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ダイエット考
ダイエット情報やビジネスは相も変わらず昔から盛んですね。
手を変え品を変え、流行り廃りを繰り返しては新しいメソッドが登場すると。
現代はより多様化、細分化されビジネス市場が拡大されているらしいですね。
ところでダイエットといえば肥満や脂肪と結びつきますが、厚労省の調査では日本人の肥満度は男性33%、女性22,3%ということで、10年前と比較し女性はあまり変化は無く、男性は増加傾向にあるとのことですが大半が軽度の肥満傾向です。
海外と比較すると日本人の肥満度は低いですので特に欧米人と比べると日本人は数字では肥満傾向の方もスリムに見えるのでは。
ダイエットに一番興味を持つのは「やせ願望」を持つ若い女性は当然でしょうが、まぁ最近は中高年の方もアンチエイジングとして興味を持つ方が増えているそうです。
BMI(肥満度)=体重(kg)÷身長(m)×身長(m)
例:身長が170cmで体重が60kgでしたら
60kg÷{1,7(m)×1,7(m)}=60÷2,89=20,76
〈BMI〉
18,5未満 低体重(痩せ)
18,5~25未満(普通体重)
25以上~30未満(肥満Ⅰ)
30以上~35未満(肥満Ⅱ)
35以上~ (肥満Ⅲ)
日本人でBMIが30近い方はあまりいらっしゃらないのでは?
太ったタイプの方でも25~26位迄の方が大半でしょう。
【内臓脂肪】
先ずは健康に関するダイエットですが特に男性に多い傾向にあるのが『内臓脂肪です』。
腸などの内臓に付着する脂肪ということで、外見上はへそ周りにぽっこりしてくるタイプ。
これが多くなってくると生活習慣病のリスクが高まると云われています。
糖尿病、脂肪肝、高血圧、狭心症、心筋梗塞などに注意だそうですよ。
この内臓脂肪は皮下脂肪と比べると着きやすいけど取れやすい脂肪らしく、3~半年のダイエットで体重の3%位落とせば変化して来るらしいですのでちょっと安心ですよね。
どれ位、内臓脂肪が付着しているか詳しく調べるには腹部CT撮影が必要なのでお腹周りが気になる方は何かの機会に調べるのが良いかもですね。
健康問題に影響する内蔵脂肪ですがメリットもあるそうですよ。
それは外部からの衝撃からクッションとなり内蔵を保護するそうです。
おぉ~素晴らしい。
だけどやっぱり健康リスクがありますので少なめがよろしいですね。
~次回に続きます~
痛みと筋力
”痛みと筋力”の関係性のテーマですが、結論から申し上げますとあまり関係無いですね~。
もちろん普通以下に弱いのは問題あり、ですけど。
筋力が弱いから例えば腰痛や肩こりになるのかな?
と、思われている方がいらっしゃったらそんなことはありませんよ。
ちょっと昔は腰痛になるのは腹筋や背筋が弱いのでそれらを鍛えれば改善する…なんて云われた時もありましたけどね。
実際そんな単純明快な話ではありません。
あなたより筋力の弱い子供がみんな腰痛になっている訳ではありませんし、あなたより筋力が強い人は腰痛や肩こりにならない訳ではありませんよ。
しかし「私は筋トレを始めてから腰痛や肩こりに悩まなくなった」という方もきっといらっしゃるでしょう。
それは筋トレの効能である血流促進やストレス解消や運動しようとモチベーションが高まった為の効果でしょう。
比較的軽症で痛みやこりを引き起こす要因が少ない方の場合は軽減される可能性はありますね。
しかし誰にでも。どんな場合にでも有効という訳ではありませんし逆効果になる場合もありますのでその辺の見極めは必要になります。
【筋トレの効果】
基本的に筋トレの一番の効果は活動性が高まることではないでしょうか。
今のご自身の筋力よりワンランクアップすれば、動くことが何か楽になったと思われるのことでしょう。
・基礎代謝を高める。
・体型の改善。
・血流促進、熱の生産量の向上により冷え性対策になる。
・生活習慣病(高血圧、動脈硬化、糖尿病、腎臓病など)の予防と改善を促す作用。
・ストレス緩和。
・美肌効果…などなど云われております。
簡単な有酸素運動(ウオーキングなど)と併用すれば尚更効果的なんでしょうね。
筋トレというと、やはりジムに行きマシンを使って…というイメージになりますかね。
目的が体を絞り筋肉をつけてカッコよくしたいとか器具を使いガンガンやりたいという場合はそちらの方がよろしいでしょうね。
しかし健康維持や改善目的でしたら、必要以上に筋肉量や筋力を付ける必要は無いので自宅などで器具を使わず自重で十分です。
こりや痛みの予防や軽減させたいのならば単純な筋トレよりも少し動きを加えたエクササイズがよろしいかと思います。
このブログでは具体的には申し上げませんので、ご自身の今の状態(体調や体力など)と目的に応じてネットや書籍などで調べたりして試行錯誤して実践して頂きたいと思います。
ストレッチのブログでも書きましたが、痛みの強い時、体調があまりよろしく無い時は行わず無理しないで楽しむ気持ちで行って頂ければと。
あとは地道に地味に継続ですよね。
それが一番むずかしいかも?
