ブログ
熱中症と夏バテ対策2
熱中症と夏バテ対策第2弾です。
【冷房】
熱中症予防の為、適切にエアコンを使用しましょう!
といつも言われますね。
なら「電気代安くなるようになんとかしてくれ!」
と、わたしは強く思いますけどね。
こう暑いとエアコン無しなんてムリですよね。
室内はかなり暑さがこもってますので。
ご高齢の方で過去、エアコン生活に馴染が無かった、あまり好きじゃない、それ程暑さを感じない…と言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、十分ご注意頂きたいですね。
高齢になると体温調整機能が弱まりますのであまり暑さを感じにくい場合があります。
その為か自宅内で熱中症で倒れる方が多いですもんね。
しかし、電気代の話は別にして、実際、適切に使うというのは意外と難しいかも?です。
ところで一昔?前には「冷房病」という言葉がけっこう聞かれましたが、いまや死語みたいですね。
といってそのような影響が無くなったかというと決してそんなこともありませんし。
自宅ですと何とか上手く調整も効かせることは出来ても、例えば職場など集団生活の中では個人的にどうにかするのはちょっと無理。
冷え性で寒いのが苦手な方は冷房ガンガンの中で長時間過ごされるのはしんどくなるのでは?
そのような方は大変ですけど、衣服などで調整したり(特にお腹、下半身)、温かい飲み物(白湯など)で対処するしかないでしょうか?
う~ん、難しいですね。
【気象病と冷房】
普通に考えると夏などは血行も良くなる場合が多いので肩こり、腰痛などは弱まりそうですが意外に症状が強まってしまう方もいらっしゃいます。
気象病、冷えのぼせ、暑がりの寒がりといったような傾向の方などでしょうか。
一つは高温で多湿の気候が自律神経のバランスが乱しやすいことですね。
暑ければ暑い程、影響を受けやすくなります。
もう一つは冷房(室内)と外気温の寒暖差です。
冷えた職場から勤務を終えて帰宅の為、外へ出たら今度は外気の暑さで身体がだるくなったとか外出(暑さ)と職場(冷房)の出入りが頻繁で身体がしんどくなった、そのような方もいらっしゃるのでは?
この様な場合、寒暖差で自律神経のバランスが乱れたということですね。
でも「自分は寒がりでも無いし、特別冷え性でも無いし、冷房好きだし…」という方でも、特に暑さと冷房の中の出入りなどが多い方などは無自覚でも影響を受けている場合がありますよ。
これらは気象病と同じような症状に悩まされる場合があります。
倦怠感、頚肩こり、腰痛、めまい、頭痛、食欲不振…などの不調が起きる可能性があります。
ちなみにエアコンでは無く、扇風機では?
というと近距離で長時間、扇風機の風に当たっていても何らかの不調が起きる方もいらっしゃいますね。
対策としては少し距離を離したり一旦、扇風機を止めるなり席を離れたりしてから再度扇風機に当たるなどでしょうか。
いずれにしてもこれらの症状が起きるような方は自宅に帰ったら湯舟で気持ち良く感じる湯温で5~10分位半身浴をしてみてはいかがでしょうか。
出来ればその後”温冷浴”が出来ればなお良いですね。
まずは湯舟に浸かり温まってから、湯舟から出てシャワーで水を浴びるのを各2~3回位は最低行うと。
水の温度は気持ち良く無理なく出来る範囲で30秒~1分位浴びる。
いきなり体幹に水を掛けるのでは無く、手や腕、足脚から始めて下さい。
体幹に掛けるのが嫌だと感じる場合は暫くは腕や脚だけに限定して慣らしていくのがよろしいかと。
温冷浴は血行の改善や自律神経の調整に役に立ちますよ。
最後になりますが、日光でもエアコンや扇風機の風でも後頭部~頚の辺りには長時間当てるのは避けましょう。
身体の前側はわりと人間強く出来ているのですが、後頭部周辺は大変弱いので影響が出やすくなってしまいます。
要注意です。
それと夏の疲労は大概の方が影響を受けます。
