらで十分でしょうし、もちろん煎じ薬と同様な作用はあります。

漢方専門の医療機関でも大半はエキス剤かと思います。

 

エキス剤も水で服用するよりプチ煎じ薬として白湯にといで飲むのがお勧め…吸収されやすくなりますよ。

 

【漢方はいつ飲む】

 

普通の医薬品は基本、食後30分後と記載されている場合が多いですが、漢方は吸収を良くするために食間(空腹時)に服用と言われます。

ですが空腹時に飲むと気分が良くない、普段から胃の具合が良くない、飲み忘れたなどの場合は食後でも大丈夫です。

 

【漢方の効果が出にくい】

 

まぁ、どんな治療法であっても個人差がありますのであまり有効では無い場合もありますし、漢方単独では不十分な場合も多々あります。

あくまで治療法の選択肢の一つですね。

 

あとは薬の選択が適切で無い場合もあります。

 

 

患者さん側の問題としては

・生活習慣が改善されていない(これはどんな場合も当てはまりそうですね)

 

以下、述べるのはあまり指摘されているのを知らないので私見的になりますが、

・腸内細菌が乱れている、何かしらの問題がある。

・栄養素の摂取が足りない。

などがあるのではないかと考えます。

 

腸内細菌に問題があると薬の成分が上手く吸収されにくいですし、栄養が足りていないと身体が回復されにくいですから薬を飲んでも効果的では無いですよ。

 

例えば貧血タイプの方向けの薬もありますが、漢方だけだと貧血自体はあまり改善されにくいと思います。

やはり同時に鉄分やタンパク質、ビタミンCやビタミンB群の摂取も心掛けた方がより有効と考えます。

薬は栄養にはなりませんから。

 

ちなみにワタシは以前に二人の漢方専門医の診察と複数の漢方専門薬局に伺ったことがありました。

専門医の先生には皮膚科的疾患でお世話になったり、薬局さんは体調維持、改善みたいな感じでお世話になったことがありました。

 

薬局の場合は予算の関係で短期間でしたけど…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-01-04 11:07:00

仕事始めなんですが…

仕事始め2-min.jpg

 

 

本年は1月4日(木)より仕事始めとさせて頂きました。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

ご縁ある方に少しでもお役にたてますように努めて参ります。

 

ところで正月三が日の間にこれ程の震災や事故が起きるとは…予想外でしたね。

 

まずは石川県能登半島の震災、並びに日航機海上保安庁航空機接触火災事故でお亡くなりになられた方、遺族の方にはお悔やみ申し上げます。

また被災地、被災者の方にお見舞い申し上げます。

 

いやぁ、年始からこのような感じですとこれからの先行きがちょっと心配になります。

様々な分野、方面で激動の年になるかも知れませんが心は明るく前向きに進んで行きたいものですね。

 

皆様のご多幸をお祈り致します。

わたしもガンバリます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2024-01-01 19:37:00

本年もよろしくお願い申し上げます。

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謹んで新年のお慶びを申し上げます。

皆様の本年のご健康ご多幸をお祈り申し上げます。

 

さて新年を迎えましたが年末年始休暇中の方はリフレシュされていらしゃいますでしょうか?

この時期、飲み食いする機会が多いと思いますが、ちょっとだけご注意下さいね。

 

休み明けになってから思わぬ不調を引き起こすきっかけになることもありますのでね。

胃腸の疲労が寝違えや腰痛の元になる場合もあるんですよ。

 

またお仕事でお休みでは無い皆様、おつかれ様です。

お世話になっております、ありがとうございます。

 

わたしと言えば当院は大晦日からお休みとさせて頂いておりますが、普段出来ない家庭内の事などをいそいそと行っておりまして、お正月という感じでは無いですねww。

 

ところで今年はより変動、変化が激しくなる…と云う話もある位ですが、さてどうなりますやら?

いや早速、元旦から石川県を中心とした日本海側で大きい地震がおきたようで心配です。

 

なんとか無事、無難に1年を過ごしたいものです。

どうぞ皆様に取りまして良い年でありますように。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024.12.09 Monday