まぁしかし、人間も動物ですから動くのが基本で自然なことですよね。
ストレッチ考~追伸
前回のストレッチ考で書き足りない点がありましたので、追伸とさせて頂きます。
ストレッチは自動的ストレッチ ←セルフで行うストレッチ、これが基本ですね。
他動的ストレッチ ←他者に行ってもらうストレッチ、病気やケガの後遺症対策にはアリです。
ただ、普通の方が他者(施術者など)にストレッチをやってもらうのはどうかですが、これはあくまで補完的でしょう。
他動的にやっても可動域が拡がり身体の柔軟性が増す、や姿勢が良くなる…などは一時的なものでしょうね。
例えて言えば、マッサージを受けるようなものでしょう。
刺激を与えて”痛気持ちいい”ということだと思います。
くれぐれも他動的ストレッチを受ける場合は軽く(せいぜいイタキモ程度に)、たまにリラックス目的で受けるのがよろしいのではないでしょうか。
タイ古式マッサージや整体関係、ジムなどでも受ける機会がありそうですからね。
やはり基本はセルフ(自動的)ですね。
【最後に】
私見ですが、ストレッチを身体の柔軟性を高めることをあまり目的、目標にしない方がよろしいのではないでしょうか。
アスリートなどでその競技に必要な柔軟性を得るのを目的に行うことはありますが、一般の方が健康維持、増進目的に行うのであるなら普段の生活に困らないレベル、普通に活動出来る位の柔軟性(可動域)があれば十分では?
柔軟性の向上は結果論として現れれば良しで、リラックスする、無駄な力を抜く…などを目的に行った方が有用だと考えます。
柔軟性は生まれつきの要素もありますし、筋肉や関節の緩さなどのそれぞれ違いますし、AさんとBさんが同じストレッチを同じ頻度で行っても結果は違うわけです。
変に力んで頑張って、身体を軟らかくしたい…と考えて行うとむしろ逆効果になったり、あまり効果が出ないことになりやすいですよ。
人と比べて身体が硬いからとか、硬いから駄目なんだ…なんて決して思わずにまったり、ゆったり…を味わいながら行って下さいね。
お風呂上がりに行うのが良いと云われるのは身体だけでは無く、気持ちもリラックスしているからでしょうね。
身体の痛みやこり(例えば腰痛、肩こりなど)は身体が硬いからと考え、では柔軟性を高めれば解決するかと言えばそう単純な問題では無い場合が多いのでご注意を。
もちろん予防目的には有用な方法の一つにはなるでしょう。
ストレッチ考
何やらYouTubeでもストレッチに関する投稿が多いような?
トレーナーの方や整体関係者の方などもUPされていますね。
う~ん、確かに一般現代人は(特に大人)は運動不足の人が多いし、運動やってても決まった運動だけだったり、仕事の動作は日々繰り返しだし、姿勢も固定している感じだし、
関節の可動域もちょっとしか動かしていない。
普段、バンザイ動作なんてしませんよね?