症状が出るか出ないか、感じるか感じないか…だけの違いです。
皆さま、無事に過ごされ夏を楽しめますことを願っております。
熱中症と夏バテ対策1
梅雨明け前から暑い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
既に熱中症で搬送されるなどニュースでは報道されていますが、毎年恒例になっているようですね。
当ブログでは熱中症や夏バテ対策は初夏の5月位からと申しております。
夏になってからの熱中症対策に関しては、皆さんも色々とご存じのことでしょう。
今更ながらですが、当ブログでも熱中症、夏バテ対策を書いてみます。
昨年も夏の健康シリーズを書きましたのでおさらい的になってしまいますがご容赦下さい。
前回、”水分摂取”の記事では水分=水か白湯とし、清涼飲料水などの他の水分は嗜好品ととらえましょうと書きました。
これは通常時の水分補給ということです。
【脱水対策】
これらは通常では無く、大量の汗をかいている時や既に脱水気味の場合ですが、これらのような場合、水などでは無く吸収しやすく飲み口が良い経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンク(ポカリスエットなど)をお勧めします。
特に塩分が多い経口補水液の方がよろしいですね。
スポーツドリンク系は糖分の方が高くなっていますので。
暑い時の脱水対策だけで無く、発熱時やお酒を吞んだ後にも良いですよ。
どちらも脱水傾向になりますので。
ただし経口補水液やスポーツドリンクなどは「普段飲み」には適しておりません。
ちょっと喉が渇いた、何か飲みたい…そのような時は避けましょう。
あくまでも脱水傾向の時の為のものですから、念の為。
あと、喉も渇いてるし、冷たくてのど越し良いから、ついグビグビと一気飲みになりやすいと思いますけど、それだと飲んだあとだるくなるかも知れませんし吸収の面からも出来れば少しずつ何回にも分けて飲むことをお勧めです。
これが本当の脱水の場合だとペットボトルのキャップに注いで、1本を1時間位掛けて飲むやり方になってしまうんですよ。
通常時に水や白湯などを飲まれるときに1日に1~2回位、市販の「にがり」を入れて、”にがり水”を飲まれることはお勧めです。
塩分やミネラル補給によろしければ、ぜひ。
(病気で塩分制限を受けている方を除く)
【食事】
暑さで食欲が余り無い…そんな方もいらっしゃるでしょう?
「食べなければ身体に悪い、もっとばててしまう」なんてあまり心配されない方がよろしいですよ。
それ自体ストレス、強迫観念になってはどうしようもありません。
無理は禁物です。
糖質制限推進派の方には叱られてしまいそうですが、嫌いでなければもりそば、ソーメン、冷や麦などでもよろしいかと(小麦アレルギーの方を除く)。
それに+して納豆1パックとゆで卵1~2個位召し上がれたら尚良いかと思います。
夏に焼肉と生ビールなど、美味しそうですよね。
中には元気を付けようと頑張って食べる…なんて方もいらっしゃるかも知れませんが?
まぁ、これらはたまの楽しみ程度に抑えておいた方がよろしいかと。
大概の方は夏は消化機能が弱りやすいですし、元々胃腸が元気で無い方は尚更ですよ。
「脂、油」と「冷たいもの」はどちらも胃腸を疲れさせますのでこれらに片寄ったり、取り過ぎは余計に夏バテしやすくなります。
時々、調整の為あるいは胃腸に疲れを感じたら飲食料は控えめ、あっさり、少し暖め気味のものを摂っては如何でしょうか?
夏の疲労はその時だけで無く、秋~冬の体調にも影響しやすくなりますので。
【補足】
水分補給はあくまで脱水対策です。
熱中症で気分が悪くなった場合、身体を冷やす必要があります。
水を浴びたり、氷嚢やアイスノンなどで頚の脇(頸動脈の辺り)や脇の下や鼠径部などを冷やすのも有効です。
~第2弾に続きます~
水分摂取
1日に1,5ℓは水分補給しましょう!
とよく言われたりしますが、実は簡単な水分摂取量の計算式がありまして。
【体重(Kg)×年齢別必要量(ml)=1日の必要水分摂取量】
「年齢別必要量」
*30才未満:40ml *30才~55才:35ml *56才以上:30ml
「計算例」
60Kg×35ml(30才~55才)=2.1ℓ(1日の必要水分摂取量)
となります。
まぁ、これはあくまで目安なので当然個人差があります。
労働環境や生活環境の影響もあれば、夏のように高温で発汗量の多い時もあれば、気温は高く無くても乾燥する季節やエアコンなどの空調の使用により乾燥しやすくもなりますのでケースバイケースで判断して下さい。
それと水分と言いますと、水も清涼飲料水もお酒、コーヒー、お茶、牛乳など全て含んでしまいますが基本的には水分=水か白湯と考えて下さい。
それ以外のものは嗜好品ですので楽しみとして適度に飲みましょう。
お酒類やカフェインの含まれている飲料は利尿作用もあるので飲んだあとは水分を補った方が良いですね。
あとご存じの方も多いと思われますが、ゴクゴクと一気に飲まずにちょっとずつ飲んで下さい、その方が吸収しやすくなりますよ。
しかし水は平均的に皆さん飲むのが少ない気がしますが好きな嗜好品はついつい習慣性がありますし、飲む量がちょっと多くなってしまう気がしますが…。
要注意ですね。
気象病~天気痛
気象病や天気痛という言葉はご存じでしょうか?
昔から天気の変わり目になると神経痛が痛む、古傷が痛む、リウマチが痛む…などの話がありました。
昨今はこのような事を「気象病」や「天気痛」と呼ばれています。
もちろん正式な疾患名ではありません。
これらは耳の奥にある内耳という場所が気温、気圧、湿度などの変動を感知する訳ですがはっきりとした原因は不明ですが過敏になっている方がおり、内耳の前庭神経を刺激し、それが自律神経の働きを乱すためにおこる状態なのではないかと云われています。
乗り物酔いしやすい、高地や飛行機などに乗って気圧の変化によって耳が詰まる、痛む、夏はのぼせやすく冬は冷える、頚の具合を悪くしたことがある、慢性の肩こり、貧血、更年期など…これらの方は比較すると気象病になりやすい傾向がみられるようです。
時期的には3~6月の春先から梅雨時と10~11月位の季節の変わり目が症状が強まる傾向が多いようです。
また症状の強まるタイミングも大きな変動の時に感じる方もいらっしゃれば、僅かな変化の時に感じるような方もいらっしゃるようです。
後者のタイプの方で中には自身の居住地からかなり遠方の場所の気圧の変化を感じ取ってしまうような方もいらっしゃるとのこと。
【症状】
頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、嘔吐、倦怠感、肩凝り、腰痛、関節痛、怪我の後遺症、気分の落ち込み、意欲低下、イライラ…など。
普段から頭痛や肩こり、関節痛、怪我の後遺症、腰痛などがある方は痛みが強まることがあり、めまいや耳鳴り、吐き気などは突然起きる場合があるとのことです。
【気象病と思われる方の対応策】
天候自体をどうにかすることは出来ませんのでご自身で普段からの対応を検討しましょう。
★特にめまい、吐き気などが起こりやすいタイプの方は市販の乗り物酔い止めの薬を症状が起こりそうな気配があったら服用しておくのも手です。
ただし副作用として眠気をもたらしたり、服用する頻度が多いと段々と効果は無くなって来ます。
★気象病(天気痛)の症状が現れそうな時、発症中などは睡眠時間は出来れば7~8時間を目安に。
もちろんこのように自律神経の乱れやすい方は普段も睡眠時間の確保は大事ですね。
★梅雨の時期など気温は高いで冷たい飲み物が飲む機会が増えるかもしれませんが、出来れば白湯を1日3~4杯位(約コップ1杯分の量)摂取してみてはいかがでしょう。
冷たい飲料の飲みすぎにはご注意を。
塩分制限の必要の無い方は梅干しを1日に1~2個、または市販の”にがり”を白湯や水に入れ、にがり水の飲用をお勧めです。
特に高温多湿の時期は消化器系が弱りやすいので食べ過ぎや油っこい食べ物などは控えめにした方が無難ですね。
★軽めの運動や気持ち良く感じる温度で10~15分位の入浴で血行促進、軽い発汗を促しましょう。