腕も可動域いっぱいに動かしていませんし、ウォーキングやジョギングしてたって、関節はたいして動かしていない…。
身体に痛みなど起きていない人は、予防目的、健康維持増進やリラックス目的に始めた方がよろしいかも、ですね。
この記事は「こんなストレッチがお勧め」紹介の為ではありませんので、動画や書籍などを参考にして頂き、各人にあった方法を色々と試されて下さい。
注意点としてはどんなストレッチ方法であれ共通していることは以下の通りです(順不同)。
【痛みの特に無い人のストレッチ】
①決して無理に行わないこと。
例えば脚を伸ばすとして刺激の強さは気持ち良い程度に、強くても「痛気持ちい良い」程度迄です。
②一つのストレッチ動作はそのまま30秒程度保持させ、それを2~3セット繰り返す。
決して勢いをつけて速く行ったりせず、ゆっくりとした動きで自身の身体の様子を窺いながら行うこと。
③力まない、頑張らない、息を止めない、焦らないこと。
リラックスを心掛けて下さい。
力んで行ったらリラックス効果は得られませんよ、却って緊張を強めてしまいます。
④なるべく全身に対して行う。
上半身だけ、下半身だけ、身体の前側だけ、後ろ側だけ…でなく広範囲行いましょう。
時間が取れない場合、一度に行わなくても何回に分けて行っても大丈夫ですので、小間切れ時間を有効活用しましょう。
④毎日出来なくても1日~2日置きでも良いから継続しましょう。
ストレッチだけでなく、運動はご存じの通りすぐに効果が見られる訳がありませんので地道にコツコツですね。
⑤動画や書籍で紹介されるストレッチは全員が同じことを紹介している訳ではないので、参考としては一つのやり方を何日間か試してみて、ご自身に合うやり方を見つけて下さい。
【痛みの症状に対してのストレッチは?】
どこかしらに痛みなどがある場合はどうしましょう?
①痛みが強い場合はストレッチを始め運動は行わないで下さい。
特にじっとしていても痛みが気になる場合は要注意です。
②痛みが起きてから日にちが間もない時は行わないで下さい。
既に慢性的になっている場合は注意深く行えば大丈夫でしょうが、急性期の場合は炎症などが起きている可能性が高いので要注意です。
③痛み以外の症状も同時に起きている場合も止めておきましょう。
例えば腰痛と同時にお腹の具合が悪いとか、何かだるいとか微熱が続いているとか…。
医師などに相談の上、判断されたほうがよろしいでしょう。
④どんなストレッチを行うか?
例えば「腰痛に効くストレッチ」~などの動画が沢山、UPされていますがどれが良いのか分かりにくいですよね。
投稿者によって違っていたりしますし。
それに第一、腰痛といっても個人個人の状態や症状、身体の問題など違うわけですから当然、Aさんの腰痛には合っているけどBさんの腰痛には全く合っていない場合がある訳ですね。
場合によっては効果が無いばかりでは無く、逆効果で余計に痛めてしまう可能性もある訳です。
ですからそれらを参考に行う場合は、全て鵜吞みしないで自身で注意深く試してみて、ある程度行って余りピンとこないような場合、却って調子が良くないような気がした場合は他のやり方に変えてみましょう。
基本的に【痛みの症状に対してのストレッチ】も【痛みの特に無い人のストレッチ】と考え方は一緒です。
ストレッチは強度の高い運動ではありませんので、単純に「害は無いだろう?」なんて思わないで下さいね。
まぁ、身体にあまり問題が無いような方は無理なやり方さえしなければ大半は大丈夫とは思いますが油断は大敵。
以前、わたしが勤務時代にお会いした患者さんに普段、マラソンを趣味で行っている若い方でしたが、たまたまでしょうが脚のストレッチを強くやりすぎてしまい、坐骨(お尻の下方にある骨)を剥離骨折(筋肉を強く伸ばしたため付着している骨の一部が剥がれてしまった)された患者さんがいらっしゃいました。
ましてや具合のよろしく無い方の場合はのんびりとお願いします。
焦らずに。
わたしはストレッチを行うことで、身体が軟らかくなる(可動域が拡がる)から例えば腰痛や肩こりなどに有用である…とはあまり考えません。
実際、ストレッチを行えば誰しも症状が改善される訳ではありませんし、元々身体が軟らかい人(可動域が拡い)でも腰痛にもなりますしね。
あ、誤解無く。
軟らかいのが悪いという意味ではありませんよ。
では、何か?