お嫌いでなければ、スーパー銭湯などを利用されるのも良いかも知れませんね。
尚、片頭痛の発作の時や入浴や運動が負担に感じる時は避けて下さい。
このような場合、バケツや湯船に少し熱めのお湯を入れて膝から下を浸ける脚湯がお勧めです。
もちろん服は来たままでOK。
5~6分位が目安です。
★耳のマッサージ
自律神経の調整や耳鳴り、めまいなどの方にお勧めです。
左右両方の耳を(片方づつでも、両方一緒でもOK)耳たぶを軽くマッサージ、耳たぶをつまんで上下左右に軽く引っ張るなど。
気持ち良い程度に3分位、1日に3回位行って下さい。
★手指や足指の指と指の間にある水かき部分のマッサージ
やはり自律神経の調整や血行促進にお勧めです。
出来ましたら全部の手指の間の水かきと足の指の間の水かき(左右)を軽く~せいぜい痛気持ち良い程度に片手、片足各3分位(全部行うと12分位になります)、両手両足一遍にやらなくても両手だけ、足だけに分けてやって頂いても大丈夫です。
1日最低1~2回は暇な時にでも行って下さい。
最後になりますが、もちろんこれらの症状が気になる時は自身で気象病(あるいは自律神経)かも?と決めつけずに然るべき医療機関を受診して下さい。
しっかりと判別は必要です。
現代医学的にこれといった原因や疾患が無いような場合、わたしどものような施術や東洋医学的施術(漢方や鍼灸など)が適応になる場合があります。
ぜひご相談下さい。
しかしこのように気象の影響を受けるということは、結局は人間も自然界の一部ということでしょうね。
カビは強敵
暑くてジメジメした天候のこの時期、カビが発生しやすいですね。
水回りや家具の裏側、畳にもいつの間にかカビてたり。
天気の良い日などは十分な換気、またこまめな掃除が必要なようです。
またこれからエアコンを使うことが増えて来ると思いますが、お掃除はいかがですか?
ご自分でもフィルターや吹き出し口(風向きルーバー)の掃除は1~2か月に1回位は行った方が良さそうです。
出来ればエアコン内部の掃除はエアコン清掃業者さんに早めに依頼した方が良いですよ。
繁忙期になりますので中々、予約が取れなくなる可能性がありますので。
内部の掃除はやはり素人には困難でプロの手を借り、年1回位行った方が良さそうです。
カビやホコリが付いたままエアコンを使用していると、臭いだけでなくカビを周囲にまき散らすので新たなカビの発生を促したり、何といっても健康被害の起きるリスクもありますので。
カビの影響でアレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎、気管支喘息などのリスクが高まるとのことです。
また、あまり聞きなれない疾患名ですが夏型過敏性肺炎を引き起こす要因にもなりかねないとのこと。
夏型過敏性肺炎とはカビによるアレルギー反応により引き起こされる疾患で毎年、夏頃になると咳を繰り返すなど慢性化すると肺の機能低下を引き起し、重篤化すると呼吸不全を起こし厄介な事になるようです。
夏型と疾患名にある通り、夏場のエアコンをしている時期に起こりやすく秋になって来ると咳も治まる傾向が見られ、夏風邪と誤診されるケースも多いとか。
長引く咳や微熱などが目立った症状で、自宅では咳が出やすいものの、他の場所に移動すると治まりやすいのも特徴的とのことです。
このようにカビは油断出来ないですね。
エアコンといえば自宅だけでなく、車に乗られる方はカーエアコンにもご注意を。
久しぶりにエアコンを始動させるとカビ臭などすることがありませんか?
室内以上に狭い車内で顔にも直接あたる可能性が高いカーエアコンですから早めの対策をどうぞ。
冷房やヒーターを使い始める前に市販のカビ消臭洗浄剤をたっぷりと使いましょう。
吹き出し口に噴射するタイプの洗浄剤は説明書きにはワンプッシュでOKみたいに記載されている商品もありますが、それでは足らず相当量使用しないとあまり効果が無いのでは無いかと個人的には思います。
あと年1回位の割合でエアコンフィルターの交換を整備工場、カーショップ、ディーラーなどに依頼しましょう。
市販の洗浄剤で効果が薄ければ、「エバポレーター」の洗浄を上記に依頼するのをお勧めします。
カビ、強敵ですね!