それは正しく行えばリラックス効果があり、血流促進効果がみられる。
また普段あまり使えていない部位に刺激が入る。
そしてご自身で運動を行い改善させようとする、その意識が良いのではないかと考えます、はい。
ちなみにわたしですが、数年前は毎日か一日置き位にストレッチを行っていたのですが…。
いや申し訳ありません、今は全く行っておりません。
はい。
ですがお陰様で、腰痛だの肩こり、関節痛などはございませんです、はい。
筋膜リリースはどう?
「筋膜リリース」という言葉は聞いたことがありますでしょうか?
ちょっと前にTVや雑誌などで取り上げられ紹介されていましたね。
それ以降、施術院やなんとエステやパーソナルジムでも行う施設が増えたようです。
さすが流行りものに乗っかりますね~。
さて、”筋膜”とは?ですが、字を読むと筋肉の膜って感じですよね。
しかし筋肉(表層部、深層部の筋肉)だけでは無く、骨や血管、神経や内臓器などの周りも覆い、隔てたり又は連結させたりと身体の構造物を適正な位置に支持しているため、第の骨格とも呼ばれているそうです。
構成物質は「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」「タンパク質」など。
なんかお肌に良さそうなものが揃っていますねw。
まぁ、小難しい話なのでご興味のある方は「筋膜」で検索して下さいね。
で、その筋膜なるものは”偏った動作”や”不良姿勢(姿勢が悪い)を長時間続けたり、”運動のし過ぎ”や”ストレス”、怪我や手術”などで歪みや癒着を起こしてしまうとか?
しかし実際のところは、まだ解明されていないことが多いようです。
その歪みや癒着を手技や器具を使って正常化させるのが「筋膜リリース」と呼ばれているわけです。
残念ながら、わたしは筋膜リリースを習ったこともありませんし、施術を受けたこともありませんので何とも言い難いのですが伝え訊くところによると有効な手技、手段の一つであるようです。
ただ、くれぐれもお間違いなく。
マスコミで取り上げられたり、流行っているからと”何にでも有効”とか”奇跡の◯”では無いので。
有効な手技の一つと云うことです。
また伝え訊くところによると、国内で正しく筋膜リリースを習得された方はそれほど多くはいらっしゃらないようですよ。
ということは筋膜リリースを謳っている方でも多くは「なんちゃって筋膜リリース」の先生ということになりますね。
第一にその筋膜の歪みや癒着が手で感じ取れないと、それを正常化出来ないのでは…ということになりますね。
う~ん、本当にわかるのかなぁ~。
知人の先生は筋膜リリースを習いまして施術に使っているのですが、「実際、筋膜の歪みなどは分からない」とのことでした。
ただそれでもわりと有効に使えるとのことです。
また、手では筋膜の状態が分からなくても、一部の医師が行っている「ハイドロリリース(筋膜リリース)注射」という治療法があります。
エコー(超音波画像)で筋膜の状態を眼で見ながら、生理食塩水の注射を打つことで筋膜の癒着を剥がしたりするとのことです。
実際の効果はどうなんでしょうか?
おそらくその患者さんによってということなんでしょうけど、わたしは興味深いですね。
まぁ、当院にいらっしゃった患者さんが以前このハイドロリリース注射を何回か受けたそうなんですが、その方はあまり効果が分からなかったそうですが。
最後になりますが、セルフ筋膜リリースグッズとして”フォームローラー(トップの写真)などがありますが、筋膜がどうのこうのは別として気持ち良いように使用すれば、普通にマッサージ効果としてよろしいのでは無いでしょうか?
グッズでは筋膜にアプローチしてどうのというのはね~。
無理があるのでは?